アイテム番号: SCP-1214-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: インターネット上のSCP-1214-JPに関する書き込みは監視され、必要に応じて発信者の特定と記憶処理が行われます。
関連が疑われるPoI番号581992は、割当なしのまま保留されます。
説明: SCP-1214-JPは、不明な高度から吊るされた、地上約5,000mに位置する一般的な白熱電球です。光量は約1,600lm (100W相当)です。約30cmの金属紐が付属しており、引くことで消灯が可能です。
SCP-1214-JPは夜間のみ、特定の不定な都市圏上空に点灯した状態で出現し、夜明けと共に消失します。SCP-1214-JPにこれ以外の動作は確認されていません。
SCP-1214-JPの位置まで人が到達し、人の手で消灯された際、異常性が発揮されます。消灯の瞬間、SCP-1214-JP直下の都市圏は消失し、記録及び記憶から消滅します。歴史は都市が発達しなかった形に改変され、跡地には人工物のない原野が残ります。このプロセスには大規模な過去改変事象が含まれる為、実験は禁止されました。
発見の契機となった過去改変痕研究によると、SCP-1214-JPは実験外では過去に一度、2008年12月に消灯されています。消灯を行った者は過去改変に伴い消滅したと見られ、特定には至りませんでした。
補遺: 2018年12月14日20時頃、SCP-1214-JPは██県山中の無人地帯上空に消灯状態で出現しました。通常付属する金属紐は確認されませんでした。SCP-1214-JPは動作の無いまま滞留し、同日発生していたふたご座流星群の極大の後、消失しました。以降、同様の事象は確認されていません。