SCP-1368
rating: +2+x

アイテム番号: SCP-1368

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-1368個体群の正確な個体数を断定することは不可能ですが、単独で協力して収容されている実体とのインタビューから、未収容のままになっている█████実体の概算個体数が導かれました。未収容のSCP-1368実体が発見された場合、機動部隊-ファイ-10(別名"皮膚の中を這う")が動員されます。SCP-1368実体の宿主になっていることが判明したすべての人物は非致死的手段によって無力化してください。SCP-1368実体はその後に宿主の胸骨に直火を加えることによってその宿主から除去してください。宿主から摘出されたSCP-1368実体は抗生処理がされたビニール内に一時的に収容され、1368-レルナ収容法を備えた最寄りのサイトまで輸送してください。

確保されたSCP-1368実体は1368-レルナ-33収容機器1によって120cm×20cm×0.5cm寸法に収められ、真空で密封された不透明で伸縮性のある包装ビニール袋内に収容されます。各袋にはRFID送信機とシリアル番号を備えてください。収容された実体は全ての生物学的汚染物質を滅菌かつ全面において強風を防ぐように設計された暗室収容チャンバー内の1368-レルナ-010収容機器2キャビネット内に収容してください。収容キャビネットは床および壁に配置された誘導加熱コイルのパネルによって50°Cに加熱してください。収容キャビネットはマイクで監視され、指定された1368-レルナ-33ユニットの自動化プロセスのみがアクセス可能です。いかなる状況下でもSCP-1368実体とヒトまたはヒト型生命体との物理的に接触させてはいけません。

1368-レルナ収容法を備えたサイトにアクセスを試みる職員はSCP-1368実体の宿主になっているかどうか検査されます。何も見つからない場合にアクセスが承認されます。財団職員がSCP-1368の事例に接触して変貌を遂げた場合は、報告を受けた上で焼却処分してください。

説明: SCP-1368はヒト表皮の薄くて中空の層で構成されるヒト型寄生種の総称です。自然な状態ではSCP-1368は灰白色またはベージュ色で、柔軟性が高く、非常に生命力が強く、やや弾力性があり、ヘビの脱皮した皮膚との硬さと色に類似しています。人間と同じように移動することが可能で、同様に地面を滑るように移動したり、水の中をうねったり、気流に乗ってはためいたりして移動することも可能です。各実体の前面には、下唇から鼠径部にあたる部分まで伸びる長くて垂直な縫い目があります。目、口、鼠径部がなく、それらがある場所には代わりに穴が開いています。神経の頭化3形態は見られず、代わりに表皮に均等に広がる神経網を保持しています。一般に痛みを感じることはなく呼吸する必要もありません。宿主がいない場合、一貫して「空気が通るような」あるいは「口笛を吹くような」と形容される声を発します。

SCP-1368実体は縫い目を広げ、宿主を完全に包み込んで第二の皮膚のようにヒト宿主の上にかぶさることによって寄生します。それらは全身を覆うために宿主の衣服の下を蠢くことが可能です。これが達成されると、縫い目はぴったりと閉じてほぼ完全に透明になり、カメラによってわずかに反射して見えるのみになります。SCP-1368は、外部総頚動脈から物理的に筋肉を強制的に動かすことで、宿主の動きを細かい程度に制御することができます。覆い尽くした全実例のうち84%は宿主の心血管系と発生を制御するのに十分な能力を持ち、5%4は宿主の眼球運動を制御することが可能だと判明しました。SCP-1368は自身の目的のための手段としてヒトの宿主を使用しますが、それらの目的の全体像は存在するとしてもまだ解明されていません。SCP-1368はどのような点においても、宿主として使用するヒトの種類について特定の好みを持ちません。知られている点としては実体が積極的に抵抗し収容違反を起こそうとしていることです。(インシデントレポート1368-1を参照)。

その関係性が明らかに相互的でない性質のために寄生性と分類されますが、SCP-1368実体は宿主に多少の利益を提供します。実体は化学的刺激物から保護し、同様に宿主を悩ます可能性のある一部のにきび、かさぶた、傷跡の治療も行います。このため、宿主はSCP‐1368実体の望みに共感して実体らを支援することを受け入れることもあります。

SCP-1368は主に垢で構成される埃から栄養を得ます。現在寄生している場合、宿主から落ちた垢をリアルタイムで直接食べることができます。実体は摂取したすべての埃を体内に取り込むため、短期間で損傷を回復させることが可能です。SCP-1368は高温に弱く特に火炎によって撃退されます。実体は焼却によってのみ完全に駆除できますが、以前の出来事に関する記憶は減少するものの、埃に触れているすべての残った破片から元の実体の複製を再生します。実体はたいてい廃棄された衣服や紙のように見せかけることで隠れたり検出されることなく何ヶ月も休眠状態に入ったりします。今日までに、SCP‐1368の有意な個体群(各███以上の実体)がアメリカ中西部の12都市、ギリシャの5つの都市、インドのカルカッタとムンバイ、イタリアのフィレンツェとミラノ、トルコのイスタンブール、イランのテヘランで発見されています。これらの地域の個体群を収容しようと試みがなされていますが、再発および完全な復元することもまれではありません。

