SCP-1421-JP
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SCP-1421-JP

アイテム番号: SCP-1421-JP

オブジェクトクラス: Euclid Keter

特別収容プロトコル: 現在、SCP-1421-JPは1週間ごとに実施される定期検査を除き、半径300メートル以内への立ち入りが原則禁止されています。入園客に変装した財団エージェントが定期的に周囲を巡回し、SCP-1421-JPへの民間人の侵入を阻止しなければいけません。SCP-1421-JP-1に入室する場合は原則として10分以内に退室することが義務付けられます。SCP-1421-JP-2と接触する必要が生じた場合はDクラス職員を使用して下さい。

SCP-1421-JP-Aは発見次第直ちに拘束し、恒久的な収容下に置く必要があります。SCP-1421-JP-Aの親族や友人に対しては、カバーストーリー「交通事故死」を適用して死亡したものと偽装して下さい。

SCP-1421-JP-1内部の様子を撮影した映像や画像がインターネット上に公開された場合は、速やかに財団のネットパトロール部隊によって削除されなければなりません。速やかな削除が困難な場合はカバーストーリー「記念写真」を適用して情報工作を実施して下さい。事態を収拾した後は映像・画像を公開した人物を速やかに特定・追跡し拘束して下さい。

説明: SCP-1421-JPは大阪府吹田市の█████████公園に存在する、内部に異常な空間が広がっている展望塔です。SCP-1421-JPは全長約127メートル・全14階で構成され、60メートルから85メートル付近の7階から9階にかけて複数の展望室が設置されています。また、老朽化が進行しているように見えるにも関わらず、極めて高い耐久性を有していることが判明しています。

展望室の内部に入室した人間(SCP-1421-JP-Aと指定)は未知の異空間(SCP-1421-JP-1と指定)へ転移します。内部ではかつての日本万国博覧会に酷似したイベントが開催されており、内部の構造も当時の日本万国博覧会の会場に酷似していることが判明しています。SCP-1421-JP-1の上部は室内であるにも関わらず空が広がり、常に晴れの状態が維持されています。また、SCP-1421-JP-1の時間の流れは基本的に外部と同様であり、夜間は営業時間外であるとして入室することができません。イベントが終了した場合、SCP-1421-JP-Aは警備員の姿をしたSCP-1421-JP-2に促されSCP-1421-JPから帰還します。SCP-1421-JP-1は非常に広い構造のように見えるにも関わらず、GPS反応は常に同じ場所を示し続けます。また、外部からの通信は問題なく可能です。

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SCP-1421-JP-1の内部で撮影された写真

SCP-1421-JP-1には様々な年代で構成された多数の人型実体(SCP-1421-JP-2と指定)が存在します。彼らは入園客やスタッフとして振舞っているように見え、基本的にSCP-1421-JP-Aに対して親切であり危害を加えようとする様子は見られません。コミュニケーションを行うことは可能ですが、1970年以降の歴史や出来事については全く知らない素振りを見せます。また、SCP-1421-JP-2は外部に対し無関心であることが確認されており、これまで収容違反が発生した事例は存在していません。

SCP-1421-JP-1に入室したSCP-1421-JP-Aは段階的に複数の異なる異常性を発現し、最終的に恒久的に続くと考えられている第3段階へと至ることが明らかになっています。詳細は以下の通りです。

実験記録: 以下はSCP-1421-JP-Aの異常性発現の詳細を調査するために実施された実験記録の一部を記録したものです。実験はDクラス職員を使用し、小型カメラと通信機を所持させた上で実施されました。なお、実験に参加した全ての被験者が財団の指示を無視し、SCP-1421-JP-1内部のアトラクションや展示物への遊行を優先するようになったため、実験終了時には強制的な回収が実施されました。

補遺: SCP-1421-JPの発見はSCP-1238-JPの回収後に実施された追加調査が切っ掛けでした。追加調査の一環として、SCP-1238-JPの元々の所有者だった青田氏の交友関係について調査を行った結果、青田氏が過去にGoI-1958(夏鳥思想連盟)3の構成員として活動していたことが判明しました。事件ファイル-1238のインタビューで、青田氏と夏鳥思想連盟との間に何らかの関わりが存在していた可能性が示唆されていたこともあり、青田氏と交流の存在した人物に対してインタビューが実施されました。

以下はインタビュー記録の内容です。

インタビュー終了後、佐藤氏の証言を元にホームレスとなる以前の青田氏について追加調査を実施しました。その結果、青田氏は199█年頃まで夏鳥思想連盟にて活動を行っていたことが確認されたものの、当時の青田氏に過激な言動や行動は特に見られませんでした。そのため、青田氏が過度な懐古主義に傾倒したのは夏鳥思想連盟が保有しているとみられる何らかのアノマリーが関わっている可能性が高いと判断されました。後日、大阪府内に存在する夏鳥思想連盟の拠点と思われる複数の秘密施設を襲撃した所、SCP-1421-JPとの関連性が疑われる文書が回収され、SCP-1421-JPの存在が記載されていたことから、存在が発覚し収容に至りました。特筆すべきことに、襲撃した施設は既にほとんどが放棄されており、どの施設においても内部には昭和時代の玩具が無数に散乱していた状態となっていました。

夏鳥思想連盟の秘密施設で回収された文書:

これらの文書から、SCP-1421-JPは懐古主義思想に基づく活動の一環及び、GoI-008(酩酊街)に対する対抗策として、夏鳥思想連盟の発注を受けたGoI-8114(如月工務店)が建造したものと結論付けられました。また、財団が夏鳥思想連盟に対する追跡調査を実施した所、大阪府内における組織としての活動規模が激減していたことが判明しました。構成員だった人物の多くが社会的地位の喪失を経験したり、児童に対する虐待及び暴行で逮捕されていたりとSCP-1421-JP-Aと思われる行動が確認されています。このことから、夏鳥思想連盟はSCP‐1421-JPについて、詳細な異常性について知らされないまま利用し、多数の構成員がSCP-1421-JPの異常性に曝露してしまったものと見られています。

また、文書を受け過去に大阪府内にて行方不明となった人物の調査が実施されました。その結果、行方不明者の一部の中に、SCP-1421-JP-2と風貌が一致している人物が存在していることが判明しました。このことから、佐藤氏の証言にあった大阪府内のホームレスに仕事を斡旋していた業者とは、夏鳥思想連盟ではなく実際には如月工務店だったものと考えられています。

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