アイテム番号: SCP-124-JP-J
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-124-JP-Jの収容違反が発見された場合、該当サイトに機動部隊ゑ-1("メアリーとスー")を派遣してください。機動部隊は該当サイトにてSCP-124-JP-JまたはSCP-124-JP-Jのコピーを発見し、速やかに処分してください。また、収容後は機動部隊を含めた関係職員全てにクラスB記憶処理を施してください。
説明: SCP-124-JP-Jは21項目のチェックリストが記述された、A4サイズの普通紙です。項目の内容に変化はありませんが、点数は各収容違反毎に異なる場合があります。1チェックリストを視認することで、Dクラス以外の財団職員はミーム的認識災害に感染します。SCP-124-JP-Jにはこれ以外の特異性が確認されていません。SCP-124-JP-Jのコピーも同様の性質を持ちますが、Dクラス職員の読み上げを書き起こした文章には感染性がありませんでした。以下の文章は読み上げを元にしたチェックリストの内容と類推されるものです。
チェックリストは主観的な表現が使われているため、同一職員を対象とした採点結果が採点者によって異なる場合があります。SCP-124-JP-Jに曝露した職員は必ず自己採点を行います。採点結果により職員の行動は2通りに分かれますが、他の職員に対しても採点を行うことは共通しています。自己採点24点以下の職員は点数の低さが職員としての優秀さであり、25点以上の職員は解雇すべきだと考えます。自己採点25点以上の職員は点数の高さが職員としての優秀さであり、24点以下の職員は解雇すべきだと考えます。両者とも排除行動として人事部及びサイト管理者への嘆願、激しい口論、[データ削除済]を行います。
SCP-124-JP-Jはサイト-81██からO5-█に向けて全職員の解雇が要請されたことで発見されました。機動部隊によるサイト-81██の制圧後、人事部の書類から最初のSCP-124-JP-Jが収容されました。サイト-81██全職員は問題なく記憶処理されました。
SCP-124-JP-Jは不定期に財団で収容違反を起こすため、要注意団体に対する財団への妨害行動の一環の可能性が指摘されています。また、SCP-124-JP-Jの性質に影響され、"財団職員としてふさわしくない"という理由によって職員を解雇する行為は現在禁じられています。あなた自身であってもですよ!