SCP-1341
評価: +10+x
1341-new.jpg

初期収容時のSCP-1341。

アイテム番号: SCP-1341

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1341はサイト-77の敷地内に位置する収容ロッカーに保管します。このチャンバーは2人のガードによって常に監視されます。木製のオブジェクトをSCP-1341と同じエリアに保管してはなりません。実験は独立した施設で実施されなければならず、SCP-1341をそのような特別に建築された建物以外に持ち込むことは許可されません。

説明: SCP-1341は赤いガラス製のメイソンジャーで、蓋の上には黒いアクリル塗料で "JUNGLE IN A JAR" (瓶の中のジャングル) の単語が謄写されています。不活性状態のSCP-1341は、重量およそ480gです。密閉された空間の外では、その蓋を除去しても特に異常な効果は発生しません。しかし、屋内でSCP-1341の蓋を除去すると、その開口部から毎分10kgで土壌が噴出し始めます。それが存在する部屋の床面が最低10mmの土壌で満たされるまで、土壌の生産は続きます。

一旦土壌がこの深さに達すると、複数の異常な植物種が成長を始めます。SCP-1341によって生産される植物は、一見して熱帯雨林で見られる種に似ています。しかしDNA検査からは、これらの植物はあらゆる既知の種に対応しないことが示されました。植物は、その部屋が許す限りの大きさに達するまで成長を続けます。最大でも3日で完全に成熟し、一度成熟すると最大500℃の温度にも耐えるようになります。植物の表皮層の硬さは、モース硬度で平均7.6と測定されました。既知のあらゆる枯葉剤に耐性があることも示されています。

1341-2-new.jpg

SCP-1341-2個体。

植物が成長できる空間が埋め尽くされると、いくつかの樹はDurio (ドリアン属)のものに似た果実を成長させ始めます。2-3週間後、これらの果実は樹から落ちて開裂し、いくつかの生物の幼体 (以後SCP-1341-2とする) が現れます。

SCP-1341-2実体は大まかに二足歩行の類人猿に似ており、刺激しなければ敵対的にはなりません。SCP-1341-2実体は野生のチンパンジーに一致した行動パターンを示します1。SCP-1341-2の個体数が20から30匹に達すると、SCP-1341の影響を受けた領域は部屋外の屋内空間を埋め尽くすまで拡大していきます。SCP-1341由来の植物の根系は、部屋の壁、天井、床などのあらゆる人工構造物を介して広がります。植物が全ての構造を完全に同化するまで、根系からは新しい植物が成長し続けます。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。