アイテム番号: SCP-1224-J
オブジェクトクラス: Thaumiel
特別収容プロトコル: SCP-1224-Jの実例はヒューマノイドによる試験を必要とするサイトの標準人型セルに収容されます。SCP-1224-Jの実例は文書DC-タウ-2016に一致する配給食を与えられます。SCP-1224-J実例を用いたテストはレベル3以上のスタッフに認められます。
説明: SCP-1224-Jは一般に"Dクラス"と呼ばれる、試験に用いられる多数の個体の集団です。SCP-1224-J実例は簡便のためにD-[数字による呼称]と呼ばれます。現在SCP-1224-J実例はヨーロッパ西部、イングランド東部、アイルランド北部、アメリカ合衆国、メキシコ、カリブ海、ニュージーランド、ヴィクトリア州、ニューサウスウェールズ州、パキスタン、インド、日本、バングラデシュ、ネパール、ベトナム、ボリビア、フィリピン、中国、マダガスカル、ユーラシア大陸、カナダ、シベリアなどに生息しています。機動部隊-ΝΕΣ("光線銃")がSCP-1224-J実体の捕獲と運搬に当たっています。
SCP-1224-Jは長期間の保有と、潜在的に危険なオブジェクトの試験に適した気質を持つ個体のおびただしい数により異常であるとみなされました。容易に利用可能な個体数により、SCP-1224-J実例は、研究スタッフが行うにはあまりに危険であるとみなされた実験を行うのに用いられ、消耗用とみなされています。
SCP-1224-Jをカモテストに用いることに関する倫理的懸念が持ち上がりましたが、[編集済]博士を除く倫理委員会には受け入れられるとみなされました。多様なオブジェクトの試験実施におけるSCP-1224-Jの重要性により、[編集済]博士の懸念は無視できるものと考えられました。
試験に加えて、SCP-1224-J実例は毎月末に反乱の防止、機密漏洩の可能性、追加の腿肉のために終了されます。(事件ログQ-ユタ-アルファ-チャーリー-カイロを参照)
この終了はクロウ博士の監督のもとに行われます。
SCP-1224-J実例の終了に関する倫理的正当性のさらなる問題が[編集済]博士によって提起されました。
クロウ博士の覚え書き
諸君。倫理委員会が抱える困難は理解できるが、これはすべての人類の未来であることを認識してほしい。我々はここで現実主義者になる必要がある。我々には試験のためのカモが必要だ。それも大量の。SCP-1224-Jは必要だ。したがって、僕は彼らを非人間的に扱っているという[編集済]博士の懸念を却下することにする。これは正しいことだ。だって彼らはカモだし。
O5-7の覚え書き
[編集済]博士の懸念を完全に理解し、なおかつ共感すらする一方、彼女の倫理委員会における任期を終了しようと考えている。改革への献身は尊いものだが、SCP-1224-Jはこそが我々が今日までオブジェクトを収容してこられた理由なのだ。彼女1の長年の貢献には感謝の念しかないが、異議の性質とD-[編集済]との明らかなつながりを鑑みるに、今は彼女の終了を推奨せねばならない。