SCP-1540-JP
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アイテム番号: SCP-1540-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 瞬間的に消失するというSCP-1540-JPの特性から、財団による確保には至っていません。そのため、SCP-1540-JPの痕跡の隠蔽をもって収容とします。

SCP-1540-JPが現れた通夜の参列者は近隣のサイトに収容し、小型人型実体収容室にて保護します。多くの場合、大きな精神的ショックを受けているため、必要であればカウンセリングや記憶処理を施してください。参列者の関係者には、急な転居などを行ったとするカバーストーリーを流布してください。

通夜の翌第1、もしくは第3土曜日に、東京都のゴミ収集員を装った財団職員により、SCP-1540-JP-1の遺体を確保します。遺体は近隣のサイトへ運搬した後、研究され、必要であれば標準手順にのっとり、焼却、埋葬してください。

SCP-1540-JPの出現と消失を目撃した一般人が存在する場合、記憶処理を施してください。

説明: SCP-1540-JPは特定条件下の通夜の席に現れると予想される人型実体です。外見上は30から40代ほどのモンゴロイド系男性に見えますが、ジュストコール・ジレ・キュロットといった後期バロック調の貴族的な衣装を装着しています。また、出現時には白毛のEquus caballus(ウマ)に騎乗しています。

現在までにSCP-1540-JPが現れた通夜の共通点は以下の5点です。

  1. 会場が東京都港区内
  2. 参列者が7名以下
  3. 故人が14歳以下の女性
  4. 故人が黒髪の長髪
  5. 故人の死因がリンゴアレルギーによるアナフィラキシーショック

通夜の席に出現したSCP-1540-JPは、下馬した後に故人の遺体に接近します。この際、参列者の身体が縮小し、おおよそ元の体格の1/12までになります。その後、SCP-1540-JPが遺体の唇に口づけると故人は蘇生します(蘇生した故人をSCP-1540-JP-1と指定します)。SCP-1540-JP-1は完全な意識を持ち、周囲を認識しているとみられ、混乱した様子を見せます。SCP-1540-JPはSCP-1540-JP-1を『白雪姫』と呼称し、SCP-1540-JP-1が抵抗した場合は強引に抱きかかえ、白馬に乗せた後に共に消失します。縮小した参列者の体格は永続的に元に戻りません。

通夜の翌第1、もしくは第3土曜日に、SCP-1540-JPは再出現します。再出現地点は、東京都港区南青山███-█-██のゴミ収集地点です。この際も前述の貴族風衣装を着用していますが、白馬には騎乗していません。また、不透明な黒いビニール製ゴミ袋を2から3個所持しており、それをゴミ収集地点に投棄します。その後、SCP-1540-JPは消失します。ゴミ袋の内容物はSCP-1540-JP-1の切断された遺体であり、生命の兆候はなくなっています。遺体の痕跡から、SCP-1540-JP-1の死因は両足部の広範囲にわたる重度の熱傷によるショック死であるとみられます。熱傷痕は一般的なハイヒールの内部形状とおおよそ一致しています。また遺体には一切の着衣がなく、皮膚表面などに唾液などの体液が付着しています。これらのDNA鑑定が行われた結果、すべて同一の男性のものと判明しましたが、個人の特定には至っていません。

補遺: 2010年代以降、東京都港区におけるリンゴアレルギーが原因による死亡者が急増しており、またそのほとんどが若年女性であるなど統計学的異常が発生しています。このことについてもSCP-1540-JPが何らかの関係を持つ可能性があります。

補遺2: 2019年1月20日に回収されたSCP-1540-JP-1の遺体から、皮膚に『ま』と読める跡が唾液によって記されていることが発見されました。その後2月3日に回収された遺体から『じ』、2月17日には『よ』、以降5月19日まで順に『の』『せ』『い』『た』『す』『け』と記された遺体が発見されています。その後、回収された遺体からは同様の痕跡は発見されていません。また5月19日以降、SCP-1540-JPは赤熱した鉄製の靴を履いて出現し、非常に苦しむ様子を示しています。これらの事実の関連性は調査中です。

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