アイテム番号: SCP-133-KO
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-133-KOはサイト-23の側面がすべてガラスで作られた水槽に収容し、四方から対象を観測することが可能な状態にします。対象が空間移動をしないように常に対象の水槽より周囲を明るく維持して内側からガラスに対象の姿が映らないように細工し、壁の崩壊を防ぐために様々な種類の海洋生物を配置して2時間ごとに観測します。もし対象が空間移動をした場合直ちに収容が可能なように、対象の周囲に密閉された水槽をもう一つ用意して海洋生物の剥製をサイト内の部屋に配置し、SCP-133-KOの移動を妨げます。
説明: SCP-133-KOは3cmほどのタツノオトシゴです。対象は密閉された空間にいる時にその空間を海水で満たします。海水は一瞬にして詰められ成分は普通の海水と同じです。(密閉された空間の定義は、対象が通過することができる通路がないことです。)一度その空間が水でいっぱいになると中に入ろうとしてドアを開けても、水はこぼれません。その空間に人が入っても呼吸をすることが可能であり、その空間に3分以上留まった場合入った人物は海洋生物に変化します。海洋生物に変わった場合には対象と意思疎通をすることが可能となります。
海洋生物に変身した人物は3時間以上水に接触しなければ元の姿に戻ります。対象の影響を受けた人物は水の外に出ても呼吸に支障がなく、空中を泳ぐように移動する様子が見られます。対象の影響を受けた人々は、「母親」に抱かれた感じだと説明し幸せそうな様子を見せました。
SCP-133-KOの近くに鏡やガラスなど、自分の姿が映る物体がある場合対象は物体の表面を介して最も近い密閉された空間に移動する能力を持っています。また対象が3時間以上人によって直接観測されなかったり、24時間以上一定の空間内に対象のみが存在していた場合、対象の存在している空間の壁が崩壊し、その瞬間水は消え対象は最も近くにある密閉された空間に移動します。しかし対象は海洋生物の死体がある所には移動しません。対象が開放されてから3時間以上経過した場合にも対象は空間移動をし、この場合は最も近い海水がある場所に移動します。