SCP-1407
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SCP-1407の実例。

アイテム番号: SCP-1407

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1407の全実例はサイト-77内の標準的セキュリティロッカーに収容します。SCP-1407に割り当てられた職員は、SCP-1407を取り扱う際に防音保護具を身に付けます。SCP-1407の影響を受けたことが判明したあらゆる被験者は研究のために隔離され、後に終了されます。

説明: SCP-1407は一般的にイヤーバッドと呼ばれる複数のヘッドホンセットです。SCP-1407の実例は通常のプラスチックと様々な金属ワイヤーで構成され、その他の構成部品も通常ヘッドホンに使用されるものと同一です。SCP-1407の実例は正常に機能します。

SCP-1407の実例が被験者の耳に装着されている時、対象は被験者の耳道に金属ワイヤーを押し出し始めます。被験者はこれらのワイヤーを感知せず、しかしSCP-1407の実例は装着感が非常に快適だと感じたことを報告します。20-45分経過後、これらのワイヤーは蝸牛に達し、耳道の毛穴に侵入し始めます。そして物理的にあらゆる毛髪をワイヤーに置換します。この時点で、被験者は耳道に重い損傷を与えずにSCP-1407の実例を取り外すことが不可能です。

SCP-1407は被験者の肉体、通常は周囲の表皮組織と眼孔などに拡散を続けます。被験者は発疹または視力障害を報告する可能性があります。表皮組織の下で、SCP-1407は骨、筋肉、体液を用いて構成部品を再現することにより、自身の新たな実例を作成します。また、表皮組織の表面に現れた小胞はSCP-1407のワイヤーと入れ替わります。新たなSCP-1407の実例は胃、頭蓋、腸の内部でも作成され、通常は外組織層の下で成長し、嚢胞あるいは痔として現れます。1-3日間掛けてSCP-1407の実例は完全に被験者の体に拡散します。

被験者が115dBより大きい音に晒された場合、被験者の体内のスピーカーはこの音を再現し始めます。暴露時間が増加すると、被験者の皮膚組織と眼孔を占めるあらゆる物質は剥がれ落ちるか溶解を始め、被験者体内のスピーカーが鳴らす音はより大きくなります。また、被験者体内のSCP-1407の実例の数は継続的に増加し、やがて体内の圧力によって開口部あるいはSCP-1407の影響によって弱った組織部分から激しい勢いで排出されます。

SCP-1407はフロリダ州マイアミのナイトクラブから、パーティーの最中にDJが急死した事件の後に回収されました。検死報告書が地元警察署に潜入した財団スパイの元に届いたことで、遺体はSCP-1407の1個の実例と共に確保されました。2006/11/14現在、SCP-1407はEuclidに分類されています。

現在、11個のSCP-1407の実例を収容中です。

補遺: SCP-1407の影響を受けたD-クラス職員にSCP-1009を周回させることで、メンテナンスするスピーカーをただ1つにする提案が█████博士により成されました。SCP-1407によって生じる怪我を処置するための医療スタッフが現地にいます。

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