アイテム番号: SCP-150-FR-J
脅威レベル: 赤 ●
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: Villemoirieu市の住民は、公共財産の破壊、道路上の動物性廃棄物の流出、他人からの略奪、その他の同様の条項を禁じるような公共空間に関わる法律を全て遵守しなければなりません。
2人の住民につき1人の警察官が監督しなければならず、警察官が住民の下を離れる場合、新たに2人の財団エージェントが割り振られます。
交通違反を防ぐために、道路上の25.2m間隔ごとに速度測定装置が設置されています。違法行為の疑いがかけられた個人は、直ちに警察に引き渡されなければなりません。(この手続きは、該当区域の地方裁判所の許可の下で行わなければなりません。)
SCP-150-FR-Jが発生した場合、全てのエージェントは直ちに避難しなければなりません。現場の目撃者には記憶処理を行い、SCP-150-FR-Jによる被害は、建設現場によるものとして正当化されなければなりません。
説明: SCP-150-FR-Jは、違法行為が発生した際にVillemoirieu市に現れるSWATのメンバー10名で構成された集団です。違法行為が発生すると、SCP-150-FR-Jは展開、行動、離脱という3つの段階に分かれた介入を行います。
SCP-150-FR-Jのメンバーが捕獲され得る状況にあるとき、彼等は防弾チョッキを脱ぎます。防弾チョッキの中には常に起爆可能な手榴弾のベルトが巻かれており、「私をここに置いていけ、後は任せろ!」のようなフレーズを仲間に叫びます。大抵の場合、他のチームメンバーは「駄目だ!ヒーローになる必要は無い!」と言うでしょう。
SCP-150-FR-Jのメンバーが死傷した場合、次回介入時のメンバーの右腕に頭蓋骨の入れ墨が現れます。
展開(屋外): スーツケースや窓、マンホール、その他の場所に身を隠した状態で腕を出し、犯罪者から数メートル離れた位置にスモークグレネードを投げ込みます。爆発とともに、SCP-150-FR-Jは煙の中から現れ、戦闘態勢を取ります。 この時SCP-150-FR-J-1は、定型的に「ゴーゴーゴー!」と叫びます。
展開(屋内): 誰も目を向けていない場所からヘリコプターが飛来し、該当する建物の屋根の上へ降下します。 SCP-150-FR-Jは目標の窓を破壊し、スタングレネードを部屋に投げ込みます。この時SCP-150-FR-J-1は、定型的に「ゴーゴーゴー!」と叫びます。
注意事項: SCP-150-FR-J-11の滞空空域が狭すぎる場合、マンホール、窓、庭、散水ホース内から離散した状態で現れ、最終的には目標地点で合流します。
行動: SCP-150-FR-Jは、目標に向かって、地面に伏せるか、ひざまずくように叫びますが、これらの2種類の命令は酷く曖昧です。この時、非常に高い頻度で、該当地域全体で爆発が起こり、SCP-150-FR-Jのメンバーは常に誰もいないあらゆる方向に向けて、携行している武器を乱射します。目標は無力化されると、3人程のメンバーによって地面に押さえつけられ、背中側に手錠をかけられます。
離脱: 目標に手錠がかけられると、SCP-150-FR-J-1は「ターゲット確保、繰り返す、ターゲット確保、Papa Poule、即時離脱を要請する」等の発声をします。それに対してSCP-150-FR-J-11は、「Papa Poule了解、離脱地点チャーリーにて準備完了」のように返答します。一連の応酬の後、SCP-150-FR-J-11はロープを展開し、各メンバーと捕まった人物がロープに引っ掛けられます。SCP-150-FR-J-11が去ると、いくつかの爆発とともに、目標地点付近の建物が破壊されます。
完全なチームメンバーのリストは次の通りです:
SCP-150-FR-J-1
姓 : Smith
名 : Johnny
年齢 : 48
性別 : 男性
装備 : 葉巻
SCP-150-FR-J-2
姓 : Baker
名 : Brandon
年齢 : 35
性別 : 男性
装備 : M60重機関銃
SCP-150-FR-J-3
姓 : Cooper
名 : Jerry
年齢 : 28
性別 : 男性
装備 : グレネードランチャー
SCP-150-FR-J-4
姓 : Bolchakov
名 : Anastasia
年齢 : 24
性別 : 女性
装備 : ドラグノフ狙撃銃
SCP-150-FR-J-5
姓 : Lewis
名 : Jay
年齢 : 41
性別 : 男性
装備: M16アサルトライフル
SCP-150-FR-J-6
姓 : Young
名: Adam
年齢 : 39
性別 : 男性
装備 : M16アサルトライフル
SCP-150-FR-J-7
姓 : Brooks
名 : Ayden
年齢 : 32
性別 : 男性
装備 : MP5K短機関銃
SCP-150-FR-J-8
姓 : Carter
名 : Jimmy
年齢 : 43
性別 : 男性
装備 : MP5K短機関銃
SCP-150-FR-J-9
姓 : Morris
名 : Walter
年齢 : 33
性別 : 男性
装備 : MP5K短機関銃
SCP-150-FR-J-10
姓 : Collins
名 : Bob
年齢 : 30
性別 : 男性
装備 : MP5K短機関銃
SCP-150-FR-J-11
姓 : [UNKNOWN]
名 : Papa Poule
年齢 : [UNKNOWN]
性別 : 男性
装備 : ヘリコプター
注意事項: いくつかのSCP-150-FR-J個体と有名な俳優との類似性は、単なる偶然に過ぎません。
日付 : 8/04/2017
場所 : Villemoirieu市、█████████地区
老婦人が2人の若者によって財布を盗まれた模様。
スモークグレネードが投げ込まれ、SCP-150-FR-Jが煙の中から現れる。
SCP-150-FR-J-1 : ゴーゴーゴー!
