SCP-1195-JP
評価: +230+x

アイテム番号: SCP-1195-JP

オブジェクトクラス: Euclid Safe

特別収容プロトコル: SCP-1195-JPが存在するアパートは財団によって買収、管理されています。SCP-1195-JPは201号室内部に設置された監視カメラによって常時監視されます。

説明: SCP-1195-JPは東京都███区に位置するアパートの201号室内部に存在する、身長約155cmの女性に見える人型実体です。SCP-1195-JPは常に伏臥位1の姿勢を取って天井に貼り付いており、不規則なタイミングで呻き声を発します。収容以来SCP-1195-JPの目立った活動は観測されておらず、コミュニケーションの試みに対しても一切の反応を示していません。SCP-1195-JPを現在の場所から移動させる試みは全て失敗しています。

Dクラス職員による実験2中、およそ半数の被験者が多大な恐怖や不安感を訴えました。その大半はSCP-1195-JPの外見と呻き声に起因する正常な反応でしたが、少数の被験者3はSCP-1195-JPを視認した瞬間から201号室を退出するまで恐慌状態が継続しました。該当する被験者はいずれもMARS4の数値が3以下であった事から、SCP-1195-JPは自身を直接視認した人間に低脅威度の認識災害を引き起こす性質を持つと考えられています。財団エージェントが通常摂取する異常な精神作用に対する予防措置は、この性質の影響を完全に抑制する事が可能です。

2002/07/27、警察内部に潜入していたエージェントによってSCP-1195-JPの存在が財団に通知されました。201号室からはSCP-1195-JPの他に、頭部、左足首、性器が欠損しており、複数箇所に刺し傷があった男性の遺体5と解読不能な記号が血液によって記された複数の紙片が発見されました。調査の結果、遺体の身元は当時201号室の住人だった大和 ██氏の知人である高田 ██氏と特定されました。

発見当初のSCP-1195-JPは暫定的に有自我-敵対的人型異常実体として分類されており、安全な収容を行う為の複数の試験が実施されました。現在、この分類は撤回されています。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。