SCP-1359
評価: +4+x

アイテム番号: SCP-1359

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1359とそれについて正確に表現された描写は身体的に拘束されたD-クラス職員によって遠隔からでのみ観察されます。視覚的にSCP-1359及びそれについて正確に表現された描写を観察する前述のD-クラス職員、またはSCP-1359の収容所への入室を試みる生物は拘束され、企画職員の判断で処分、またはSCP-1359及び正確に表現された描写の視覚的観察の中断、クラスC記憶処理の処方が実施されます。更なる予防措置として、その結果曝露したSCP-1359担当の非D-クラス職員は別の企画へと再異動されます。

SCP-1359は標準人型居住室に医療設備1と共に収容し、全面10cmの補強された鋼で保護します。この保護を成人が通れるほどの十分な広さまで開放するにはアクセス拒否レベル42を満たす2重エアロックの扉を通る必要があります。日常監視は反響位置画像システムとライブ音声記録によって実施されます。反響位置画像システムのユーザ・インタフェースは抽象的な方法(長方形のプリズムまたは一般的な棒線画等)でSCP-1359を視覚的に描写するようプログラミングしなければなりません。可能な場合、SCP-1359の世話と維持管理は自動化または半自動化したシステムで行います。何かしらの理由でSCP-1359が医療処置を必要とした場合、反響位置と触覚のフィードバックによって医療職員が遠隔で実施します。SCP-1359の血液またはその他身体の液体が付着した物体は人間の接触無しに焼却によって処分しなければなりません。

SCP-1359は生存を確かめる為の心拍数モニター、位置を特定するためのラジオタグ、義足が備え付けられています。SCP-1359の心拍数が期待される範囲より上がるまたは下がった場合、警報が鳴り、職員は安全を確かめるために備え付けられた拡声器で言葉による接触を取らなければなりません。SCP-1359は要請ができるように閉じたネットワークで稼働するコンピュータコンソールが提供され、承認された娯楽メディアへのアクセス、また財団専用のインスタントメッセンジャーを通じた医療及び精神医学班との連絡が行えます。SCP-1359の心的外傷後ストレス障害と反復性うつ病に対する効果的な設備は備えません。

何かしらの理由でSCP-1359が収容から移動される場合、顔を覆う部分の表面を鏡で加工したプラスチックに改造した適当な大きさのブルカが提供されます。収容室を離れる前に、拘束されたD-クラス職員はビデオ映像でSCP-1359の身体の部位が見えないか確かめなければなりません。

説明: SCP-1359は████/██/██に出生した北欧系の人間の女性です。身長168cm、体重は平均62kgです。SCP-1359は右目、右耳、右足とその僅かな周囲、及び左手の中指を失っています。また外皮を剥がされた重傷の跡が残っています。視覚的にSCP-1359、またはそれについての正確に表現された描写を確認した生物はSCP-1359への接近、SCP-1359の身体の一部を取り除き、そしてそれを食べようとする強い欲求に襲われます。一旦SCP-1359の一部の取り外しに成功して完全に食すと、食べられた部位が完全に消化器系を通過するまでSCP-1359の部位を食べ続けたいという衝動は治まりません。

質問をすると、SCP-1359の影響を受けた人間はSCP-1359への襲撃及び部位の食事とその試みに対する動機について整然とした回答ができません。彼らは自身の行動が知性水準上誤りであるとの認識が抑制される事はなく、ほとんどが食事後も人喰いは禁忌であるという認識を保持しますが、SCP-1359への襲撃、SCP-1359の部位を食す行動、前述の両行為を試みようとする行動、物的損害や食事をする為の行動による自身またはその他人間に対する傷害、影響を受けた人間に対するSCP-1359の中断要請の声(声量に関係無く)に対して適切な負の感情反応(後悔、嫌気等)を伴いません。共感性の高い対象者は感情的な違和感に対して認知すると苦しみますが、まだ上記一覧にした負の感情に陥ることはありません。1つはSCP-1359の物が混ざっている5本の異なる髪または血液試料を被験体に提供する二重盲検法で被験体は実験当時促されることなく100%でSCP-1359の試料を食べました。85%の被験体はSCP-1359の部位を食べ終えた後に大きな安らぎと満足感の感覚を報告しました。

補遺: SCP-1359は6年間一般の外科医であるC██████ B█████医師の地下一階に誘拐、監禁されていたと警察に報告した後に財団の興味を惹きました。最初の応答者は影響を受け、自動911救急特定言語監視は機動部隊イオタ-10(別名"ポリ公")に事件に介入するように合図を送りました。SCP-1359は応答した工作員に対して髪を提供することによって最初の収容での損害を最小限に抑えました。B█████医師は財団保護に置かれ、911が到着する前にSCP-1359が松葉杖で与えた震盪、脚部骨折、脊髄損傷の治療を受けました。

B█████医師への質問により彼は最初に監禁して約2年後にSCP-1359の部位の食事のみを開始し、数ヶ月に渡る人食いの為に高度な儀式行程を開発させたことが判明し、SCP-1359の話を補強しました3。彼は重度のエロトマニアでSCP-1359は彼の妄想の標的であったことが診断されました。人材審査の評価後、B█████医師は規約12に従いD-██████と指定されました。

補遺: ████/██/██、SCP-1359の両親を特定し質疑応答が実施されました4。彼らはSCP-1359の写真を所持しておらず、追求すると最初の失踪の2年半後にSCP-1359の写真を食べ始めたことを認めました。クラスB記憶処理が施され低度の関連人物として監視されています。

SCO-1359の写真が載っている卒業アルバムを持った個人への調査で43%の人間がSCP-1359の両親の主張と一致する同じ2年半の期間の後にSCP-1359が写っている写真を除去、食したことが明らかになりました。その43%の更に80%がSCP-1359の失踪前から卒業アルバムを所有していました。

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