クレジット
タイトル: SCP-1204 - 社交病
翻訳責任者: Raihachi
翻訳年: 2020
原題: SCP-1204 - The Social Disease
著作権者: 匿名(faminepulseの記事を改稿)
作成年: 2019
初訳時参照リビジョン: 10
元記事リンク: ソース
SCP-1204を研究中のメイラード博士
アイテム番号: SCP-1204
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-1204の死亡検体はサイト-77に保管されています。SCP-1204は飼育下あるいは他の生育環境では生存できないため、自然状態で確認された実体はすべて機動財団研究チームによって観察され、機動部隊パイ-1"都会人"によって支援が行われます。倫理委員会のガイドラインでは、関連研究が終了した後、SCP-1204の宿主は安楽死させるべきであると提唱されています。
自治体の行政記録のモニタリングは、SCP-1204検体の所在特定において効果が確認できないため中止されています。
説明: SCP-1204は構成不明の寄生性半実体が宿主としているヒトです。宿主のCTスキャンにより、脳内に大きさおよび箇所が多様化している腫瘍状の塊が発見されました。解剖の結果、この寄生生物は視認不能な存在であり、接触時に発生する電気パルスによってのみ検出可能であることが判明しています。
SCP-1204の拡散は2名のヒト間の口内接触によって発生します。咽頭組織の収縮塊が感染者の口を通して伸長し、非感染者の口腔内へと侵入します。このプロセスには長時間の口腔接触が必要となります。後続の事象については確証的な記録化に十分な研究がほぼなされていませんが、接触後に両方の対象がSCP-1204の保有者になることが確認されています。
SCP-1204の既知の検体はすべて短期労働者またはホームレスであり、SCP-1204に感染する以前に様々な衰弱状態に罹患していたと考えられています。これにより罹患しやすい体質になっていたのか、あるいは当該対象群の一般的な健康状態を反映していたのかについては不明です。
SCP-1204の行動および性格は感染後に顕著に変化します。彼らは次第に過社交的になり、身体的な接触を求めることに大半の時間を費やすようになります。SCP-1204は"強い孤独感"を経験するだけでなく、1人の潜在的な架空のパートナーに関する極端な偶像化を体験します。性的交流は偶発的にしか発生しません。
長期的にSCP-1204を有する対象の身体症状には、持続的な内出血、記憶の改変、鼻腔の後部および脳の腹側部分近辺の小規模ながらも不可避な致命的裂傷が挙げられます。これは移動中に脳組織引っ張られていることを示唆しています。SCP-1204の致死性の要因は未だ確認されていません。身体的分解は寄生生物の物理的な身体的相互作用とは一致しません。死後の検査では海馬が消失しているが判明しています。SCP-1204の対象が、以前の宿主の経験および筋肉の記憶を想起することを示すいくつかの証拠が存在しますが、確証には至っていません。
死期が近づくと、SCP-1204は感染目的でさらなる宿主を探索することを中止し、無人の建造物や地域を発見しようとします。孤立状態に移行すると、SCP-1204は概して洞窟や床下といった狭い空間の内部で死亡します。SCP-1204の遺体は急速に分解されて骨格化します。腐食動物はSCP-1204の遺体を分解しません1。
SCP-1204は、アメリカ合衆国南東部の一部地域、フロリダ州パームハーバーからテネシー州クラークスビルまでの地元紙を調査した財団の検索アルゴリズムによって、「殺人」および「自殺」の異常な報告が検知されたことを受けて発見されました。この一連の事件はSCP-1204が財団によって検出され、回収されるまでの10年間に███名以上の人物が関与していたと考えられます。SCP-1204の起源は、被害者に関する公的記録が不足しているため、未だ判明していません。
補遺: SCP-1204-45に関する記述の日誌が、SCP-1204の精神面における影響を詳述した唯一既知の一人称の一次資料です。当該文書はサイト-77の記録範囲において文書1204-12として目録化されています。原本はトイレットペーパー、厚紙の紙片、聖書のページ等、さまざまな紙面に記載されていました。
今日のセントジョージには見事な看板があった。"Spaceship broken, need parts"2が特に気に入った。でもあなたを見かけたのは看板が落ちてきた時で、そこには無精ひげを生やして汚れていたけれど、整った顔立ちで平然とした顔があった。強烈だった。気前よく、紙巻きタバコをキャンディのように配ってくれた。
前置きとして言わせてもらうけど、私はいつもあなたに近づきすぎることなんて決してできないと思っていた。しばらくの間、そう感じていた。あなたが今どこにいようとも安らかであることを願う。あなたが今とても遠くにいるような気がして…私はどうやって乗り切ればいいのか…
[無関係な情報は編集済]
私の友人のことを怒らないで。彼らのことを欲張りと言うけれど、今夜はあら探しする人が必要かも。苦しくて苦しくてたまらない…。この苦痛を和らげてくれる人が必要なんだ。
なぜあなたは死ななければいけなかった?
ただ、抱き締めている時にもっと近くにいたいって気持ちでいっぱいになるよね?あなたにはこれ以上近づけない。そんな感じ、分からないよ!こんな変なことを口走ってごめん。とてもおかしな気分、私がちょうどしたいように一緒に横になっているかのように、分からないけど、ほんの少しでいいからあなたになりたいって思うような?
ハハ、気味が悪いって思われないといいけれど。愛してる!あなたの香りをまた嗅げるのが待ち遠しい。
キャンプで最初に見かけた男に飛びついた。キスも何もしてない。私は本当にどうかしているよね、グレース?ポールが私がしたことを知ったら嫌だって思うよね。とっても寂しい。ポールを振ろうとしてるのかもしれない。もう何がなんだか分からない。もし私がまだ性病にかかってなければ、多分すぐかかるでしょう。
後で私の家に来て話をしましょう、いい?
歯茎と歯をぶつけて押し付けあた唇の音は何て素晴らしい。[原文ママ]3
くそがくそがくそがだしてみにくいぶたやろうくちびるをひとりじめしたいのばかやろうおまえはしっとしてきらっているからわたしをここにとじこめたなぜならおまえは。かれの。すべてを。ひとりじめしたいから。これはすべておまえのばかげたけいかくのいちぶだったんだまぬけがわたしはびょうきのことさえきにしなかったおまえをほねのかじゅえんにぶちこんでやるわたしをゆうざいにしろわたしをここにぶちこんだのはわたしのはらわたをすてさるためだ。わたしをなかにいれろ。おまえがほしい。わたしはいらない。わたし。は。いらないん。だ、おまえといっしょにいたいってこと。おまえのところに。いけたら。いっしょにいれる。
SCP-1204-45はインタビューのために回収されませんでした。これらの日誌は偵察活動中に機動部隊パイ-1によって廃屋で発見されました。DNAが文書から採取されたものの、現在のところ、いずれのSCP-1204の遺体のものとも一致していません。



