アイテム番号: SCP-1280-RU
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-1280-RUは、サイト7のSafeクラスオブジェクト保管エリアに収容されています。手術のためにこのオブジェクトを使用することは、サイト7の医療班長の許可を得た上で、セキュリティクリアランスレベル2以上の医療スタッフのみに許可されます。この場合、中枢神経を操作するためにオブジェクトを使用することは硬く禁じられています。
説明: SCP-1280-RUは、一見金と似ている金色の金属製の26.5cmの外科用メスです。使用されている金属は、化学組成においては従来の医療用鋼50H14MFと変わりはありません。オブジェクトの持ち手の左側に、"Ultima ratio"1と彫刻されています。
インシデント1280l/mとそれに続く実験によって判明したとおり、オブジェクトの異常な特性は、人体の器官をオブジェクトによって除去した場合、他のいくつかの器官が比較的短期間(数分~数週間の間に)にかなりの変化を起こすことです。手術中に他の(異常特性を持たない)医療器具および機器を使用しても、この効果の発現には影響しません。 唯一必要なことは、オブジェクトを使用して組織を直接切除することのみです。
オブジェクトの能力の限界は正確には測定できていませんが、身体の再生能力、身体能力、および他の能力の改善のためには使用できないという十分な根拠があります。同時に、オブジェクトは基本的な生物学的に必要なもの(栄養、呼吸、知覚、移動、物体の操作など)のために最低限必要な生物の機能、能力を回復させることができます。基本的に身体の対応する系を、本質的に似たような「類似体」で置き換えることによって修復が行われることが多いものの、ヒトまたは他の霊長類では観察されませんでした。さらに、被験者への曝露の結果として、ヒトCNSに関する実験によって判明したように、被験者は現代科学では信頼できるデータを有さないものを含む、固有ではあるが使用されない、および/または退化した機能さえも回復させるように見えます。
また、死体を使用した場合はオブジェクトの効果は現れないことに留意してください。また、被験者が生命活動に矛盾する他の傷害を有していなければ、手術中に生ずる臨床的死の状態(重要な器官の除去の結果も含む)は、記載された効果によって被験者によりうまく克服されます。