SCP-1270
評価: +5+x

アイテム番号: SCP-1270

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1270を含む建物はフロント企業経由で財団が購入しており、占有者がいない状態を保ちます。監視および承認が下りた実験以外の目的では、建物への全アクセスが禁止されています。

SCP-1270-1と交戦する警備職員は、フレアや焼夷弾を使用してはいけません。

SCP-1270-1の血液、あるいはその他の体液で衣類が汚れた職員は、現地での分析が完了または中止されるまでは、SCP-1270の外に繋がる階段には戻らないでください。

説明: SCP-1270は[編集済]市外にある[編集済]工業団地の、3階建てオフィスビルの最上階に局在する現象です。最上階へのあらゆる侵入行為1は、その階の何処かに、散弾銃で武装した成人男性のような実体(以下SCP-1270-1)の顕現を引き起こします。

顕現すると2SCP-1270-1は侵入者に向けて発砲し、最上階の部屋と廊下を追い回します。これは全侵入者が殺害されるか、致命的に負傷するか、あるいはSCP-1270-1の”縄張り”3から追い出されるまで続きます。SCP-1270-1が殺害されると、その死体は瞬時に消失し、別なSCP-1270-1実体が最上階のどこか他の場所に顕現します。

SCP-1270-1は、最上階にあるSCP-1270の境界を離れることはありません。もし捕獲され武装解除されたSCP-1270-1が主廊下と階段の間にある敷居を超えて輸送された場合、その実体は瞬時に消失し、最上階の別の場所に新たなSCP-1270-1が顕現します。SCP-1270-1の全体的な消失(および直後の再顕現)は、SCP-1270-1の組織または布地のサンプルが敷居を超えて階段に運ばれた、あるいは開いた窓の外に出た場合も発生します。この効果を誘発するのに必要な最小のサンプルサイズは不明ですが、ミリリットル未満の血液が撥ねた跡でも効果発生が確認されています。そのため、サンプルの法医学分析は現場で行う必要性があります。SCP-1270-1の弾丸も同様に、SCP-1270の境界を出ると消失しますが、こちらはSCP-1270-1の全体的消失を引き起こしません。

SCP-1270-1の正体を特定するための特徴分析は確定的なものではありません。顔の特徴はユタ州[編集済]の住人である[編集済]のものと判明しています(浮浪罪・公共の場での酩酊・万引きによる数回の逮捕で顔が記録に残っています)。指紋はニューファンドランド島[編集済]の住人である[編集済]のものと判明しています(公共の場での酩酊と公然猥褻による数回の逮捕で顔が記録に残っています)。DNAは様々な性犯罪により現在ニューサウスウェールズ州で無期懲役に服している[編集済]と一致します。歯は極めて進行した崩壊状態にあり、財団の法医学歯科医は、歯科関係の記録から識別するのは不可能と宣言しました。散弾銃はモスバーグ590ですが、モスバーグ590A1を示すシリアル番号を持ちます。

捕獲後の尋問に対し、SCP-1270-1は英語・広東語・アラビア語・ベンガル語・ポルトガル語・ハンガリー語・オランダ語などの様々な言語で暴言および冒涜の言葉を絶え間なく喚くことで応じています。

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