SCP-1340
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アイテム番号: SCP-1340

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1340は研究サイト-45の収容水生生物飼育槽タンク-3内にて収容されます。SCP-1340に割り当てられる人員は、標準的水生生物収容プロトコルを順守します。海底棲オキアミから成る150kgの食物ペレットを、週4回SCP-1340の収容タンクに沈めます。電圧計と検流計測定器は、電気的活性の変動を観察、判読するためタンク内に設置されることになっています。

メキシコ政府と連携する現地エージェントは、オックス・ベル・ハル洞穴系内にいるSCP-1340の残りの個体群のどんな目撃例も報告するよう通知されています。

説明: SCP-1340は他のマンタ(イトマキエイ科)と共通の科に属している、洞窟に生息する電気受容性エイの一種です。SCP-1340は、メキシコのキンタナ・ロー州付近にあるオックス・ベル・ハル洞穴系内の未探査地域、その一部にある巨大な水中洞内で生息しているところを発見されました。SCP-1340の全ての標本は、大きな三角形の胸ビレ、ホーン形の頭のヒレ、大きな末端口、退色または色の完全な喪失が見られ、通常幅0.8~1.1mの大きさです。SCP-1340は一対の退化した目を持っています。

SCP-1340は頭の両側に2つの大きな電気細胞器官を備えており、そこから電流を体表面の底面から上面に流す事で生体発電を生じさせます。SCP-1340は主に電圧、電流、周波数を変化させた様々な電気信号を利用した通信をするため、この特性を利用しています。

これらの電気信号を音声に変えるために、財団研究員と暗号解読班は電気音響変換器を開発し調整しました。そして、それはスペイン語であると認められました。SCP-1340は人工電波、特にAM放送への曝露を通してスペイン語の使用を習得したと推測されています。

この電気的活動を解読して以来、SCP-1340は実際に知能が高く非常に社会的であることが現在知られています。飼育下のコロニーは、SCP-1340の模範的な雄118匹による選択制議会があることが明らかにされています。議会的な運営手続きによって支配される公開討論会で、定期的に案件と他の時事を検討している様子がコロニーで見られました。

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