SCP-1460
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アイテム番号: SCP-1460

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1460はサイト██の標準人型収容室に収容してください。通常治療以外のSCP-1460との接触、実験は最低2以上の上級研究員からの事前許可を得てから実施してください。

SCP-1460には毎日ペントバルビタール/チオペンタールを処方することになっています。通知があるまで、基本治療に必要な薬以外の使用は中止されました。

終身財団部隊は監視とSCP-1460の影響を阻止するために████、██の街に秘密裏に配置されます。部隊は機密維持と市民の混乱を最小限に抑えるために、必要ならば記憶処理を施せることを許可されています。

説明: SCP-1460はアメリカの████、██の街に住む、[編集済]のアジア系アメリカ人の32歳男性です。SCP-1460は█/██/██に勤務先へと歩いている最中に公共バスにはねられ重傷を負った交通事故で8年間昏睡状態になり、そのうち7年は財団で治療を受けていました。SCP-1460は地方の病院では適切な外傷に対して処置のできる施設がなかったため別の病院へと搬送され、定期医療記録検査の中で複数の矛盾が発見され財団の注意を引きました。

SCP-1460の状態にもかかわらず、彼と日常的に接していた人間は、彼が昏睡状態だった間も彼と接触していて彼の現状を知りませんでした。地元の監視映像からは全く姿を確認できないが、友人と家族はSCP-1460は10年間、████の低賃貸のアパートで暮らし、SCP-1460が働いていた地元のスーパーマーケットで同じ期間仕事していたと報告しています。さらに、SCP-1460の銀行業務記録やATMの利用が定期的に記録されており、銀行職員がSCP-1460の活動を確認しているにもかかわらず、銀行・ATMの監視ビデオには姿はありませんでした。

補遺1460-01: インタビュー1460-03Bから抜粋

日付: ██/██/█
対象: L████ H███████夫人(SCP-1460の母親)
質問者: エージェント・E████(身元を伏せています)

エージェント・E████: お時間いただきありがとうございます、H███████さん。いくつか[編集済]について簡単な質問をさせていただきます。

H███████夫人: わかったわ。

エージェント・E████: 彼が退院した時のとこの事を覚えていますか?

H███████夫人: ええ、やっと退院出来たとこに安堵したわ。病院にいた間はずっと気を失ったままだし、だからね、本当に嬉しかったわ。

エージェント・E████: 正確に、彼を迎えに行った日付を思い出せますか?

H███████夫人: もちろんよ、その日は…えっと…うーん、思い返してみれば、いつだったか思い出せないわ。████の無事を確認することに集中しちゃって他のことに気を払えなかったのね。

補遺1460-02: インタビュー1460-09Aから抜粋

日付: ██/██/██
対象: G███ V█████████氏([編集済]スーパーマーケットの業務部長)
質問者: エージェント・E████(身元を伏せています)

エージェント・E████: [編集済]について話していただけますか?

V█████████氏: ████について知りたいのかい?彼は問題ないし、本当に穏やかで、働き者だよ。毎日出勤して、自分の仕事をきちんとこなし、我慢強い、決してふざけたりしないしね。

エージェント・E████: 事故以来、異常な行動は見られませんでしたか?つまり、彼におかしな事がありませんでしたか?

V█████████氏: いや、そんな、彼は極普通の男だよ。彼に何か問題でもあったのかい?

エージェント・E████: いいえ、ただ病院の内密な経過観察です。

V█████████氏: 分かった、えーと、もし彼と話したいのなら、彼は30分そこらでここに戻ってくるよ。

補遺1460-03: インシデント記録1460-03

██/██/█、より深い昏睡状態を促すためにSCP-1460にペントバルビタール/チオペンタールの処方が承認されました。処方から1週間以内に、地方財団エージェントはSCP-1460に影響を受けた人間が突然ひどい混乱に陥ったと報告しました。実験は直ちに中止され、その後、必要に応じてクラスB記憶処理が施されました。SCP-1460の抑制、無効の試みは無期限に停止されました。

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