クレジット
タイトル: SCP-1419 - 宗教放送
翻訳責任者:
Raihachi
翻訳年: 2020
原題: SCP-1419 - Religious Broadcasting
著作権者:
catboy637
作成年: 2012
初訳時参照リビジョン: 25
元記事リンク: ソース
アイテム番号: SCP-1419
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-1419によって放送される信号は、財団によって連続的に妨害されます。SCP-1419の放送は、発信時に財団職員によって記録されるものとします。記録されたSCP-1419の全放送は、サイト-12のメディア保管庫に保管され、レベル3以上研究員および記録の一覧を担当するレベル2研究員がアクセス可能です。
SCP-1419の個人所有コピーを発見する現在の取り組みは、リーメンス博士およびエージェント・ダン・ブルックスが主導しています。SCP-1419の記録を所持していることが判明した人物には、財団職員による尋問の後にクラスA記憶処理が施されます。現在までに、SCP-1419の私的コピーが26部以上発見および財団の管理下に置かれています。当該所有者がどのようにして放送を特定および録画したのかは不明です。
説明: SCP-1419はテレビ信号です。ほとんどの場合(85%)、信号は砂嵐として表示されます。しかし時折、当該砂嵐は説教、宗教儀式、葬儀などの宗教番組に置換されます。投影される宗教のいくつかは、現在あるいは古代の信仰と類似しているように見受けられますが(補遺1419-4参照)、大多数は既知の神学体系と類似点をほとんどまたは全く有していません。
記録によると、当該信号は"ラーニング・ウィズ・ゴッドLearning With God"という名称の会社によって所有されていることが明らかになっています。当該信号を当初所有していた基地局の従業員に対する複数回のインタビューより、当初の所有者および"ラーニング・ウィズ・ゴッド"との間の連絡は電子メールだけだったことが判明しました。当該信号の所有権に関する書類は実在しないファックス番号宛に送信され、翌朝には"ディスコデイ氏"の署名入で返信されました。取引中に連邦政府に連絡することについて質問された際、元の所有者はその考えについて"全く思い浮かばなかった"と述べました。一般的な放送免許の譲渡には政府の承認が必要なため、譲渡がどのように行われたかは不明です。SCP-1419の精神的影響の可能性については調査中です。
記録1419-1:
| 日付 |
放送要旨 |
さらなる情報 |
| 1964.8.16 |
ポリネシア系男性による説教の披露。当該男性は"導きの罪"について語り、親が自身の子供に自分で行動させることを奨励しています。男性は聖典のように見受けられる書籍を何度も引用しますが、当該書籍の名称に直接言及することはありません。カメラは時折観客に向けて切り替わり、その大半は正装をしたポリネシア系であるものの、オーストラリア先住民系も何名か存在します。 |
SCP-1419で最初に記録された放送です。 |
| 1967.3.25 |
放送は広く白い部屋で始まります。その場所に目立った特徴や家具・装飾は存在しません。1時間の間に5名の男性がそれぞれ12分間隔で入室します。部屋にいる間、当該男性らは膝を曲げてカメラから顔を背けています。当該男性らそれぞれは小さなシャチ(Orcinus orca)の像を置き、その後退出します。 |
追加の情報はありません。 |
| 1978.7.1 |
信号には視覚的な要素はなく、黒い画面が表示されます。女性が何かを発話しているのが聴取されます。音声は非常に静かで、時折無音になります。使用されている言語は中高ドイツ語のヘッセン方言に類似していますが、大きな相違により、財団によって翻訳されたのは一部のみです。 |
放送中のいくつかのフレーズはチョーサーのカンタベリー物語の一節に非常に類似している、あるいは同一のものです。 |
| 1981.12.25 |
カメラは混雑した教会の奥に設置されており、財団の建築家によりマドリードのサン・ヘロニモ・エル・レアル(聖ジェローム教会)と同定されています。当該教会の建築様式には、実際の大聖堂には存在しないいくつかの側室といった特筆すべき変造を有しています。番組の最初の部分は、教会内の大きな横断幕で"パチャクテク神父"と称されるネイティブアメリカン男性によるクリスマスの説教です。司祭の説教は、マリアとヨセフの死や複数の動物の儀式的虐殺といった、伝統的なキリスト教とは著しく異なる方法でイエス・キリストの誕生を描写しています。(講演の全容は、文書1419-34 "1981年クリスマス放送の転写"を参照してください)。その後に説教者は群衆をスタジアムに誘導します。信号はこの時点で終了し、砂嵐状態に戻ります。 |
さらなる情報は文書1419-34を参照してください。 |
| 1982.5.6 |
