SCP-1476
評価: +3+x

アイテム番号: SCP-1476

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1476標本はサイト██にある専用の鳥小屋に収容されます。通常の給餌と鳥小屋の維持管理以外でのSCP-1476の実験または接触は最低2人のLevel3上級研究職員の許可があるときのみ許可され、過剰分の標本は焼却により処分します。

野生のSCP-1476の群れは、できれば静止した状態で、標本を回収した後に破壊します。

説明: SCP-1476は遺伝的にはBranta canadensis、即ちシジュウカラガンと区別の付かない鳥の群れです。SCP-1476は外温性で通常の移住性や生殖本能が欠如していること以外は通常のB. canadensisに一致した行動を示します。その代わり、周囲温度が氷点下を下回ると、SCP-1476実体は開けた場所を探し、自身を凍りつかせます。

この冷凍状態で、SCP-1476標本は非常に脆くなり、外部から力が加わると簡単に罅が入り、壊れます。周囲温度が氷点下以上に戻ったあと、残った130cm3以上の体積の組織の断片は6時間かけて若いSCP-1476に再構成し、その後通常に成長します。負った傷と非冷凍状態の標本から切除した組織はこの再構成特性を示さず、標本は死後に凍結します。死亡した標本の検死では生殖器官が完全に欠如している他に生物学的異常は示されませんでした。

██/██/██、SCP-1476はマニトバ[編集済]にてハンターが"冷凍したガンの広大な肉のフィールド"を発見した後にカナダ・ワイルドライフ・サービスの報告により財団の関心を惹きました。財団収容班は複数のSCP-1476標本を回収し、残りの群れは焼却により破壊し、その後目撃者全てに対してクラスA記憶処理を施しました。その後報告は悪戯として公表されました。機動部隊ラムダ-4("バードウォッチャー")はSCP-1476の更なる野生の群れの監視と、確認された場合には追跡、破壊を実行するよう命じられました。

補遺1476-01: 事案報告

██/█/██、財団収容班はSCP-1476の野生の群れの確認された報告に応じました。この群れから保護した標本は遺伝的には互いに同一でしたが、収容されている既存の標本とは異なりました。これらはSCP-1476-2と指定され、現在サイト██で別々の鳥小屋に収容されています。残りの群れは収容手順に従い破壊しました。

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