SCP-1356
評価: +22+x

アイテム番号: SCP-1356

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1356は移転、輸送の申請が承認されない限り、研究セクター-09の保管室の小さな箱に保管されます。

説明: SCP-1356は小さい浴室用玩具で、一般的な"ゴムのアヒル"のデザインに似ています。実験により可塑性のポリ塩化ビニルでできていると判明しています。絞られると、鋭く"キー"と鳴るよう設計されています。

人間の被験者によって持たれた時、オブジェクトは液体の水を移動させるようです。被験者が玩具を持って、例えば湖やプールに入ろうとすると、身体から約152.4×81.3×45.7cm伸長した領域内の水がすべて消えていることに気づきます。

小さな屋内プールでの実験では、SCP-1356曝露の前後で水の量に変化がないことが明らかになりました。しかし、被験者がアヒルを持っている間、水位の上昇は確認されませんでした。これはオブジェクトが未知の場所に液体を移動させ、そのうち"帰還"させているという事実を示唆しています。異質な、あるいは異常な物質は"転移した"水からは検出されませんでしたが、pH値はわずかな酸性度の増加を示します。

移動される水の水深は平均46cmを超えず、被験者が深いプール内を歩くと、最終的に足と脚部だけが水没し、それ以外の身体部分が乾いていることに気づきます。足を激しく動かしても、上半身に水がつくことはありません - 長方形の"乾燥空間"はシームレスに移動し、不意の激しい動きにも対応します。この現象の限界、また潜在的な実用用途についての実験は進行中です。

最新の結果は同封の文書を参照してください。

補遺1: SCP-1356への長時間の曝露(以後、水深を問わない2時間弱から強の持続的な間隔と定義される)は、被験者の皮膚に影響を与え、水との長時間接触による自律神経反応と関連した"プルーンのような"しわしわの質感へと変化させるようです。

また曝露から2.5時間後、曝露前の十分な水分摂取と最小限の発汗にも関わらず、被験者は明らかな脱水状態になることが判明しました。

補遺2:

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