舞台はひどく荒廃した状態にある標準的なローマカトリック教会です。ステンドグラスの窓枠は複数ありますが、多くは破損したり喪失したりしています。複数の信徒席は倒されており、建物は火災による被害を受けているように見受けられます。内部には、ドミニコ会の修道士のものに類似したローブを着用した若年の女性のみ存在します。当該女性は祭壇の前で祈りを捧げています。祭壇の上には、さらに2本の戦斧が斜めに追加された大きな十字架があり、結果として星印に類似した形状をしています。カメラは女性の手にズームし、その手はロザリオの珠を繰るのと同じようにメビウスの帯に沿って動いています。 |
さらなる情報はありません。 |
| 1982.12.25 |
前年同日の放送の続きです。スタジアムは数千人で埋め尽くされ、その多くは目に見えて熱狂しています。アリーナの中央は大きな石に占拠されており、男性が縛り付けられています。当該男性はエアソフトガンで武装しており、続いてローブを着用してマチェーテを所持した他の数名の男性との戦闘に移ります。"生贄の"犠牲者が殺害された場面で放送は終了します。 |
描写された儀式は、アステカ族がシペ・トテックを称えて行ったものと非常に類似しています。詳細は補遺1419-1を参照してください。 |
| 1991.9.28 |
アフリカ人男性の一団が大きな火の周りに集まっています。火の上には回転する棒があり、大型の鳥が串刺しになっています。鳥の外見はオウギワシ(Harpia harpyja)に類似しており、体長は4mと推定されます。当該男性らは次の場面で鳥を切り分けて摂食し、その後伝統的なイスラムのサラートを行います。 |
追加の情報はありません。 |
| 1994.2.18 |
大勢の群衆が海岸に集まり、ペスト医師のマスク、スーツおよびネクタイを着用している女性によって誘導されます。彼女はプラスチックの椅子に座り、大きな革表紙の本から読み上げ始めます。当該女性は顔に覆面をしていにもかかわらず、発声は明瞭です。彼女の独白で使用される言語はアラビア語とフランス語の両方に類似していますが、転写は未だに翻訳されていません(有効な全記録については文書1419-57を参照してください)。読み上げ後、女性はオレンジ色を呈する海へと群衆を誘導します。 |
10年以上にわたる"暗期"前の最後の放送であり、これ以降は砂嵐状態が絶えず続いていました。詳細は補遺1419-2を参照してください。 |
| 2011.6.14 |
子供の一団がカメラの範囲外から遠方まで続く堀の内部にいます。堀にはダビデの星がいくつか彫られています。45分後、男性が堀の上から降りてきて、著し経年劣化した巻物を読み上げ始めます。当該巻物はカメラで確認可能であり、ヘブライ語で記載されています。財団の翻訳者らは、当該巻物の一部はミカ書第3章1-4節の模写であると判断しています。この節は、イスラエルの指導者たちによる人肉食、および預言者たちによる汚職を非難するものでした。 |
直近の放送です。さらなる情報は補遺1419-3を参照してください。 |
補遺1419-1: 1983年2月7日、メキシコ・オアハカの財団工作員は、人間を生贄にした容疑でカルト教団に警察が強制捜査を行ったという報告を受けました。前述のカルト教団は伝統的なメソアメリカの神々に日常的に供物を捧げており、最近ではシペ・トテック神を称える祭事を開催しましたす。祭事の期間中、観光客が拉致され、カルト教団の構成員との模擬戦を強制されました。当該観光客は生き残り、教団から解放されました。その後、人質だった人物が当局の元を訪れたことにより強制捜査へとつながりました。
この事件は、その奇妙な性質により当初から財団の注意を引きました。SCP-1419に関する最近の調査により、1982年の12月25日の放送とカルト教団の事件との関連が疑われています。さらなる調査が現在進行中です。
補遺1419-2: 1994年2月18日の放送が放映された直後(午後10時)、財団と接点のある西海岸各地の医療センターに入水自殺を図った多数の患者が搬送され始めました。自殺を図った人物の総数は756名で、うち82名が死亡しました。生存者は自身の行動について動機を述べることができず、標準的な医学的処置を受けた後に退院しました。本文書の執筆時点で、この事象は異常であると見做されていますが、SCP-1419と関連しているか明確になっていません。
補遺1419-3: 複数の財団研究者およびエージェントは、2011年の6月18日および19日、ニューヨーク市の多数のシナゴーグおよび教会の礼拝においてミカ書、特に最近の放送で披露された章に集中していたと指摘しました。司祭およびラビは尋問された際、その選択は適切であると感じたと述べたものの、その根拠を提示することはできませんでした。インタビュー対象には全てCクラス記憶処理が施され、事件については現在調査中です。
補遺1419-4: 財団研究員は、SCP-1419が放送する宗教と、現代ローマカトリック教、メソアメリカ信仰、初期の日本神道儀礼、およびコイサン神話に類似性が見られると指摘しました。
本ページを引用する際の表記:
このコンポーネントの使用方法については、ライセンスボックス を参照してください。ライセンスについては、ライセンスガイド を参照してください。
ページリビジョン: 4, 最終更新: 30 Mar 2026 13:52