SCP-1225
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アイテム番号: SCP-1225

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1225はスタイロフォームの詰め物と一緒に元々の包装に入れられ、サイト37の15m×15m×15mの部屋に隔離されます。 SCP-1225は雨風から保護されたコンクリートの台座の上にある鍵の掛かったステンレス鋼の箱に入れられ、少なくとも180度が空に向かって開放された25m×25mの屋根のない収容エリアに置かれます。

実験時以外は、封がされたり閉じられていない容器のみが収容エリアに入ることを許可されます。これには服のポケットやペンのキャップも含みます。職員は24時間に60分以上収容エリア内にいてはなりません。

説明: SCP-1225は紡錘形をしたガラスのオーナメントです。フックに吊るすための小さな輪が上についています。高木や低木、その他木質の植物に吊るされた時、4メートル以内のあらゆる閉じられた容器内での急速な腐敗と老化のプロセスを開始します。これらの容器の中身は数年が経過したかのような典型的な摩耗の兆候を示します。

織物、衣類、詰め物をしたプラシ天の物品は色褪せたり擦り切れ、しばしば縫い目の裂けや留め具の破損を伴います。固体金属、プラスチック、ガラスは欠けや割れ、ひっかき傷、酸熱傷に似た重度の腐食を示します。電子機器はハードウェア、ソフトウェア共に、使い始めて数分以内に致命的なシャットダウンを引き起こすという問題を示します。食物は腐敗したりカビが生えます。生き物は死亡することはありませんが、年齢および継続した栄養不良・ネグレクト・虐待に矛盾しない健康問題を示します。

これらの劣化のプロセスは急速で、影響を受けた物体は最初の24時間の曝露でおよそ1年に相当する劣化をします。しかし劣化の率は時間が経つにつれてゆるやかになり、3週間で10年相当の劣化という最小値に漸近的に近づきます。

補遺1225-D: SCP-1225の収容前の状況に関する研究およびSCP-1225への長期間の曝露による劣化効果を観察する実験は、SCP-1225には2つ目の効果があることを示します。24時間に4時間以上SCP-1225から10~12メートル内にいた全ての者は攻撃性・怒り・興奮性の増大、忍耐力・欲求不満耐性の減少、過食・アルコールの摂取・いびき・不快な体臭のようなネガティブであったり厄介な個人的習慣の誇張を示します。影響を受けた個人がSCP-1225の範囲内から出てしまえばこの影響は持続せず、8日間にわたって徐々に薄れていきます。この憎悪因子の増大は、典型的には高レベルな対人関係の軋轢を生み、一般に言語的あるいは肉体的な激しい闘争として表れます。SCP-1225に影響を受けたもう一人以上の人物が互いに接触したとき、この影響はより激しくなり、より速くエスカレートします。27.5%のケースでは深刻な負傷や死といった結果に終わります。

補遺1225-H: サイト-37における統計学的に異常な量の機器故障、構造の崩壊、行政処分を要する対人関係の軋轢のために、SCP-1225についてのより綿密な研究が行われました。現在有力な説は、SCP-1225は植物の上に配置されていない場合であっても働き続けるものの、とても遅く強度も弱いというものです。それを収容する囲まれた構造物や建造物をその支配下にある容器と見なし、影響を与えると思われます。収容している構造物に屋根や格子、その他の頭上の覆いを含むか否かは、SCP-1225が構造に影響するかどうかによって決定されます。SCP-1225によって発生する機材不調への対処能力の低さから、SCP-784由来のDクラス職員の利用は検討中の段階です。効果の詳細の解明には継続的な研究が必要とされます。収容手順は更新されました。

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