SCP-1276
評価: +6+x

アイテム番号: SCP-1276

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1276は政府公認の考古学発掘チームを装った、完全な研究員や警備員と共に現場で収容されます。エリアに接近しようとする全ての無関係な個人に対しては拘束や尋問を行い、その後記憶処理を施すか、サイト警備員の裁量で終了する必要があります。

遅くとも活性化イベントの1時間前には全人員が壇上から退避し、活性化が確認されてから少なくとも30分間は無人の状態を保たなければなりません。活性化実験は最低2人のレベル4上級研究員からの事前承認を得た場合に限り、Dクラス被験者のみを用いて行う事が可能です。

説明: SCP-1276は[編集済]の[編集済]川流域の僻地に位置する、マヤの建築様式と推定される階段ピラミッドであり、高さ31m・幅68mを持ち竣工からおよそ2700年が経過しています。構造には深く碑文が刻みつけられており、天文学と占星術に用いられてきたものと考えられています。SCP-1276の異常特性は、ピラミッド頂上にある3.1m四方の未知の組成の金属板上の高台を中心としています。ピラミッドの他の部分とは異なり、この壇は劣化の兆候を示さず、また古代マヤの象形文字や神話上の人物及び外周部でその人物らに跪く人々の絵図が深く刻まれています。

日の出と共に金星が昇る度にSCP-1276の頂上の壇が一瞬だけ青く発光し、その後正確に金星が地平線の上に現れる瞬間、壇上にいる全ての生きた人間は即座に未知の手段を介して上方向に大気中へ向けて射出され、およそ0.01c1にまで加速させられます。地上と衛星の観測所が追跡・確認しているその対象は全て金星の方角へ射出されており、また外部からの介入が無ければ、地球と金星間の相対距離に応じて射出から3~24時間後に金星の大気圏へ突入しています。

地球の大気圏を離れる時、対象が如何にして大気による加熱に影響されていないように見えているのかは現在不明です。それでも保護されていない対象は全て、急加速や最終的な窒息の何れかが原因で死亡しているものと推測されます。射出プロセスでの生存のみならず、惑星間通信もが可能な携帯電子機器のパッケージの開発が進行中です。

SCP-1276は██/█/█にメキシコの考古学者チームによって発見され、偶然の活性化によって3人のチームメンバーが死亡、その後財団の注意を惹きました。生き残った考古学者らは対応に当たった財団収容チームに拘束されました。

補遺1276-001: 壇上の碑文の部分翻訳

[判読不能]提案[判読不能]空の[判読不能]の[判読不能]が[いつかは?]戻ってくるやも知れぬこの勝利の[日?][判読不能]

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。