SCP-1294-J
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SCP-1294-J

アイテム番号: SCP-1294-J

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 実験中でない場合、SCP-1294-Jは異常アイテムロッカーに保管します。中身の流出を防ぐため、シアン色に塗装および鉛-テレキル-酸化鉄の合金で補強したオーク材の固定具をオブジェクトに取り付けています。

最低でも4名のレベル2保安職員と2名のレベル3保安職員が保管室を警備し、盗難を防止します。1日に1度、Dクラス職員1名 (現在はD-41562) に終了および/もしくはシャワーを利用する権利の剥奪という罰則を与えると脅しをかけた上で、SCP-1294-Jでアールグレイを準備させ、飲用させます。SCP-1294-Jは単に放置しても収容違反の恐れはありませんが、演出効果のためオブジェクトクラスがEuclidに更新されています。

説明: SCP-1294-Jは薄緑色のプラスチック製じょうろ です に見えます (補遺1294-J-2参照)。注ぎ口から撒く際は無尽蔵に水を出すことができ、天辺の開口部から注ぐ際は無尽蔵に液体を入れることができます。損傷に耐性があり、破壊の試み (文書1294-08、終了試験を参照) は全て失敗に終わるか、電子機器に短絡を引き起こす結果となっています。職員の報告によれば、SCP-1294-Jから飲む液体は "湿って" いて "水のような" 味がします。

SCP-1294-Jは19██年、[編集済] を███件引き起こす結果となった [関連データ削除済] を経て、ラルフ・グリーン (PoI-1111に指定) が製作しました。多数の犠牲者を出したのち、当オブジェクトはサイト-01に成功裏に収容されました。サイトに水を供給でき、汚染水の支給や干ばつの危険性を減らせることから、当アノマリー用に "グリーンサイト・ステータス" の例外が設けられました。ただし、Aクラス職員がアノマリーに接触するのは禁止されているため、通常の水源から水を代用しています。

補遺1294-J-1: 回収ログ

前書: 機動部隊ベータ-14 ("O5-7のアンティーク・ロードショー・コレクターズ") が発見地点からSCP-1294-Jを回収するよう任命されていました。

<ログ開始>

アルファ: チェック? チェック? もしもし、こちらアルファ、MTF -B-14指揮官、エージェント・フランク・アーネストが報告中。我々はSCP-1294-Jのもとへ向かい、取得する任務を課せられた。準備万端、すぐにでも配置に就ける。各自、コールサインを!

ベータ: こちらベータ、報告中。

デルタ: こちらデルタ。準備は整っている、私は……

アルファ: 待てデルタ、順番どおりにしよう。最初から行くぞ。俺はアルファ、指揮官、エージェント・フランク・アーネスト。

ベータ: こちらベータ、ダニエル・リー。

ガンマ: ガンマ、すぐにでも配置に就けます、サー。

デルタ: 再びデルタ、準備万端ですぐにでも出発可能!

イプシロン: こちらイプシロン、準備万端。

アルファ: よし、全員揃っているようだな。配置に就け。

機動部隊が建物に接近する。

アルファ: 我々は建物に接近している。これから突入する、3、2、1……

機動部隊が建物に進入し、何事もなくSCP-1294-Jを回収する。メンバーがヘリコプターに引き上げられる。

ベータ: よくやったよ皆、お疲れ様。

<ログ終了>

補遺1294-J-2: インタビューログ

対象: PoI-1111、本名ラルフ・グリーン
インタビュー: サラ・パーソン研究員

場所: サイト-██、███番尋問室
日付: ████/██/██ ██:██:██
対象が朝食を取ってから経過した時間: ██時間

<ログ開始>

パーソン研究員: こんにちは、グリーンさん。今日のご気分はいかがですか?

PoI-1111が笑う。

PoI-1111: やっと存在を認めてもらえたよ。どうぞ、座って。

パーソン研究員: もう席に着いています。

PoI-1111: とても素晴らしいね。晴れ晴れとした日を送っているかい? ここのところは異常気象が続いているね。

パーソン研究員: どうしてSCP-1294-Jを作ったので?

PoI-1111: SC — 何だって?

パーソン研究員: あのじょうろのことです。

PoI-1111: ならじょうろと呼んだらどうだ?

パーソン研究員: それは曖昧さをはらんでいます。製作経緯について教えてください。

PoI-1111: いいだろう。遠い昔、私は早急に必要としていたのだよ。早急にね。

パーソン研究員: どういう必要が?

PoI-1111: それは暗い嵐の夜のこと、暗いロール雲が頭上に広がり、時おり天空を揺るがすような眩い稲妻が落ちてきていたときのことだった。2度目の大洪水を引き起こすかのような雨が降っていた。

パーソン研究員: なるほど、傘が必要だったと。

PoI-1111: いかにも。

パーソン研究員: SCP-1294-Jは傘じゃないでしょう。

PoI-1111: ああ! まあ傘には見えないな。

パーソン研究員: ではアレは傘なので?

PoI-1111: 適切に使えばそうなるね。

パーソン研究員: 説明していただけますか?

PoI-1111が笑い、顎を撫でる。

PoI-1111: ああ、なんて愚かなんだ。君たち財団には、逆さ隠し傘reverse hidden umbrellaの力など永遠に分からないのだろう。

パーソン研究員: まだよく……

<ログ終了>

パーソン研究員: え? まだ終わってないって! 不可解な発言をしたところでインタビューを終えるの?

チェン次席研究員: すみません、それが慣習ですので。

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