SCP-1459
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SCP-1459-1の個体

アイテム番号: SCP-1459

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1459はセクター-25のSafe棟-Cにある標準収容金庫内に収容します。██/05/16現在、レベル-1メンテナンス技術員であるバレーラのみ、SCP-1459の目視と接触が可能です。バレーラ技術員には実験期間中、感情の増大を改善する為の軽度の記憶処理を受ける機会が設けられています。バレーラ技術員が更なる実験を実施できなくなった場合、現場の主任カウンセラーは新しい個人を選別します。

評議会の命令により、実験は無期限に継続されます。

説明: SCP-1459は2.3m×1.2m×1.5mの大きさの改造されたクロー・クレーン・アーケード・ゲーム機です。この種類の多くの機体と同様に、正面と側面は透明な3枚の壁で、背面は黒い不透明の壁である中央が長方形の空間があります。しかし、SCP-1459は内部容器に固体の木製パネルがあり、通常設置されている賞品の落とし口が無いという特徴があります。

正面のパネルには2つのコイン投入口、大きな赤いボタン、マイク、デジタルナンバーディスプレイ、"クッキーを手に入れよう"1と書かれた看板、前述の焼き菓子を分配する細い横スロットがあります。機体の背後に電源コードは取り付けられておらず、またおそらく異常な手段によって動力を得ている為、必要としません。SCP-1459が非活性の時、中央の容器には何もありません。SCP-1459を無理やり開放することはできず、またどのような手段でも損害を加える事はできません。

25¢コインをSCP-1459に投入すると、中央容器の天井のハッチが開き、1体のSCP-1459-1を運んでいる爪がそこから降りてきます。時折SCP-1459が生成するSCP-1459-1とその他物体は、通常機体の上部に嵌めこむにはあまりにも大きい場合があります;ゲームの開始でこれら物体がSCP-1459から顕現するのか、別の場所から転移してきたのかは不明です。

SCP-1459-1の個体が置かれた後、デジタルナンバーディスプレは前回のプレイの数字2を表示し、録音音声がプレイヤーにボタンを押すよう促して、SCP-1459-1を破壊する方法を説明します。このメッセージが再生された後、正面パネルのボタンが光り、ナンバーディスプレイは15秒のカウントダウンを始めます。それからプレイヤーはボタンを押して、SCP-1459-1に実行する致死行為を口述しますが、唯一以前のゲームで使用した方法を選択できないという制限があります。

SCP-1459-1は未成熟のイエイヌ(Canis lupus familiaris)で、種類と性別は様々です。通常SCP-1459はプレイヤーが最も愛着のある犬種を選びます。SCP-1459の一見無限の収容量を除き、SCP-1459-1の個体は異常特性を示さず、その犬種に一致する行動をします。

プレイヤーが与えられた15秒以内に殺害方法を述べると、内部容器の天井のハッチが開いて多数の機械式アームが降り、プレイヤーの説明に必要な処置を実行します。この容器内では実行できない殺害要求は、SCP-1459が要求を実行するための更なる異常特性を示す原因になります(拡張記録参照)。一旦SCP-1459-1の個体が死亡すると、1枚のクッキーが機体の正面スロットを通じてプレイヤーに配られます。配られるクッキーの味はチョコレート、バニラ、オートミール、レーズン、イチゴ、レモン、ホワイトチョコレート、ピーナッツバター等です。大抵プレイヤーに配られるクッキーは最も好みではない種類です。

プレイヤーが殺害方法を述べられなかった、または方法が不十分な場合、ロボットアームがSCP-1459のハッチから降りてきて死亡するまでSCP-1459-1個体を叩きます。この場合クッキーは配られません。

全てのゲームの後、SCP-1459は自動的に内部容器を掃除します。まず、箒を持ったアームが降りてきて、SCP-1459-1の死体を落とし口まで掃きます。次に、SCP-1459は平らなゴム製の道具、石鹸が入ったスプレーボトル、清潔な白タオルが取り付けられているアームで容器の表面を拭き取ります。この工程が行われている間、録音メッセージがプレイヤーに言います、"やあ、こんなことするなんて君は全くもって地獄に落ちるべき奴だな。もう一回遊ぶ?"。

補遺: 以下はSCP-1459の背面にある製造所の記号です:

Y.W.T.G.T.H.F.T.の素敵な人達提供。
シュガーコム製菓協賛。

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