SCP-1397-RU
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我々がお前を守る

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機動部隊オメガ-0 "アラ・オルン"

これを読むな

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1994年に確認されたSCP-1397-RU-2
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アイテム番号: SCP-1397-RU

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-1397-RU-2の検出、排除に関する全ての行為は、専門の機動部隊エータ-10によって行われます。

説明: SCP-1397-RUは、認識災害を引き起こす未知の生物です。その外観は淡いピンク色の(特徴的な体節がある)ミミズの尾部のようであり、成人の頭部ほどの大きさです。またミミズ特有の受精卵を運ぶための器官である環帯を有しており、それに加えて巨大かつ涙ぐんでいる、大きく見開かれた人間の目が1つ付いています。この目には緑内障の病変が見られます。

SCP-1397-RUはSCP-1397-RU-2からのみ出現し、またSCP-1397-RUが誰かから視認されることで、SCP-1397-RU-2が生成されます。このように両効果は相互依存しており、「第0事案」とも呼ぶべき未知の人物に起因しています。SCP-1397-RU-2とは、以下のような形で、SCP-1397-RUを直接見た人物のことです。

  • 混雑した場所における遭遇。SCP-1392-RU-2ひいてはSCP-1397-RUは、任意の雑踏に出現しうる。
  • インターネット上の任意のウェブサイトあるいはローカルストレージ上に、SCP-1397-RU-2ひいてはSCP-1397-RUの写真が掲載されているのを閲覧。この際、画像表示機能がオフであったりそもそもそのような機能がない場合でも掲載される。驚くべきことに、そのようにして当オブジェクトに曝露した人物の写真が(本人が撮影していなくても)それから一定間隔の後にランダムなウェブページあるいはローカルストレージに表示される。最初はこの写真には何の欠陥も見られないが、被写体自体が変態プロセス(下記参照)の全段階を経た後、写真にもそれに応じた変化が起きる。またこの写真には不定期的にSCP-1397-RUも表示され、認識汚染を及ぼし続けることになる。機動部隊エータ-10の情報によれば、変態後の実例は相互依存の連鎖から切り離されているため、前述の効果は既に変態を完了したSCP-1397-RU-2の画像には残存していないとされる。
  • [我々がお前を守る ѱ]

SCP-1397-RUが対象者に認識されると、不可逆的な精神障害が起こり始め、以下の3つの段階を経ます。

  1. 自分の顔が劣っているという醜形恐怖症の症状が発生する。
  2. 強烈な悪夢を伴う期間を経験する。夢の内容は、自分の顔を長時間はたから眺めるだけのものだが、その終わりに具体性に欠く「何か怖いこと」が起こり、その直後に目が覚める。
  3. 頭の中が空洞になっているというような具体的な描写を伴う、内臓幻覚1を発症する。

最後の段階が終わると、物体の頭の部分に黒くて大きな円形の領域が一瞬形成され、顔がそれを包み込むような形になり、重力レンズと同じような効果が得られます(画像参照)。どの視点から見ても、そのような円は2次元の円のように見え、空間の局所的な計量が変化しているように推測できます。SCP-1397-RUはこの領域から不特定のタイミングで発生し、短期間の後、消滅します。SCP-1397-RUが複数のSCP-1397-RU-2で同時に発生するかどうかは分かっていません。

変態後のSCP-1397-RU-2は心理的な深みや個性を失い、生物学的な欲求も失っています。被験者は慣れ親しんだ場所を目的もなく歩き回ります。全てのSCP-1397-RU-2実例は互いに遭遇できるよう活動し、接触しようと試みます。彼らはお互いの頭部の黒い部分を接触させ合い、その後融合、拡大を始めます。SCP-1397-RU-2達の顔はこうして新たに形成された領域を囲むようにまた歪み、1つの閉じた環を形成します。こうした相互接触の目的や結果は現時点では(機動部隊エータ-10によって予防的に抑制されているため)不明ですが、K-クラスシナリオを引き起こす可能性が高いと考えられます。





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頼むよ

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