アイテム番号: SCP-1369
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-1369を囲む6×4×6mの収容「格子」は持続的に5°Cに保たれています。床部は密閉された汚水処理システムに供給する鉄筋コンクリート格子で裏打ちされています。格子の蓋は常に清潔に保ってください。排水システムは給水が完了した後に詰まることが判明しているので、排水システムが溢れた場合、緊急用バルブでより大きな汚水浄化槽に供給されます。
SCP-1369の集合体は全体の成長に応じて6日ごとに分割してください。抽出された生物学的物体は収容エリア範囲外に確保された後で直ちに焼却してください。
SCP-1369は常に挙動の変化を監視されます。
現在、SCP-1369の寿命が終了した時点で交換すべきかどうかサイト指揮官によって議論されています。
説明: SCP-1369は首の付け根に放射状に対称に配置された4つの頭部を持つ人型実体に類似しています。胸部の周りにも同様に4本の腕が並んでおり、指先の静脈が終端となっています。SCP-1369には脚の代わりに腹部から収容エリアの床部の取っ手に至るつる上の腫瘤が表れています。
SCP-1369は時速0.004kmの速度で移動しますが、温度上昇によって容易に抑止されます。
各頭部は実験対象が収容エリア付近に立入った際、同じピッチの異なるオクターブで連続的にうめいているように見えます。この音には聞いた人物を引きつける効果があるようです。最初に実験を行ったDクラス職員はSCP-1369に近づき、脱衣してSCP-1369の胸部内の開放された空洞に頭部を入れました。このプロセスは1~5時間続きます。このプロセスでSCP-1369の腕が被験者の[編集済]に集中し、指先のつる状の物体が対象の局所静脈系を一時的に皮膚を通して上昇させてSCP-1369と合流させます。この間にSCP-1369の血液は対象の循環系を循環し、元の血液をSCP-1369の血液に完全に置き換えます。新しい血液は対象に有害な影響を与えないと見られます。
SCP-1369で実験されたDクラスはこのプロセスが完了した後に胸部内の狭い導管に嘔吐することが報告されています。胃酸および未消化の生物学的物質は、現段階では未知の化学反応によってSCP-1369の基部を通過し、10倍の大きさまで膨張して粘性の灰色な液体となります。液体はSCP-1369の基部に位置する開口部を通して解放されます。この液体は通常、自然環境下で周囲を覆い4日間その場所に留まります。この別々に供給された液体に再び覆われた場合、2つの流体は文書1369-Aに概説されているように結合し、不定形の腫瘤に凝固します。
このプロセスを強制的に中断すると、結果として結合した静脈の位置によって大量出血しますが、実験対象は多くの場合、いくらかの心的外傷を除いて無傷のままです。
文書1369-A: 本文書においては実験対象をSCP-1369-Aとして定義します
実験1369-01 | |
対象1 | D-23045、34歳コーカソイド系男性 |
対象2 | D-23405、40歳アジア系男性 |
4日後の実験結果 | 不定形の灰色腫瘤がSCP‐1369周辺の5か所に出現します。 |
2か月後の実験結果 | SCP-1369-A腫瘤はヒトの頭部の形になり対象と外見が類似しています。SCP-1369-AはSCP-1369と同様の挙動を習得する4日間前には知能があるように思われ、絶え間なくうめき声を発します。SCP-1369-Aは成長を続け、更なる頭部が主頭部から発達し、最終的にSCP-1369と同様の外見になります。 |
実験1369-03 | |
対象1 | 1匹の一般的なイエネコ |
対象2 | D-23405、40歳アジア系男性 |
4日後の実験結果 | 不定形の灰色腫瘤がSCP‐1369周辺の4か所に出現します。 |
2か月後の実験結果 | SCP-1369-A腫瘤はヒトおよびネコの頭部の形になり対象と外見が類似しています。SCP-1369-A実体のいくつかはSCP-1369と同様の方法を採り入れる4日間前には知能があるように思われ、絶え間なくうめき声を発しますが、ネコの頭部は交尾中のネコと共通の鳴き声を発するようです。SCP-1369-Aは成長を続け、ネコとヒトの頭部が主頭部から発生します。 |
附記 | SCP-1369-Aは生育が終了後に焼却。同様の試験は不要と考えられます。 |
SCP-1369-Aへのインタビュー:
サンダース博士:お話できますか?
SCP-1369-A: あぁ…うん。やぁ。
サンダース博士: 気分はどうですか?
SCP-1369-A: 俺は…とってもすげぇいい気分だ。そうだなぁ。おい。なぁおい!
サンダース博士: 自分の症状の本質に気づいていますか?
SCP-1369-A: おい俺は気分がいいんだ。あんたはどうだい?
サンダース博士: あなたは頭が…SCP-1369のように変化しているように見えますが?
SCP-1369-A: はは、知ってるくせに!
サンダース博士: なんですって?
SCP-1369-A: 誰が変化しないって?
SCP-1369に変化した際に対象は継続的にうめき声を上げ始める。
インタビュー終了