実験記録1339-2: SCP-1339を使用している対象が財団職員としての使用に適しているかどうかを判断するという明確な目的のため、サイト-56のキオルスト博士によって一時的に新しい実験が承認された。SCP-1339を装着している間は罪悪感や自責の念を感じないため、使用者は道徳的に問題のある行動に対処する上で、通常の職員よりも優れていると推測されています。
対象: D-84766
装着時間: 2ヶ月
行動: D-84766には実験期間中に個人宿舎が与えられたが、唯一の特筆すべき特徴は実験という明確な目的のために壁に組み込まれた、標準的な24インチモニターであった。SCP-1339を装着した後、D-84766は室内まで誘導されて閉じ込められた。食事は職員が1日3回配膳した。日中の午前6時から午後8時(グリニッジ標準時)までの間、モニターは職員によって最も倫理的に問題があると判断された財団の活動を生中継しました。食事を配達する職員が宿舎を訪問している間は、食事音を消したり、モニターを消したりするよう要求することが可能であった。2ヶ月間の曝露後、D-84766は宿舎から連れ出され、サムソン博士の精神鑑定を受け、D-84766は精神的に健康であると宣言した。
D‐84766は鑑定後にSCP‐1339を取り外した。対象は取り外し後に緊張病状態に陥り、支離滅裂な叫び声を上げ始めた。近くにいた職員によると対象は警備員に拘束される前に、彼女自身の耳と目を除去しようとしたとのことである。鎮静剤を投与された後、D-84766は宿舎に戻されたが、13週間にわたって職員との面談を拒絶した。治療の試みは対象の反応が確認できないため失敗に終わった。2005/9/3に訪問した職員は、被験者が床にうつぶせになっていたと報告した。医療スタッフによってD-84766が意識不明であることが判明し、彼女はその後すぐに内科病棟に搬送された。5時間後、内科病棟で対象は意識を取り戻した。
内科病棟にいる間、対象はサムソン博士(インタビュー1339-2参照)のインタビューに答えた。インタビュー後、対象は空の注射器で自分の胸、首、顔を13回刺した。死因は対象の頸静脈が突き刺されたことによるものでした。現場から遺書は発見されなかったが、サムソン博士は対象がインタビュー中にやり取りしたレポートを作成していた。
インタビュー1339-2
D-84766: SCP-1339実験の対象
サムソン博士: 対象へのインタビューをしている
サムソン博士: 気分はどうですか、D-84766?
D-84766: ごめんなさい。ごめんなさい。私のせいよ。
サムソン博士: 何に謝っているんですか?
D-84766: わかるでしょう。わかってるわ。私がしたことはわかっているわ。
サムソン博士: D-84766さん、あなたはSCP-1339を装着している間は一度も宿舎を出なかっ-
D-84766: 止めて!いや!できない…できないわ…私は間違っている…間違っている、でも私は正しい…まったくもって正しいわ、でも私はまったくもって間違っているわ…正しいし間違っている…正しいし間違っている正しいし間違っている正しいし間違っている正しいし間違っている…
終了報告書: 記録終了に続いて、D-84766対象はサムソン博士に一枚の紙片を投げつけた。D-84766はその後に注射器をつかんで上記のように自殺した。サムソン博士はただちにメモを財団当局に渡した。メモは下記の通り。
トピーカ、カンザス、1881。殺人。私の。
北京、中国、1921。強盗。私の。
██████、サイト-56、2005。すべて私の。
[メモはこのように数段落にわたって続き、場所、日付、犯罪、および対象を犯人としての名指ししている。メモはまだ存在しない日付を示し、まだ知られていない人物の名前を挙げたところで突然終わっている。この人物を見つける試みは成功していない。]
対象: タムリン博士
装着時間: 5週間
行動: タムリン博士は試験の承認や実験の監督など、管理者としての通常の職務を遂行した。SCP-1339が装着されていた間、タムリン博士は与えられたすべての実験申請を承認し、最終的には明らかに冗談めいていたり虚偽の申請が承認されるまでに至った。その中にはKeterクラスのSCPを自由にするための申請や、暴力的なDクラス職員をO5に昇進させるための申請も含まれていた。承認された申請はすべて職員によってのちに却下された。
結果: タムリン博士は取り外した後に心理的に健康であると判断されたが、妻や同僚の報告によると、彼の社交性は著しく低下していたという。2週間後、タムリン博士は欠勤したためエージェントが彼の家に派遣された。そこでエージェント・ジョテスとエージェント・ハワードはタムリン博士と妻の遺体を発見した。一見したところ自殺および他殺体のようであった。2人とも複数の刺し傷が原因で死亡し、タムリン博士の傷は自分でつけたものであった。彼の遺体の近くで、妻の殺害を含む複数の犯罪についての犯行を告白する遺書が発見された。
備考: 以上の通りだ。これを使うことで少しの間、我々がしていることの一部を処理できるようになるが、関係者全員が「厄介な事故」に巻き込まれて自殺したり他人を殺したりさせるわけにはいかない。すべての実験は終了した。SCP-1339はサイト-56のロックされた貯蔵エリアに恒久的にしまわれる。哀れな奴らよ安らかに眠れ。できるものなら。-キオルスト博士