SCP-150-FR-J-4 : WagnerからDaddy Coolへ。 目標を視認したわ。
SCP-150-FR-J-1 : Destructeur、制圧射撃だ。そこの2人、手を頭の後ろに置き、腹這いになれ!ああクソッ、このセリフ前にも言わなかったか?
両者はSCP-150-FR-J-6とSCP-150-FR-J-9に捕らえられ、地面に伏せている。SCP-150-FR-J-5は財布を拾い上げ、SCP-150-FR-Jの到着後から動いていない老人に返す。
SCP-150-FR-J-1 : ターゲット確保、繰り返す、ターゲット確保、Papa Poule、即時離脱を要請する。
SCP-150-FR-J-11 : Papa Poule了解、離脱地点チャーリーにて準備完了。
SCP-150-FR-Jが2名をヘリコプターに引っ掛けているように見える。作戦は終了したようだ。
犯行現場は現在、完全に荒廃している。8名の負傷者、5名の死傷者が報告されている。
日付 : 24/04/2017
場所 : Villemoirieu市、市庁舎
80歳男性が飼い犬の糞を拾わなかった模様。
スモークグレネードが投げ込まれ、SCP-150-FR-Jが煙の中から現れる。
SCP-150-FR-J-1 : ゴーゴーゴー!
SCP-150-FR-J-8 : 目標は逃走中。
SCP-150-FR-J-1 : そこのお前、横になって身体を丸め、膝に手を回せ!
SCP-150-FR-J-4 : そこまで遠くへは行けないはず、麻酔ダートを装填するわよ。
SCP-150-FR-J-4が男性を眠らせる。SCP-150-FR-J-2は火炎放射器を装備し、犬の排泄物を炭化させ、そのままSCP-150-FR-J-1の葉巻に火を点ける。
SCP-150-FR-J-2 : 指揮官、エリアを確保しました。
SCP-150-FR-J-1 : ターゲット確保、繰り返す、ターゲット確保、Papa Poule、即時離脱を要請する。
SCP-150-FR-J-11 : Papa Poule了解、離脱地点チャーリーにて準備完了。
目標がヘリコプターに積み込まれ、その区域を離脱した。犬はその場に残されている。
SCP-150-FR-J-1 : よくやったなボーイズ。今日は私の家でパーティーだ。
犠牲者はいなかったものの、嘆かわしいことに市庁舎は部分的に破壊された。
日付 : 26/04/2017
場所 : Villemoirieu市、パーティーホール前。
遊んでいる子供達の内1名が芝生を踏んだ模様。
噴水からスモークグレネードが投げ込まれ、SCP-150-FR-Jが煙の中から現れる。
SCP-150-FR-J-1 : ゴーゴーゴー!
SCP-150-FR-J-5 : 指揮官、人々が我々を押し留めようとしています。どうしますか?
SCP-150-FR-J-1 : Kaboom、お前の出番だ!
SCP-150-FR-J-3 : 喜んで。指揮官。
SCP-150-FR-J-3は群衆の真ん中にグレネードを発射、グレネードは大量の破片をばらまき、民衆は逃げ惑う。
SCP-150-FR-J-1 : Brute、Impitoyable、移動するぞ。Wagner、目標を確保できるか?
SCP-150-FR-J-4 : ええ、キャプテン。捕獲ネットは準備完了よ。
SCP-150-FR-J-1 : よし発射!
SCP-150-FR-J-4が、ネット射出機を用いて目標を捕獲。 SCP-150-FR-J-7およびSCP-150-FR-J-9が捕獲された目標を確保した。
SCP-150-FR-J-1 : Papa pouleへ、こちらDaddy cool。ターゲット確保、繰り返す、ターゲット確保。
SCP-150-FR-J-11 : Papa poule接近します。
民間人の一群に変装した財団エージェント達が、SCP-150-FR-J-4の確保を試みる。1人のエージェントがナイフで殺害される。SCP-150-FR-J-4は防弾チョッキを脱ぎ、グレネードのベルトを露出させる。
SCP-150-FR-J-2 : 駄目だAnastasia、やめてくれ!
SCP-150-FR-J-4 : ごめんなさい、でももう選択肢が無いの。逃げて!
子供達は拉致され、SCP-150-FR-J-4の自爆により、2人の財団エージェントと2人の民間人が死傷。付近一帯は巨大なクレーターに置き換えられた。
ページリビジョン: 20, 最終更新: 29 Aug 2021 16:35