アイテム番号: SCP-1344
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: すべてのSCP-1344実例は、隣接して隔離タイプS居住ユニットが配置された、サイト-44の第一非生物オブジェクト収容ユニット内に保管されるものとします。SCP-1344の実験手順は、現在当プロジェクトに配属されているレベル3上級研究員の認証を受けており、残存視力が20%未満の視覚障害を有するDクラス職員のみが利用されます。適格であると判断された職員には、対象がSCP-1344を取り外そうと試行する可能性を減少させるため、自身の視力に対するSCP-1344の有益な効果、およびSCP-1344への曝露の永続的な性質について概説されます。実験に使用されるDクラス職員は、SCP-1344プロジェクトに恒久的に配属されることを考慮し、配属先の居住ユニットに移送されます。新たな実験対象は、以前に割り当てられた対象が死亡した場合、もしくは割り当てられた対象の顔面からSCP-1344が取り外された後に限りSCP-1344に割り当てられます。現在、実験に使用されているSCP-1344実例はありません。
説明: SCP-1344は様々な種類の5つのゴーグル群であり、全てヒトが装着した場合に異常な挙動を呈します。サイト-44では現在、以下のSCP-1344実例を保有しています:
- SCP-1344-01: "スウェーデン式"水泳ゴーグル
- SCP-1344-02: AN-6530航空隊ゴーグル
- SCP-1344-03: ███社製溶接ゴーグル
- SCP-1344-04: ██████社製ペイントボールゴーグル
- SCP-1344-05: スチームパンクサブカルチャーに共通する審美的デザインの手製のゴーグル
全てのSCP-1344実体は、フレームの凹部に隠された中空かつ伸縮する2本の針(長さ約48mm、太さ約2mm)を収納しています。フレームの各側面にはこれらの針が1本ずつ存在します。SCP-1344実例は、生きたヒトが装着しない限り異常な挙動を示しません。
約5秒後、両針は伸長して対象の眼を貫通し、結膜、強膜および眼球内部を進行した後に視神経に埋没されます。この過程は被験者に身体的な痛覚あるいは不快感を引き起こさないようですが1、心理的な影響は期待通り引き起こされます。鎮静剤が投与されない限り、被験者は常にSCP-1344実例を顔から取り外そうとします。取り外しを続行させた場合、対象は眼球全体を眼窩から摘出します。これは期待通りの身体的反応を引き起こします。取り外しが成功すると両針は退縮し、対象の眼球を解放します。SCP-1344の安全な取り外しは、患者を失明させる侵襲的な医療処置を通してのみ可能です。
しかしながら、SCP-344実例がその最初の異常な効果が現れた後に取り外されない場合、被験者の視力は3~5分間で最低50%、最大で85%まで徐々に回復します。
SCP-1344実例を取り外さない対象は、平均推定直径8.7cmで多様な色彩の球体が、接触した大多数のヒトおよび他の哺乳類の頭上で浮遊している様子を目撃したと報告します。これらの球体は当該のヒトや動物と一緒に移動します。多様な種類の昆虫、クモ類、魚類、両生類、爬虫類、および鳥類を用いた実験では成果は得られていません。この現象が、他のすべての哺乳類とは対照的にヒトの大多数でしか報告されない理由は不明です。複数のSCPオブジェクトにおいても同様に独自のオーブを有することが観察されており、SCP-1875およびSCP-158実験の生成物が挙げられます。この現象発現の正確な条件に関する研究が進行中です。
補遺1344-A-01: 試験ログ1344/T/20050312:Aからの抜粋
日付: 2005-03-12
実験指揮者: R.L. エーリッヒ上級研究員(従業員コードFRS000532)
開始時刻: 10:31
対象: D-824212手順: 対象は用意された拘束椅子に拘束され、彼の視野に入った動物や人物についてコメントするよう指示された。
結果:
視認対象 球体の推定サイズ 呈色 実験指揮者のコメント 成体のヨーロッパヤチネズミ(Myodes glareolus)1匹 1cm 赤と青の混合色が変動し、紫に近い 成体のスポッティドシートラウト(Cynoscion nebulosus)1尾 N/A N/A 球体は報告されない 成体のシドニージョウゴグモ(Atrax robustus)1匹 N/A N/A 球体は報告されない 成体のバーニーズ・マウンテン・ドッグ(Canis lupus familiaris)1頭 12cm 白 成体のキリン(Giraffa camelopardalis)1頭 3cm 赤 D-13727 5cm 時々青に移行する黄 D-23410 10cm 白 D-63261 20cm ピンク、頻繁に白く点滅する これまでに遭遇した中で最大サイズ、含意は不明 ███████下級研究助手 N/A N/A 球体は報告されない
補遺1344-A-02: 回収および予備的収容記録
ワシントン・ダレス国際空港に併設された米国税関国境保護局におけるインシデントの後、財団エージェントは宛先がマサチューセッツ州████████の私書箱である開封済の小包を回収したところ、SCP-1344の既知実例がをすべて梱包されていました。クラスB記憶処理が実施された後、私書箱およびその内容物は財団によって暫定収容のために回収されました。SCP-1344実体には、以下に転写したメモが同梱されていました。
やあジョン、
こう呼んでいいかどうか分からないけれど、堅苦しいのは苦手なんだ。それで、君の依頼通りにこいつらを改造したよ。それが君にとって何の役に立つかは知らないけど、君のお望み通りに動作すると思うよ(笑) それはそうと、こいつらを直接手渡して欲しいって頼んだのは分かるけれど、それは無理だ。母さんの具合が悪くてしばらく一人にできないから、代わりにUSPS2で送っといたよ。気を悪くしないでね!もし気に入らないなら、報酬を減らしたりなんかしても構わないよ。何しろ、私の母さんのことだしね?
是非とも感想を教えてね!
██████ ███████████
小包の返送先住所を確認した後、財団の回収チームが執筆者の元へと派遣され、そこで██市警の現場捜査官と接触しました。秘密裡の調査により、両住民が死亡していることが判明しました。本インシデントに関する詳細は、適切なチャンネルを通じてアクセスできます。詳細については、サイトの機関間関係担当者に問い合わせてください。"ジョン"の身元は現在のところ不明ですが、調査は進行中です。



