SCP-1358-JP
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アイテム番号: SCP-1358-JP

オブジェクトクラス: Safe Keter

特別収容プロトコル: SCP-1358-JPはサイト-8106の異常物品収容コンテナに収容されています。収容場所から移動させる場合は、サイト管理官からの許可を得た上で人力による搬送を行って下さい。

収容されているSCP-1358-JPは現在全て非活性化状態にあると考えられており、実験は禁止されています。1台が活性状態にあると考えられており、非活性化手段の研究が高優先度で進められています。

説明: SCP-1358-JPは大日本帝国陸軍特別医療部隊、通称"負号部隊"により開発された異常な装置です。第二次世界大戦中に複数台製造されたことが確認されていますが、現在は全て財団の収容下にあります。

SCP-1358-JPは45.5×30.3×30.3cmの神明造1を模した一社宮2の神棚です。屋根部分は銅、外板はアルミニウム合金製ですが経年による腐食等は確認されていません。内部には神代文字3に酷似した不明な文様が描かれたモンゴロイド系成人のものと思われる頭蓋骨が格納されており、底部と天井部には作動原理の不明な電子回路が五芒星を描くように設置されています。また、前面の扉を閉めると内部は完全密閉される構造になっています。これらの構造は何らかの呪術的手法を用いた機構であると考えられていますが、SCP-1358-JPに関する技術資料は第二次世界大戦終結時に負号部隊によって焼却処分されており、作動原理や製造方法などの解明には至っていません。

SCP-1358-JPを搭載した乗物4に対して破壊や損傷を与えることを目的とした力を加える行為(以下「攻撃」と呼称。)を行った場合、攻撃を行った人物及びその直系の子孫に対して、不定な待機期間を経た後に攻撃を上回る威力による破壊や損傷(以下「反撃」と呼称。)が発生します。この待機期間と反撃の威力は、攻撃の威力に応じて指数関数的に増加するとされています。詳細は、別添の負号部隊により作成された算定表を参照して下さい。が、負号部隊の作成した算定表と財団が確認した実例には著しい数値の差異が認められます。このため攻撃の威力から待機期間と反撃の威力を予測することは事実上不可能です。
 
第二次世界大戦末期、財団は葦舟龍臣ら複数の負号部隊構成員を通じてSCP-1358-JPに関する断片的な情報を入手しました。終戦直後、財団と蒐集院は限定的な協力体制を結びSCP-1358-JP確保を目的とした共同作戦を実施しました。これに対し負号部隊の残存兵士は抵抗の意思を示さず、SCP-1358-JPの確保に成功し財団に収容されました。以下は作戦時に収容されたSCP-1358-JPに関する記録です。

SCP-1358-JP収容作戦時に関係者に対するインタビューが実施されています。以下はその記録です。

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