SCP-1352-JP
rating: +1+x
blank.png
businesshotel.jpg

101号室内

アイテム番号: SCP-1352-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1352-JPが存在するビジネスホテルは財団の私有化に置かれ、101号室へのアクセスは実験目的のみに制限されます。

説明: SCP-1352-JPはゼリー状の生物であり、キプロスのラルナカに位置するビジネスホテルの101号室を占拠しています。SCP-1352-JPの外見は半透明で赤く、また、決まった形をとりません。

SCP-1352-JPは自立して部屋内を移動することができますが、大半の時間を浴室で過ごします。これは浴室内のカビや水が、SCP-1352-JPの主な栄養源であるためと考えられ、自身の巣としての性質も持ち合わせているからだと思われます。SCP-1352-JPの消化器官は不明ですが、自身の体内に取り込んだ物体の腐食が確認され、これが摂食及び消化であると推測されています。

室内の浴槽はSCP-1352-JPを構成するものに似た、液体で満たされています。生物(以下、対象)がこの液体に浸かると対象は強い多幸感を経験します。液体に浸かり続けると対象は徐々に融解し始めますが、それを苦痛と感じることはないようです。約3分で対象は死亡し、身体は原形を留めない半固形物体に変わります。SCP-1352-JPはこれを見つけると自身の体内に取り込み、数分後に体外に排出します。取り出された物体(SCP-1352-JP-2)は石鹸とほぼ同様の性質をみせ、汚れを取るのに使用することも可能です。

浴室を不衛生な状態に保とうとすることと対照的に、SCP-1352-JPは浴室以外の室内空間を清潔にしようとします。この際にSCP-1352-JPがSCP-1352-JP-2を用いて、室内を掃除するような行動をとることが確認されています。SCP-1352-JPは幼児と同レベルの基礎的な知的能力を持ち、部屋を訪れた人物にSCP-1352-JP-2を与えるなどの社会的な振る舞いを見せることがあります。

実験記録

以下は浴槽に生物を付けた際に、SCP-1352-JPが作成したSCP-1352-JP-2の記録です。


対象: 一匹のラット
SCP-1352-JP-2: 薄茶色。動物に似た匂いがし、いずれの使用者もこの匂いを肯定的にとらえた。

―――

対象: D-57226(男性。アルコール中毒者)
SCP-1352-JP-2: 外見上は一般的な石鹸だが、強いアルコールの香りがする。摂食すると果実に似た甘みがする。

―――

対象: D-57233(男性。ピーナッツアレルギーの持病がある)
SCP-1352-JP-2: クリーム色。ピーナッツの味がし、ピーナッツアレルギーの人物が摂食しても、アレルギー反応が出ない。

―――

対象: D-57251(女性。特筆すべき点なし)
SCP-1352-JP-2: 薄い青色。使用しようとしてもほとんど泡立たない。匂いを嗅いだ人物は気分の落ち込みを報告した。


[レベル3制限]

以下の実験は、実験委員会・クロステスト局の監督下で行われた、アノマリークロステストを含んでいます。


対象: D-57506(女性。かつて懐疑論哲学者だったがSCP-4879の実験で、その分野での知識を喪失している)
SCP-1352-JP-2: 灰色。英語で“疑いにさらばと言おう”と彫られていた。高い洗浄力を持ち、汚れを少ない労力でとることができる。

―――

対象: D-57537(男性。SCP-2348に暴露しており、空の大半を認識できない)
SCP-1352-JP-2: 非常に小さな水色の球状であり、色彩が数十秒で別のものに入れ替わる。何人かの使用者は上空に対する恐怖心を覚えた。

―――

対象: D-57547(男性。SCP-2078の感染者)
SCP-1352-JP-2: 赤、青、白色。アメリカ国旗を模した模様だが、星の数や色彩の微妙な違いが存在する。使用を試みた際に三つに分裂し、それぞれが新たなSCP-1352-JP-2となった。

―――

対象: D-57585(女性。第五主義者
SCP-1352-JP-2: ピンク色で五角形。常に煙を上げている。使用者が錯乱状態に陥ったため、使用は禁止されている。

―――

対象: SK-BIO タイプ004の触手
SCP-1352-JP-2: 未知の寄生虫が付着している。人間の体内に入ると、病原菌を死滅させるなどの効果が見られる一方、癌のリスクが増大する。生物部門で有効活用を視野に入れた研究が行われている。

追記: 実験中、担当職員は室内で未確認のSCP-1352-JP-2を発見しました。これは財団がSCP-1352-JPを発見する前に作成されたものと考えられます。当該アノマリーは、赤褐色であり、特定されていない人物の髪の毛が含まれていました。使用すると、女性のすすり泣き混じりの笑い声がします。異常な点として、当該アノマリーに関する記憶を継続して10分以上保持できる人物は存在しません。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。