SCP-1477
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アイテム番号: SCP-1477

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1477は現在、レベル4アクセスセクター-25の高セキュリティ金庫室に収容されています。インシデント1477-01後、SCP-1477による実験は一時中止されています。

説明: SCP-1477は簡易的な温度調節機能と非機能的な加熱部を備えた子供用電気オーブンです。オブジェクトには廃業した玩具メーカーであるジラード・トイズのロゴが記載されており、内部部品は1980年のものでしが、同社の記録からそのような製品は確認されず、ジラード社資産による生産はこの年代で既に終了していました。SCP-1477を活性化させた場合、著しい量のガンマ線とベータ線を放出します。

活性化中にSCP-1477内に置かれた物質は自然に核変換され、より軽い元素に変換されます - その原子番号は1時間につきSCP-1477の現在の設定温度に相当する量だけ減少します。回収されたSCP-1477は「3」に設定されていました - 機器類には1から5までが表示されていますが、設定「5」は異常な特性を有していないように見受けられ、代わりにSCP-1477を180°Cの通常のオーブンとして動作させます。

SCP-1477は内部に存在する陽子と中性子の対を未知の方法で物体の周囲の物質に転移させ、その物質をより重い元素に変換することで動作することが判明しています。実験では、SCP-1477は元の位置から3mから10mの間にある素粒子を伝導させました。この距離は物体の温度設定と逆相関の関係にあります。温度設定を高くすると粒子数は増加するものの電力消費量の増加は観察されないことから、この範囲はエネルギー入力と正の相関があることが示唆されています。

初回実験の後、周辺大気の変性によりヘリウム、ネオン、軽度の放射性フッ素およびナトリウムの濃度を著しく上昇させるため、実験チャンバー内に強力な換気システムを導入する必要があると考えられました。より高い設定値では、SCP-1477によって生成される高度にイオン化された物質と結合した場合、火災の危険を呈するマグネシウムの形成が伴います。

SSCP-1477の構成部品自体は、この影響に対して耐性を示しているようです - 実験中にSCP-1477の部品を通常のオーブン(SCP-1477-1に指定)の部品と交換し、SCP-1477の異常な効果がどの時点で発現し始めたかを調査するために同様の実験を行いました。その結果、SCP-1477は従来通りの動作を継続しました - しかしながら外部由来の部品は急速に劣化しました - これはすべての内部部品がSCP-1477-1に移行するまで継続しました。

SCP-1477-1は最終構成要素 - 非機能的な加熱部は加熱要素の1つです - を転用するまで異常な影響を発現しませんでしたが、SCP-1477に関連付けられると即座にすべての影響を発現するようになりました。しかしながら、SCP-1477-1を設定4にして実験を行ったところ、オーブンのアルミニウム構造要素が急速に塩素ガスへと変質し、研究員に更なる危険を齎しましました。すべての構成要素は、本稿執筆時点でSCP-1477の元の外観に戻されています。

回収記録SCP-1477

SCP-1477は財団職員が重大な放射線汚染の通報を受けた後に、イギリスハンプシャー州北部郊外の居住地から回収されました。対象物から発生した放射線に加えて、周辺住宅の大部分が重金属の放射性同位元素に変換され、激しい火災を引き起こしました。SCP-1477は1階の寝室で発見され、ほとんど損傷はありませんでした。

唯一の生存者である38歳のキャサリン・N██████夫人は財団の保護下で2日後に死亡し、SCP-1477の起源について明確な知見を提供することはできませんでした。主にチタン(おそらくバナジウム46が腐食したことに由来する)といった成分が残存する人骨がSCP‐1477の近くで発見され、歯科記録はアルフィー・N██████(9歳)のものと一致しました。回収時にSCP-1477の内部から水銀と白金の痕跡が見つかり、併せて、分析により硫黄化合物であると判明したもので文字が記載されているリチウムの薄板も発見されました。以下の断片を除いた文章の多くは判読不能でしたが、これは錬金術のリプリースクロール1からの抜粋と見られています。

"澱みなき海で[判読不能]、彼の翼を喰らう者は姿を変えながらも己自信はまだ完全に不動のものとする。すべての羽が彼の下を去る時、彼は石の如くここに佇む[判読不能]。そしてすべては死者を甦らせる石の為である。"

インシデント記録1477-01

2012年3月4日、SCP-████の収容に使用するためのガリウム元素を生成する目的でSCP-1477を使用することが承認されました。承認された手順ではヒ素試料の原子番号を減らすため、SCP-1477を最低設定で連続使用する必要がありました。最初の試料はゲルマニウムからガリウムに正しく変換され、2番目の試料が投入されました。この間、SCP-1477の収容エリア内の鉛メッキの一部がビスマスに変換され、その後ポロニウムに変換されたと考えられます。これまでの高温設定での実験では、SCP-1477の効果が及ぶ範囲が実験チャンバーの壁に到達するには不十分であったため、この効果は生じていませんでした。実験開始から2時間15分後、顕著な量のメッキがアスタチンに変換され爆発的に気化し、12名の負傷者が発生し、うち3名が死亡しました。

エージェント・B██████とエージェント・ P█████はその後、SCP-1477を収容ユニットから回収し強制的に施設から移動させました。7時間後、使用された財団車両の所在地がギルドフォード近辺のA3であることが判明した際、オブジェクトは回収されました。両エージェントは放射線中毒によって行動不能に陥り、その後死亡しました。生前のエージェント・B██████の尋問の結果、2名ともカオス・インサージェンシーに雇用されており、SCP-1477を入手してその特性を金銭的な利益を目的として利用することを企図していたことが明らかになりました。これが「ヘルメスの杖」として知られる異常物体の効力低下として流言されていることと関連しているかどうかは不明です。インシデント1477-01を引き起こした実験はエージェント・ P█████が意図的に仕組んだものと考えられており、この実験の立案および承認に関わった全ての職員は、当該団体との更なる関係を明らかにするために調査されています。SCP-1477はインシデント中に損傷を受けたように見受けられ、当該装置はもはや事実上原子番号の変化を確実に対応させていません - この予測可能性の喪失によりSCP-1477でのさらなる実験に不利な影響を与えています。

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