SCP-1369-JP
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回収調査において撮影された証拠写真。向かって左側の刃物がSCP-1369-JP。

アイテム番号: SCP-1369-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1369-JPはサイト-8163の低脅威物品保管室に防錆紙に包んだ状態で収容されます。錆の発生を防ぐため、保管室の湿度は12 %以下に設定されます。3か月に1度、SCP-1369-JPの表面状態を確認した上で防錆紙の交換を行ってください。

説明: SCP-1369-JPは白鋼製の三徳包丁です。刃渡り132 mm、重さ145 gであり、木製の持ち手が付けられています。SCP-1369-JPの刃渡り部分から約0.8 mm以内に存在する、生命活動を停止している人間の肉体部分は瞬間的(< 10 µs)に消滅します。この消滅現象は組織の種類、形状、相状態を問わず発生し、これに応じた力学的/化学的特性の差異も消滅現象には一切の影響を与えないことが確認されています。この異常性のため、SCP-1369-JPを押し当てるように動かすことで、人間の死体はほぼ抵抗なく容易に切断できます。人間の死体以外に対するSCP-1369-JPのふるまいに異常性は確認されず、非異常性の包丁と同様の物理的特性を示します。

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京都市山科区[編集済]、肉割烹"ぎんやんま"正面外観

補遺1: ████/05/12 13:40、京都市内の緩和ケア病棟に入居予定であった西山 ██氏(当時74歳)およびその送迎を行う予定であった並岡 █氏(当時45歳)が行方不明になったという旨の通報がありました。本件について京都府警が調査を行った際、両名が前年度中に勤務していた職場である『肉割烹"ぎんやんま"』の調理責任者、清水 ██氏(当時35歳)の証言によってSCP-1369-JPの存在が示唆されました。清水氏は要注意団体"石榴倶楽部1"への関与を認めたため、PoI-5849-JPに指定された上で財団に拘留されました。PoI-5849-JPは財団に比較的協力的な姿勢を示しており、SCP-1369-JPに関する聴取を行った際、以下の証言が得られました。

PoI-5849-JPの証言を基にして、西山 ██氏はPoI-5850-JPに指定されました。PoI-5850-JPおよび並岡氏の失踪とSCP-1369-JPの紛失には関連があると判断され、オブジェクトの捜索を目的として両名の確保を中心とする追調査が行われます。

補遺2: ████/05/15、青森県██山中において並岡 █氏が発見、確保されました。対象はSCP-1369-JPを油紙に包み、桐箱に入れた状態で所持しており、確保と同時にオブジェクトは無事回収されました。並岡氏は軽度の栄養失調状態にありましたが、生命に別状は無く、近傍のサイトに移送して事実確認のために尋問を行いました。以下が得られた証言です。

並岡氏の証言から判断する限り、PoI-5850-JPは既に死亡しており、その遺体もSCP-1369-JPの異常性によって完全に失われたと考えられます。このため、PoI-5850-JPのステータスは暫定的に"死亡済"に分類されています。

補遺3: PoI-5850-JPの失踪事件は、SCP-1369-JPの存在を伏せた上で非異常性の殺害事件として処理されました。結果として並岡氏は無期懲役刑を言い渡され、現在はクラスA記憶処理を施した上で京都刑務所に収監中です。PoI-5849-JPはクラスB記憶処理を施した上で解放し、████/12/31まで継続的な監視が行われています。現在に至るまで、PoI-5849-JPと要注意団体"石榴倶楽部"が接触を図った例は報告されていません。

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