SCP-1508-JP
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アイテム番号: SCP-1508-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-1508-JPはその性質からオブジェクトの存在及び後述する異常性の隠匿に重点を置かれます。SCP-1508-JPの出現(イベント1508-JP)が確認された場合、全国の沿岸部に待機している機動部隊む-69"女帝"1が該当区域に出動し対応を行います。イベント1508-JP収束後、一般の目撃者にはBクラス記憶処理の投与を行い開放してください。

説明: SCP-1508-JPは財団が過去に所有していた巡視船「SCPS ミヤズ」2に酷似した正体不明の船舶です。SCP-1508-JPに対する接触による干渉は現在まで成功していません。出現に関する規則性は現在までに判明していません。SCP-1508-JPは出現から消失まで出現地点を中心とした異常海域を生成します。(以降イベント1508-JPと呼称。)

イベント1508-JPの内容は下記の通りです。

1: 日本近海にSCP-1508-JPが出現。この際出現と同時に重油に似た物質(SCP-1508-JP-1)がSCP-1508-JPより生成3され海面に流出する。

2: 出現から30分~1時間後、SCP-1508-JP-1の流出海域が悪天候の伴う複数の高波に覆われる。この現象は20~30分間続く事が確認されている。

3: 高波の鎮静化後、SCP-1508-JP及びSCP-1508-JP-1が消失する。

補遺1: 発見経緯

SCP-1508-JPは、2019/██/██東京湾沖を航行中であった財団所有のイージス艦「SCPS グダニスク」が発生要因不明の広範囲の高波を航行するSCP-1508-JPを発見、「SCPS グダニスク」からの応答に答えず消失が確認されたため超常現象記録-JPとして記録されました。

その後、日本近海に非規則性でのSCP-1508-JPの出現が複数の船舶によって確認4されたことからオブジェクトへの登録及び該当の超常現象記録-JPのアーカイブ化がサイト-81██管理官によって決定、特別収容プロトコルが制定されました。

補遺2: 事案1508-JP記録

2020/01/██に発生したイベント1508-JPにおいて、対応した機動隊員の内20名が海上に流出したSCP-1508-JP-1に接触する事案が発生しました。そのうち16名5が海中へ投身するなどして死亡。残りの4名6に異常は見られませんでした。以下の記録は事案発生後に記録された映像の書き起こしです。

映像ログの書き起こし

日付: 2020/01/██

機動部隊: 機動部隊ぬ-50("魅惑の半魚人")

対応船: 巡視船「SCPS イコマ」

撮影場所: 駿河湾沖SCP-1508-JP-1流出区域より南方3キロメートル、巡視船「SCPS イコマ」内食堂。

補遺: 事案1508-JP発生から3時間ほど経過、SCP-1508-JP-1に接触した機動隊員"ガンマ"を食堂内にて拘束。機動隊長"アルファ"による尋問が執り行われた。


[ログ開始]

ガンマ: おい、クソ、解け。

[ガンマ、声を荒げる。]

アルファ: 頼むから落ち着いてくれ、何故海に飛び込もうとした?オメガが抑えてなければ死んでいたのだぞ?

ガンマ: うるさい、黙れ、早く解けこの野郎。

アルファ: 落ち着けと言っているんだ君島7、解いたら海に飛び込むつもりなのだろう?なぜそこまで死に急ぐ?

ガンマ: [数秒沈黙。]使命だ。

アルファ: 使命?

ガンマ: 俺たちは行かなくちゃいけないんだ。海の底へ、海底の奥底へ。

[ガンマの呼吸が早まる。]

アルファ: 海底に何かあるのか?

ガンマ: 違う、もっと、もっと奥だ。

[ガンマが頭部を床に叩きつける。]

アルファ: おい馬鹿やめろ!早く取り押さえろ!

[オメガがガンマを押さえつける。]

ガンマ: 奥へ、奥へ!母なるマントルの奥底へ!

[ガンマが暴れオメガが突き飛ばされる。]

ガンマ: 行く、行く、行く!

[ガンマが全身を痙攣させる。その後ガンマの死亡が確認される。]

[ログ終了]

この事案後、Dクラス職員を用いた実験の結果、睾丸を保有している男性のみがSCP-1508-JP-1の影響を受けることが判明しました。これを受け、特別収容プロトコルの改定がサイト-81██管理官によって決定されました。

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