アイテム番号: SCP-127
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-127は通常の同型の銃器よりも危険であるとは考えられません。しかしながらその例外的な特性のため、本品を使用しない場合はカルシウムとタンパク質が豊富な水の中に浮かせたうえ、武器ロッカー7-Cで保管することになっています。この時、SCP-127に割り当てられた調査チームだけが、それに接触するための許可を与えられます。
説明: SCP-127は、一見したところごく標準的なMP5K短機関銃に見えます。試験の結果、この銃器は金属製の外殻を除く全てが有機体であり、生きていることが明らかになりました。本品の弾丸は、当初人間のそれに似た生物の歯であると思われました。しかしながら、「弾丸」のDNA鑑定結果は、地球上のどの種とも合致しませんでした。
SCP-127の機能調節はセミオートとフルオートの2つです(セレクターを切り替える際、低い呻き声が聞こえます)。撃ち尽くすことで「マガジン」(装弾数は正確に60発)を空にすると、新たな弾丸が再生長しきるまでに3~5日を要します。マガジンは本体にしっかりと密着しており、取り外そうとする試みは失敗に終わりました。
SCP-127に繁殖が可能であるようには見えず(スキャンでは明らかな生殖器は発見できませんでした)、水とカルシウムおよびタンパク質のほかは何も栄養物を必要としません。
SCP-127は、元々ジェームズ・█████████████氏の家に存在しました。█████████████氏は1991年11月17日夜に心臓発作で死亡していたところを発見されました。█████████████氏についての検死報告書によると、彼が死亡したのは11月8日の朝頃でしたが、1週間以上後まで誰にも気付かれませんでした。彼の死に不審な事情はなかったため、ATF1とFBIは彼の膨大な銃器コレクションを回収したと発表しました。SCP-127はその調査および目録作成の間に発見され、SCPエージェントによって速やかに回収されました。
補遺: 199█年██月█日、本品はSafeクラスに再分類されました。