SCP-122-JP
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アイテム番号: SCP-122-JP

オブジェクトクラス: Euclid 

特別収容プロトコル: SCP-122-JPの周囲500メートルは封鎖され、カバーストーリー「再開発」が展開されています。周囲には警備員を配置し、民間人の立ち入りを防いでください。SCP-122-JP-1の姿を確認した警備員は即座に財団に報告し、緊急プロトコル、A122-17Aが展開されます。
SCP-122-JPには一日に一人、毎回別のDクラス職員を入店させ食事をさせてください。食事は可能な限り量の少ないものを選ばせ、食事後は速やかに退店させます。対象となったDクラス職員には帰還後Bクラス記憶処置を施します。

説明: SCP-122-JPは特定の繁華街に出現する飲食店です。SCP-122-JP内には不特定数のSCP-122-JP-1が従業員として働いており、いずれもフレンチメイドをモデルとした衣装を着用した10代後半と思われる日本人女性の姿をしています。店内はテーブル席のみで構成されており、注文を受けた場合カウンター奥のキッチンで「調理」が行われます。財団エージェントによる潜入調査の結果、キッチンには冷蔵庫と電子レンジ、いくつかの調味料があるのみで冷蔵庫内も完全に空の状態でした。どのようにして食品や資材の調達を行っているかは不明です。
SCP-122-JPは午前11時から午後23時まで営業しており、営業終了後SCP-122-JP-1の姿はなくなりますが、店舗から対象が出て行く気配は無く、内部に潜入した場合でもSCP-122-JP-1の姿は確認できません。しかし開店時間には再び姿を現します。
また、SCP-122-JPは数日間来店が無い場合、別の場所へ「移転」を行います。これまで観測中に二度の移転が起こっており、財団エージェントによる捜索と調査の結果、現在は日本の東京都██区内での封じ込めが確立されました。

SCP-122-JP-1は時に建造物の外部に出て客引きを行います。客引き行為を受けた人物は男女問わず、非常に高い確率でSCP-122-JP内へと入ります。店内へ誘導された被験者はコーヒーや紅茶、ケチャップなどでデコレーションされたオムレツの様な食品などを提供されます。食事をした被験者は皆一様にそれが非常に美味であると延べ、多くの場合は何度も店に通う様になります。被験者はSCP-122-JPに通い、食事を取る内にだんだんと衰弱し、栄養失調や飢餓などの兆候を見せます。体重は激減し、内臓機能にも支障をきたすに至っても本人は健康であると主張し続け、何も処置をしなければそのまま死に至ります。死亡するまでの期間は個人差が大きく、内臓や脳へのダメージが小さい内に食品の摂取を止めれば多くの場合はその後も生存します。SCP-122-JPの影響はBクラス記憶処置を施す事で治療可能な事が判明しています。

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