SCP-1200-RU
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アイテム番号: SCP-1200-RU

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1200-RUは生物研究サイト23の標準的ヒューマノイド収容セルに収容されます。日中(SCP-1200-1の物質化中)のオブジェクトへの接触は固く禁じられており、収容室への食料の供給は遠隔操作によって行われます。配給食料には30%以上、40%未満の損傷した食品(カビが生える、腐敗するなどしたもの)を含んでください。夜間(SCP-1200-2の物質化中)にオブジェクトと接触することは許可されています。接触の際には標準バイオ防護スーツを着用してください。

概要: SCP-1200-RUは2つの異常な有機体から構成されます。片方が物質化している間、他方は約50センチ離れたところで半透明の影として確認することができます。SCP-1200-1とSCP-1200-2の物質化、非物質化は12時間おきのサイクルで入れ替わります。

SCP-1200-1は日中に物質化する有機体です。白人男性の相貌を持ち、40歳程度に見えます。SCP-1200-1は四足歩行することを好み、衛生に気を配ることはありません。オブジェクトは知性を持つと推測されています1が、研究者と接触を取ろうとすることはなく、通常人々に対し攻撃的です。SCP-1200-1は、病気への並外れた耐性以外には異常性を示しません。オブジェクトは充分に傷んだ食品以外を摂取しませんが、その事が健康に影響を与えることはありません。

SCP-1200-2は夜間に物質化する有機体であり、体長約1.5メートルのウサギに似た形状をしています。最も幅が広い部分の厚さは約80センチ、最も狭い部分は約30センチです。このオブジェクトは通常地面から1~2.5mの高さに浮遊しています。SCP-1200-2は傷と床ずれのある栗色の毛皮に覆われており、10~30センチの触手状の突起が身体中を覆っています。SCP-1200-2の身体前面には口腔と見られる穴があり、一体化した硬い歯が生えています。オブジェクトは知性を持ち、現代ロシア語を解し、職員に対し協力的です。彼は自身の名前が████████ █████████であり、SCP-1200-1は彼の以前の身体であったと主張しています。(補遺2を参照)

SCP-1200-2は協力的ですが、複数の伝染性の病原菌を持つことから直接の接触は危険を伴います。(完全なリストは文書1200/5を参照してください)

補遺 1: SCP-1200は█████████市郊外のゴミ捨て場で、████年██月██日に発見されました。現地の新聞社には複数回に渡ってゴミ捨て場で夜現れる「悪魔」の情報が報告されており、このことが財団の興味を引きました。現場には機動部隊θ-9 «Spies of Carma»が派遣され、捜索任務に当てられました。「悪魔」の生息していると思われるゴミ捨て場で日中行われた捜索によりSCP-1200-1が発見され、その隣には新聞で描写されていたものに似ている光学現象が見られました(非物質化中のSCP-1200-2)。SCP-1200-1は潜在的SCPオブジェクトとして確保されました。
夜間になるとSCP-1200-1は非物質化し、SCP-1200-2が代わって物質化しました。これによりオブジェクトにはSCP-1200のナンバーが与えられ、生物研究サイト23へ収容されました。

補遺 2:
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