SCP-1408
評価: +8+x

アイテム番号: SCP-1408

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1408は、その有機物部分のさらなる劣化を防ぐために、サイト██にあるクリーンルーム条件下で、気候制御された専用の封じ込め室に保存します。少なくとも2人のレベル3以上のセキュリティクリアランスをもつ上級研究者から事前に許可を得た人のみが、SCP-1408にアクセスすることができます。

説明: SCP-1408は1m×1m×2mのサイズの木材にぜんまい仕掛けでできたメインユニットと、これに滑車に複数のケーブルで繋がっている金属性の帽子の部分からなる電気機械装置の複合体です。'A'と'W'の文字(後に、1823-?の、イギリスの[編集済み]のA██████W█████教授のモノグラムであると判断されました)が、帽子とメインユニットの双方に刻印してあります。 SCP-1408は1851/██/█に、変則物体の安全保障、封じ込め、保護を目的とした王立協会が#1851-Delta-Fourと命名し異常物質として保管しました。1851年のロンドン万博において、この複合体をヴィクトリア女王に披露する直前に王立協会の注目を集めました。王立協会のエージェントは、この複合体を公衆の場に展示する前、A.W█████教授の研究室から盗み出し、SCP-1408を確保することができました。前述のエージェントの報告によると、教授A.W█████は残念がら身柄確保から逃げ出せたことになっています。

帽子を被験者の頭上に配置し、デバイスが稼働状態になった場合、SCP-1408は完全に理解されていないプロセスで本体のワックスロール上に被験者の記憶を符号化し転写します。また、SCP-1408は、特別に準備されたワックスロールを使う事で、被験者に記憶を埋め込むための「書込みモード」で動作することも可能です。王立協会の実験記録によると、符号化方式の不正確さと非直感的さにより、このプロセスは信頼できないことになっています。符号化のミスが記憶への拒否反応となり、混乱と深刻な精神病をもたらします。SCP-1408は、尋問ツールとして、外部エージェントからの情報の抽出と、暗示の注入、忠誠への書きかえを意図していました。

SCP-1408は、現在は木と革の部品の劣化により、一時的に動作不能です。加えて、SCP-1408のSCP財団への移転の直前、王立協会のインシデントログによると、SCP-1408の主要な構成要素は、エージェントが対応する前に収容違反が発生し未知の個人が取得しています。

補遺1408-01: 19██/█/██ 1851-Delta-Four-Alphaの王立協会による収容違反インシデントへのドキュメントが発見されました。

担当者へ:

これらの障害行為に対して心から謝罪します。が、私はこれらのいくつかを持ちださなければなりませんでした。

Cheers,
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補遺1408-02: 研究者による記録

現在までに、SCP-1408の失われた部品を発見するための努力は全て失敗しています。このインシデントは、ビデオや録音による監視装置の発見の前に発生した事であり、百歳以上の間違いなく老衰で無くなった人間の手書きノートのみが存在する状態です。時を戻すか、何らかの奇跡でも起きない限り、私たちは、更なる通知があるまでSCP-1408をアーカイブすることを提案します。

- Dr. █████████

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