SCP-137
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アイテム番号: SCP-137

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-137は穏やかで扱いやすい状態を保つために、ヘアブラシと草原を描いたポスターが貼られた施錠された部屋に保管されます。SCP-137には1日に3回の食事を与えなければなりません。いかなる状況下でも、SCP-137の存在する半径500メートル以内には一切の玩具の持ち込みは許可されません。

説明: SCP-137は玩具に憑依することで、物理的性質、大きさなどを現実のものと全く同一にする存在です――例えば、SCP-137が憑依したテディベアは即座に本物のクマとなり、それと同じように行動します。SCP-137は1つの玩具に憑依している時は、他の玩具に憑依することはできません。SCP-137の憑依の効果は、観察の結果では半径250メートル以内にとどまっていますが、さらなる検査が終えられるまで能力の半径は500メートルと仮定されます。

SCP-137の発見は、最初の犠牲者として子供を含む、一連の奇妙な殺人事件について財団へ通報があったことからでした。連続殺人にしてはあまりにもランダムな死者が出ているため、財団のエージェントが調査のため送られました。PTSDによって苦しむ少女へのインタビューの後、裸の男が彼女の寝室へ突然現れました。それは同じ地区内でゴリラの姿でも出現しました。SCP-137が追跡の結果荒野に追われ最終的に████の█████にて捕獲された時、それはぬいぐるみのポニーへ憑依していました。SCP-137は沈静化され、その後ヘリコプターによってサイト-19へと輸送されました。

検査の結果、SCP-137は憑依している玩具の特性を取ることが発見されましたが、しかしただ子供だけがその憑依を知覚することができます。おもちゃの兵隊は暴力的な、重武装した男性になります。ぬいぐるみのライオンの攻撃は人間を殺害しえます。しかしながら、それは真の知性というものを欠いています。長期記憶、学習や抽象的思考を行う能力を示していません。詳細については、実験記録137を参照してください。

SCP-137は現在██████████████製のお姫様の人形に憑依しています。

補遺
インタビュー137-1:

インタビュー: SCP-137

インタビュアー: █████博士

目的: いかなる手段によって、また何故SCP-137が玩具に憑依するか調査する目的で、このインタビューは行われた。

<記録開始>

█████博士: こんにちは、調子はどうだい?

SCP-137: こんにちわ! わたくしはプリンセス・フラワーですわ! 貴方はわたくしの王子様ですか?

█████博士: いや、違う。きみがいかなる存在なのか、私に教えてくれないかね?

SCP-137: わたくしは王女ですわ! 世界で一番美しい王女ですわ!

█████博士: きみはどこから来たんだい?

SCP-137: わたくしはお城に住んでいますわ。貴方はわたくしの王子様ですか?

*さらなる質問でも回答は同様のものであった。*

<記録終了>

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