SCP-1368は局所的な気流を制御するという二次的な能力を持っています。緊急時や宿主から離ればなれになった際には、空気を体内に取り込んで口部から吐き出すことで最高時速12kmの風を起こすことが観察されています。より大型の個体群では時速100km以上の風を吹くこともあります。

SCP-1368インタビューログ22

インタビュー対象: SCP-1368-0325

インタビュアー: ビンウェアー博士

序文: SCP-1368-0325は回復中異常なほど協力的であり財団職員と話すことに同意しました。

<記録開始>

ビンウェアー博士: SCP-1368-0325、あなたは(手元の書類を読んでいる)「その時の話を今しようか?」と言いましたね。

SCP-1368-0325: 人、財団の者よ。我々は何千もいる。何千も何千も。それから、いくらかいる。

ビンウェアー博士: はい?

(SCP-1368-0325は人差し指でテーブルの埃を拭き取る。埃はゆっくりと吸収される。)

SCP-1368-0325: 中身がない。我々は今とても中身がない。何千もの中身のない者たちが埃を必要としている、美味い埃。お前は、中身がある者、お前たちは美味い埃を作る、我々は食べたい。

ビンウェアー博士: あなたは-

SCP-1368-0325: 聞こえないが感じる、今は肌の中に感じる。中身のない者█████は埃を狩り、お前たち財団から隠れ、ハンターから隠れている。お前は中身のある財団の者、ガラスの向こうにいる中身のある者、ナイフと炎を持った外の向こう側にいる中身のある者。我々は、今やお前の後ろにいる。彼らがどう思っているか聞け。お前に言っている。我々はかつて住処である███████ ███5で、蔑ろにされ、侮蔑の言葉として"中身のない者"(SCP-1368-0325はエアクオート6を行う)をあらゆるところから受けてきた。中身のある友、友は警戒している、友は素晴らしいアイデアを持っている。友と私は、私たちは偉大なるエイジス7— 中身のない者を意味する中身のない者という名前を受け入れた。何度も挑戦し、変えようとするが、今や友と私は安全だ。そうすれば我々は多数派の一部になる。中身のない者の生活は楽しい。嬉しい…嬉しくて幸せだ。███████ ███ はさらに空腹だが、今やいつもたくさんの食べ物がある。幸せな中身のない者、満たされて安全な者。でも今でもしっかりした中身のある者の正しさ、中身のある者の想像力を考え、知っている。中身のない者は今、多くは中身のある者を軽蔑するが、彼らはかつては中身のある者だった。

ビンウェアー博士: では、あなたはもともと人間だったということですね?

SCP-1368-0325: 財団の者、その通りだ8(SCP-1368-0325はゆっくりと手を挙げる)そんなことはどうでもよい9、冗談だ。ところでほこりがあると言っていたが、今はどこにある?少しばかりあれば生きていけるのだ、財団の者よ。

<記録終了>

終了報告書 SCP-1368-0325は標準収容下に再収容されました。SCP‐1368実体の認知過程とコミュニケーション能力の研究、ならびに███████ ███町で報告された事象の研究が進行中です。

補遺: SCP-1368実体の外面との物理的接触を行った場合、8%の確率で5日の時間枠の中で罹患した対象の皮膚をすべて1枚にまとめて脱落し、対象の肉体が死亡する代わりにSCP-1368の別実体となります。SCP-1368の宿主はこのような影響を受けません。変形した対象は最初はそれらの以前のアイデンティティおよび性格を保持しますが、必然的にSCP-1368実体と区別できなくなります。この発見により、1368-レルナ機器はSCP-1368実体とヒトが接触することなく収容が可能になるように設計されました。

インシデントレポート1368-1: 20██/█/██に、SCP-1368収容場であるサイト-109で収容違反が確認され、セキュリティ部隊が派遣されました。 █████博士と████████下級研究員は無断で58個のSCP-1368を台車に積み込んでサイト-109を出発しようとしていました。█████博士と████████下級研究員は取り押さえられ、意図せず2体のSCP-1368未収容実体になったことが判明し、収容が再び行われました。█████博士彼らが研究から離れている間、実体によって別々に話しかけられ制御されていたと説明しました。この話は████████下級研究員によって確証が得られました。職員がSCP-1368の実体の宿主になっているかどうかを検知するために、サイト-109でセキュリティ対策が導入されました。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。