SCP-1379
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SCP-1379.

アイテム番号: SCP-1379

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1379はサイト19のオブジェクト収容ロッカーに保管し、床から離した状態でシートを被せます。

職員は汚染を避けるため、SCP-1379の外観に関していかなる発言も決して述べてはいけません。自身がSCP-1379の影響に汚染されたことを自覚した職員は評価を受けるために各々の上司へその旨を報告して下さい。そして財団への勤務を継続して問題ないと判断された場合は実験に関係しない職務へと配属されます。それ以外の措置は各ケースに応じて決定されます。

現段階で、SCP-1379と子供のような外見の異常実体を含むSCPオブジェクト(例としてはSCP-097SCP-747SCP-899)とのクロステストは禁止されています。

説明: SCP-1379は2人の子供たちと一緒に描かれたピエロの油絵であり、およそ1.2mx1.5mのフレームに収められています。オブジェクトは全体が破壊可能と推測され、フレームの端にいくつかの軽度な擦り傷と磨耗が見られます。製作された年代は1980年代中後期周辺と推定されています。

誰かがこの絵の内容を蔑む類の発言をした場合、その人物はそれから5~10分以内に胸の中央、およそ胸骨の裏辺りへ刺すような強い痛みを感じます。この痛みはおよそ20分間持続した後に突然消えます。現時点で、実験ではこの痛みの原因となる生物学的プロセスまたはパターンを発見できていません。痛みが止んだ後、SCP-1379の内容について発言した人物は、それぞれの生物学的年齢に応じて不可逆の精神的変化を被ります。

成熟した被験者(16歳から17歳以上)は特定の精神状態、例えば郷愁感や基本的な好奇心を経験することが不可能になります。想像力もまた劇的に失われ、より創造性が強い被験者は曝露以前に行っていた創造行為や演技・演奏などへの意欲を失います。さらに、完全には除去されませんが、被験者のユーモアセンスは鈍化します。大抵のユーモラスな状況においてそれを愉快なものと認識しません。ただし、各被験者は特定の種類の諷刺やとりわけ高度なジョーク、洒落などを曝露以前にも楽しんでいた場合に限り、面白さを理解する可能性がある点に留意して下さい。SCP-1379の被害を受けた大人の被験者は曝露以前の日常生活と比較的近い生活を送ることが可能で、そして影響を受けた後の生活の中でこの影響は減衰していきます。

思春期前の被験者(12歳以下)はより劇的にSCP-1379の影響を受けます。SCP-1379によって引き起こされる痛みが止んだ後、若年の被験者は永久的に感情が抑制されて非常に暗示にかかりやすくなり、彼らの肉体的生存に直接関係しない全ての事柄に対してほとんど関心を抱かなくなります。この被験者は一切の想像力または創造的潜在能力の徴候を示すことがなくなり、また数学などの非物質的で重要性の低い技術を学ぶ能力が著しく阻害されます。情緒反応は同様に著しく抑制され、被験者は他者と親交を結ぶ、ユーモラスな状況や憂鬱な状況に反応する、ないしあらゆる種類の恐怖反応を感じる意思と能力を失います。これらの特徴は成人期以降にも継続し、加齢による成長に対して被験者の精神状態はほぼ変化を示しません。

12歳から16歳の間の被験者は予測通り前述の年齢層ほど強い影響を受けませんが、この年齢層に対する影響は精神的な成熟度にしたがって異なります。

回収: SCP-1379は大勢の民間人がその影響によって苦しめられた後、1999年ミシガンのポート・ヒューロン、西に3マイルのガレージセールから回収されました。大多数の被害者は60歳以上の年配者で、軽度のクラスC記憶処理を施された後に解放されました。SCP-1379が回収された建物の所有者は以前にこの絵を見たことがなく、どこから来たものかも把握していませんでした。SCP-1379の根本的起源は不明です。

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