SCP-1545-JP
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DLsiteにおけるSCP-1545-JPのイメージ画像

アイテム番号: SCP-1545-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: DLsiteにおけるSCP-1545-JPの販売は現在停止しています。サンプルとして、SCP-1545-JPがバックアップされたUSBメモリがサイト-8104に保管されています。SCP-1545-JPを記録した媒体の多くは未収容です。現在、SCP-1545-JPの使用が疑われる地域における媒体の回収と関係者への記憶処理、並びに対抗ミームの開発が進行中です。

説明: SCP-1545-JPは「ゆるふわ催眠レイプ」としてインターネット上のダウンロードショップ「DLsite」で販売されていた、オーガズムを与えることを目的とした朗読音声です。SCP-1545-JPは登場人物である女性による強制的な性的行為を題材としており、耳が舐められているかのような音声や、至近距離での囁きによるカウントダウンを主な構成要素として含みます。SCP-1545-JPの原本の再生時間は1時間12分であり、カウントダウン部分は計2回存在します。以下は異常性が除去されたカウントダウン部分の音声の内容です。

カウントダウン部分において、SCP-1545-JPを聴取している人物は例外なくドーパミンの分泌量が増加していきます。SCP-1545-JPの「ゼロ」という音声を聞いた瞬間、ドーパミンの分泌量は平常時の約10倍にまで急激に増加します。この効果は、8分間から21分間持続します。SCP-1545-JPの内容を理解していた場合、SCP-1545-JPを聞いている間は性的欲求及び性的興奮が増大します。SCP-1545-JPには高い依存性がありますが、継続的使用による効果の減衰は確認されていません。これらの異常性はDLsiteから購入・ダウンロードした場合にのみ発現し、複製に異常性は見られません。 特定の手段で複製した場合のみ異常性が発現します(補遺1を参照)。

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大野 武臣氏

補遺1: SCP-1545-JPはDLsiteにて販売が開始され、その後急激に売上が増加、9日後にはDLsiteにおける歴代売上1位を記録しました。その急激な売上増加からエージェントがSCP-1545-JPの1つを購入して検査したところ、1990年代に広く用いられていた精神影響特性の付与技術の痕跡が確認されました。その為、財団はDLsiteにおけるSCP-1545-JPの販売を停止させ、購入履歴からSCP-1545-JPの回収と記憶処理を開始しました。

調査の結果、SCP-1545-JPの販売元が大野 武臣氏(当時38)を代表とするサークルであることが判明しました。同氏の父親(故人)はプロメテウス研究所の元職員であることが判明しています。以下は同氏へのインタビューの書き起こしです。

インタビューログ1545-JP/001


対象: 大野 武臣氏

インタビュアー: 新堂 翔研究員

<録音開始>

新堂研究員: それで、あの音声を作成したのはあなたのサークルなんですね?

大野氏: は、はい。その、最近売上が伸び悩んでたものですから、親父が昔教えてくれた方法を使って一発当てようかなあ、と思いまして。

新堂研究員: その方法は[削除済]というものですか?

大野氏: そうです。お、親父はそう呼んでいたと思います。

新堂研究員: 販売する上ではデータの複製が必要であると思いますが、それはどのように?

大野氏: ああ、ええと、うちにあるパソコンに親父が昔作った古い機械がついてて、それで複製してるんです。ふ、複製禁止の機能もそれでつけました。

新堂研究員: なるほど。ところで、あなたのサークルには女性がいませんね?関係者も調べましたが、イメージ画像のモデルは発見されたものの、あの音声と声紋が一致する人物は発見できませんでした。あの音声は、一体どなたが?

大野氏: [沈黙] そ、その。

新堂研究員: 何でしょう。

大野氏: わ、私です。それを録ったの。

新堂研究員: [沈黙] は?

大野氏: [咳払いした直後、女性のような声で] こ、こんな感じに。

[新堂研究員が持っていたペンが床に落ちる音]

<録音終了>

終了報告書: 大野氏の自宅から回収された機械が証言と一致することが確認されました。同氏は、関係者へのクラスA記憶処理の後、SCP-1545-JP研究への協力の為に財団施設に拘留されています。

補遺2: 20██/██/██、中東の紛争地域にてSCP-1545-JPのカウントダウン部分を切り取った音声が使用されていることが確認されました。使用していたテロリスト集団は、これまで財団が要注意団体としてマークしていた団体ではありませんでした。SCP-1545-JPの購入履歴を辿ったところ、同団体に賛同していた留学生モハメド・ハディド氏(当時21)が購入していたことが判明しました。以下は同氏へのインタビューの書き起こしです。

インタビューログ1545-JP/002


対象: モハメド・ハディド氏

インタビュアー: エージェント・桑田 望

付記: 以下の内容は全てアラビア語から翻訳されたものです。

<録音開始>

エージェント・桑田: さて、ハディドさん。あの音声についてお聞かせ願えますか?

ハディド氏: [沈黙]

エージェント・桑田: このまま何も話さないのであれば結構ですが、解放されることもありませんよ。

ハディド氏: [ため息] わかった。話す。

エージェント・桑田: ありがとうございます。

ハディド氏: あれは、日本の友人がやたらと勧めてきたものだった。渋々買って聴いてみたが、まあすごいものだった。ただ、性的なものと聞かされていた割には、そういう興奮は特に無かったが。

エージェント・桑田: それで?

ハディド氏: その後、私はあれを聴かないと落ち着かなくなってきた。心臓がバクバクして、不安になるように。そうして、私はこれが麻薬ではないかと気がついた。だから、私はすぐにこれを調べた。それで、これが[削除済]によるものだと分かったんだ。

エージェント・桑田: [削除済]を知っていたんですね?

ハディド氏: ああ。どこで知ったかは言わないがな。 [沈黙] それで、まあ後は簡単だった。複製できるようパソコンに改造用マシンを外付けして、あのカウントダウン部分だけを切り取った。そして、それを同胞たちにメールで送った。調べればすぐに出てくるだろう。

エージェント・桑田: 何故同胞にそれを送ったんですか?

ハディド氏: 言っただろう、あれは麻薬だと。それもただの麻薬じゃない。無限に使えて、しかもただ聴くだけでトリップできる。しかも、あれは日本人には性的作用をもたらすようだが、それ以外にはただの麻薬だ。これを使わない手はないだろう。聞けば、兵士たちは最早痛みを感じず、ただ快楽のままに敵を殺戮するようになったらしい。我々の勝利は近いだろう。

<録音終了>

終了報告書: ハディド氏の自宅のパソコンから、証言通りの痕跡が発見されました。同氏は、関係者へのクラスA記憶処理の後、更なる証言の為に財団施設に拘留されています。

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