アイテム番号: SCP-145-J
オブジェクトクラス: Safe. コイツは無力化(neutralized)されるべきものですが、サイト管理官のクソのような貧乏さのために、新しいものに買い換える事が出来ません。
特別収容プロトコル: 「予算削減」のため、 SCP-145-Jはサイト-16の職員用メインキッチンに配備されており、通常の用途でこれを使用することも可能です。お勧めできませんがね。SCP-145-Jの操作補助のため、1組のオーブン用ミットが用意されます。
SCP-145-J使用時の傷害はアロエベラクリームで治療する必要があり、 サイト-16の主任正看護師である█████ Clemensにより、素手でホットプレートを扱えると思ったことについて、こってり絞られなければなりません。この脳死野郎め。現時点でSCP-145-J は、63名のDクラス職員・56名の上級を含む研究員・21名の機動部隊員・1名のO5(今度からコイツのことは0-5と呼ぶことにする)を含む、計141名の第1度熱傷の原因となっています。
説明: SCP-145-Jは使用すると、内部に置かれているものに以下のような、いくつかの異常な影響のうちのひとつを生じさせることがある、SHARP社製の1000W/R-21LC商業用電子レンジです。
- 何も加熱しません。
- 全てを燃やし尽くします。
- 外縁部がローストされたにもかかわらず、中央部は解凍されません。
- 馬鹿げたことに全体が冷たいにもかかわらず、それが置かれたプレートは、さながら溶けた溶岩です。
- 煙。そう、たくさんの煙。
- トレイが回転しません。
- トレイが時計回り・反時計回りと、交互に回転します 気にしてはいけない。そういうものなのです。
現在、 SCP-145-Jの異常の原因を突き止めるためにSCP-145-Jを分解するためのすべての要求は、一律に拒否されます。何故ならばその後にSCP-145-Jが働かなくなると、私達は何も持っていないし、それはこのくそで作業しようとするよりも悪い結果を産むことになるからです。 たまには私だって、外食なんかせずに温かい食事を持ってきて食べたいんです。あなた、この町周りの地価がどれだけ高いか知ってます? 大都市圏に近いこの施設は、本当に必要だと思います?家賃は目が飛び出るほどに高く、それがおそらく、私たちが代替品を手に入れることができない真の理由なんでしょう。
プレートなしで食品を加熱しようとする試みは認められますが、それはかなり非衛生的で、全体的に汚らしく見えます。古いセキュリティ映像の審査を含む、サイト-16における年1回のセキュリティ監査中、エージェント・██████がSCP-145-Jをプレートを置かずに加熱目的で使用し、Hot Pocket1を爆発させていた事実が判明しています。 彼はその後掃除をしようとはせず、誰も見ていないと思ったのか、なんと彼はその惨状をその場に残したのです。 懲戒処分の根拠になると思うでしょ? いえ、そう私も思ったのですが、ああクソっ、彼はまだここにいるんです。 代わりに私達はDクラス職員を焼却しました。それはひとえに、奴が財団勲章ゴマすり部門の受賞者であるからか、愚か者で怠け者であるという事実を見逃してもらえるような何かを持ってるからとしか思えませんね。
コレを書いている時点で、SCP-145-Jには近隣の全ての職員に影響を与える二次的なミーム効果を持つ事が判明しています。サイト-16の従業員間の士気は、ここ数ヶ月で著しい減少を示しており、経営に対する信頼と信用は史上最低レベルにまで低下している、と。驚いたね畜生。私たちには新しい電子レンジを買う余裕が欠片もないんでしょうか?私達は黄金を作りだすscipを持っていないんでしょうか?きっとここには予算という概念すらないんでしょう、私たちは財団なんですよクソッタレ。山のように過剰で無能な人員が付いた、誰も近付かない、しかも中に何も入ってすらいない超高額保管用ロッカーのために数十億ドルを費やしているようなね。
補遺: マジかよ? この文章がシステムに届いたってのか? データベースを保守管理してんのはどこのどいつだ? 脳をブチ抜かれた猿共か? クソッ、本当にここは俺しか働いてないみたいだな。こんな場所もうたくさんだ。