SCP-1347-JP
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SCP-1347-JP

アイテム番号: SCP-1347-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1347-JPの存在する区域を囲うようにして管理収容サイト-81B2が建造されます。管理収容サイト-81B2は表向きには老朽化住宅の解体現場として扱われます。管理収容サイト-81B2内には常に3名以上の保安職員が滞在し、横岳村で発生した事案のうちSCP-1347-JPに対しての脅威となる事案の対処に当たることが義務付けられています。

説明: SCP-1347-JPは青森県横岳村に存在している合掌造り1の住宅群です。SCP-1347-JPは活性化時を除いて通常の合掌造りの住宅として扱うことが可能です。現在までにSCP-1347-JPは5個体が確認されています(それぞれSCP-1347-JP-1~-5に指定済)。

活性化状態へと移行したSCP-1347-JPは自律行動2を開始します。活性化状態への移行タイミングはランダムです。多くの場合において、活性状態のSCP-1347-JPは活性開始から1~10時間が経過した時点で非活性状態へと移行します。特筆すべき点として以下の点が挙げられます。

  • 全ての個体が同時に活性化状態へと移行する点。
  • 活性化状態のSCP-1347-JP内部にて1℃ほど室内温度が上昇する点。
  • 活性化時にSCP-1347-JP内部に存在している人物が自律行動に対して違和感を覚えない点。

上記の特記点の理由は不明です。また、活性化終了時点のSCP-1347-JPの状態は活性化以降以前の状態と同様であることが確認されています。

SCP-1347-JPは青森県横岳村にて「神の宿る家」という名目の伝承として伝えられていました。SCP-1347-JPがいつ頃建造されたかなどの詳細な情報は不明ですが、伝承の内容によると1891年に宮田 賢二という建築家によって建造されたとされています。その他の伝承内容に関する資料はこちらを閲覧してください。

伝承の確認後、調査の一環としてSCP-1347-JP内に居住していた永正 正夫(インタビュー当時56歳)に対して行われたインタビューの結果、現在の異常性の詳細及び内部居住者に対する悪影響がないことが確認されました3。調査後、隠蔽措置として、横岳村の住民に対してエアロゾル式の記憶処理剤の散布が行われました。


添付資料: SCP-1347-JP活性化記録

以下に添付する資料はSCP-1347-JPが活性化した際の記録群の一部抜粋です。記録の全容はこちらから閲覧することが可能です。

記録 1347-JP #1


記録日時: 2013/02/17

活性化時間: 2時間12分

特記点: 記録当日は通常より降雪量が多かったことが確認されている。

活性化詳細: 以下のタイムテーブルを参照。


[記録開始]

0:00.01: SCP-1347-JP-1~-5の活性化状態への移行確認。

0:00.57: SCP-1347-JP-1~-5の屋根部の変動確認。この時点での詳細な変動内容は不明。

0:07.11: SCP-1347-JP-1~-5の屋根部の傾斜が大きくなっていることが確認される。この時点での傾斜は47°である。

0:16.23: SCP-1347-JP-1~-5の屋根部の傾斜が50°を記録。屋根部に堆積していた雪が落下する様子が記録されている。

0:29.10: SCP-1347-JP-1~-5の屋根部の傾斜が60°を記録。屋根部に堆積していた雪のほとんどが落下している。

<以降、具体的な変動は確認されず、活性化開始から1時間が経過した時点で屋根の傾斜が徐々に小さくなる様子が記録された。>

2:11.50: SCP-1347-JP-1~-5の傾斜がもとに戻る。この時点で活性化は終了したものとされる。

[記録終了]

記録 1347-JP #5


記録日時: 2013/08/11

活性化時間: 21時間3分4

特記点: 記録当日は該当区域にて暴風雨が確認されていた。

活性化詳細: 以下のタイムテーブルを参照。


[記録開始]

0:00.12: SCP-1347-JP-1~-5の活性化状態への移行を確認。この時点で風速は20.1m/sを記録している。

0:13.58: SCP-1347-JP-1~-5が一か所に移動を開始する。

1:17.09: SCP-1347-JP-1~-5が一か所に集合し、壁面を密着させる。

2:46.32: 以降17時間に渡ってSCP-1347-JP-1~-5が風によって揺れる点を除いて異常・変化なし。この時点で風速は20.3m/sを記録している。

19:47.11: SCP-1347-JP-1~-5が壁面の密着を解除する。この時点で暴風雨は止んでいる。

21:02.21: SCP-1347-JP-1~-5が活性化以前に存在していた地点に戻る。この時点で活性化は終了したものと推測される。

[記録終了]

記録 1347-JP #15


記録日時: 2013/10/21

活性化時間: 7時間21分

特記点: 記録当日、SCP-1347-JPの付近にて出火が確認されていた。火は出火から5時間後に消火された。

活性化詳細: 以下のタイムテーブルを参照。


[記録開始]

0:00.17: SCP-1347-JP-1~-5の活性化を確認。活性化確認直後、SCP-1347-JPの付近の森林より出火が確認される。

0:11.15: SCP-1347-JP-1~-5が出火が確認された森林の反対方向へと移動を開始する。この時点で森林の10%が燃焼している。

1:17:25: SCP-1347-JP-1~-5が移動を停止する。移動停止地点は出火が確認された森林より1kmほど離れた地点である。

<以下、SCP-1347-JP-1~-5は火が財団によって消火されるまでの間、定期的に細かく震えるなどの行動を示した>

5:11.43: 財団によって火が完全に消化される。消火から5分後、SCP-1347-JP-1~-5は活性化以前の位置へと移動を開始する。

7:21.17: SCP-1347-JP-1~-5が活性化以前の位置に戻る。この時点で活性化は終了したものと判断される。

[記録終了]


添付資料: インシデント-1347-JP

2019/03/15、SCP-1347-JPの挙動に変異が見られました。変異内容として、SCP-1347-JP-1および-3個体のみが活性化状態へと移行したというものが挙げられます5。この活性化状態は4時間35分に渡り継続されました。以下は活性化時の様子を記録した映像記録の転写です。

[記録開始]

0:00.23: SCP-1347-JP-1および-3が活性化状態へと移行する。

0:17.28: SCP-1347-JP-1とSCP-1347-JP-3の壁面が接合する。

0:20.19: 壁面が接合した状態でSCP-1347-JP-1とSCP-1347-JP-3が横岳村の裏山へと移動を開始する。

1:05.17: SCP-1347-JP-1とSCP-1347-JP-3が横岳村の裏山へと到達する。

<以降1時間に渡ってSCP-1347-JP-1とSCP-1347-JP-3は行動の兆候を示さない>

2:06.01: SCP-1347-JP-1とSCP-1347-JP-3の壁面が乖離する。直後、両個体は活性化以前の地点へと移動を開始する。

4:33.59: SCP-1347-JP-1とSCP-1347-JP-3が活性化以前の地点に戻る。この時点で活性化は終了したものと推測される。

[記録終了]

当インシデント後、SCP-1347-JPの挙動に変異は見られていません。


追記(2020/01/17): 新個体確認

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SCP-1347-JP-6個体

2020/01/17、横岳村の裏山にて新たなSCP-1347-JP個体が確認されました。この個体はSCP-1347-JP-6に指定されています。SCP-1347-JP-6は通常のSCP-1347-JP個体よりも木材の劣化具合をはじめとする材質の劣化が少ないことが確認されています。また特記点として、SCP-1347-JP-6個体の確認地点がインシデント時のSCP-1347-JP-1および-3の移動先と一致していること、SCP-1347-JP-6がその他のSCP-1347-JP個体と比べて一回り程小さいことが挙げられます。現在、SCP-1347-JP-6は通常のSCP-1347-JP収容プロトコルに基づいて管理されています。


追記(2020/05/03): 亜種確認

2020/05/03、モンゴル高原に存在する集落にてSCP-1347-JPと酷似した特異性を保持するゲル6が確認されました。確認当時、該当のゲルは発見地点から南部に存在する高原に向かって進行していたことが記録より判明しています。現在、該当のゲルは、SCP-1347-JPの亜種である可能性の指摘を受け、暫定的にSCP-1347-JP-αに指定されたうえで財団モンゴル支部によって管理されています。

今後の研究は財団日本支部と財団モンゴル支部が共同で行うことが決定しており、研究の第一段階としてSCP-1347-JP個体とSCP-1347-JP-α個体の接触実験計画が考案されています。

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