SCP-1547
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SCP-1547-027発現中に発見された構造物

アイテム番号: SCP-1547

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 機動部隊シグマ-08(「我は勝つ」)はSCP-1547-Aが現在出現している領域を特定してください。すべての民間人は治安上の問題を装ってその地域から排除され、尋問を受けることになります。被害を被っていない民間人はクラスC記憶処理を施された後に釈放されることもあります。1547-プサイ群を含む影響を受けた民間人はSCP-1547が消失するまで、またはクラスB記憶処理を施されるまで拘束されます。

SCP-1547-Aに対しては消滅するまで致死的な武力を行使してください。その他の収容プロトコルは必要ありません。 更新: 2003年6月現在、SCP-1547-Aに対する武力の使用は許可されていません。ラザク博士が考案したプロトコル・ペトルーシュカの概要をその代わりとして以下に概説します。

プロトコル・ペトルーシュカに基づく現在の収容プロトコルは遵守されなければなりません。1547-プサイ配下の民間人は日中に直射日光の下でのみ拘束されます。いかなる状況下においても、機動部隊シグマ-08または他の非Dクラス職員は夜間にSCP-1547-Aあるいは1547-プサイと関わりを持ってはなりません。

プロトコル・ペトルーシュカに従わない場合は収容違反につながります。SCP-1547に対して行われたすべての実験結果はジェスロ管理官およびラザク博士の承認を得るために提出されなければなりません。

プロトコル・ペトルーシュカ: SCP-1547発現が明確に確認された後、適切な人数のDクラス職員1は機動部隊シグマ-08によって、最も近くに存在するサイトからSCP-1547に最も近い場所まで護送されます。

Dクラス職員はワイル・テストに不合格(スコア45未満)であった人物でなければなりません。Dクラス職員にはプラスチックや金属製の道具を与えてはなりませんが、保護手袋やヘッドギアは許可されます。身体障碍を持つDクラス職員の参加が奨励されます。

夜間に、割当てられたDクラス職員が1547-プサイ群に加わらせてください。機動部隊シグマ-08はSCP-1547-Aおよび1547-プサイ儀式を隠蔽しなければなりませんが、夜間に直接干渉してはなりません。

民間人は可能な限り日中に拘束して治療のために最寄りの財団セーフハウスに搬送してください。しかし、1日につき3名以上の民間人を移動させることは許可されません。

現在のステータス: プロトコル・ペトルーシュカが正常に適用されたため、発現期間が245日間延長されました。2018年5月まで続くと見られています。機動部隊シグマ-08はプロトコル・ペトルーシュカ終了まで引き続き厳戒態勢をとってください。

説明: SCP-1547は東南アジアの島々、特にスラウェシ島(記録された症例の38%)やボルネオ島(26%)に関連する現象です。

SCP-1547の発現はSCP-1547-Aの出現として定義されます。最後のSCP-1547イベント終結から数日後に、SCP-1547-Aは、ここでは「標的」と呼称される人々の集団の前に姿を現します。異なる標的間に相関関係は認められず、記録された例では最大354名に影響を及ぼしました。これに制限があるかどうかは明らかになっておりません。

SCP-1547-Aは様々な外観の漠然とした人型実体です。目撃者のインタビューや現地報告によると、この実体は身長が約2mで黒い毛皮に覆われているとのことです。2つのぼんやりとした、犬のような眼の他に顔の開口部や特徴を識別することはできません。SCP-1547-Aは二足歩行を用いて歩き回るところが観察されていますが、より顕著なものとして転位能力を有しており、物理的損傷を回避するためにこの能力を用います。SCP-1547-Aは火災や大規模な砲撃といった、その物理的損傷が出現した領域を離れることができないために物理的損傷を回避できない場合、消滅します。あらゆる種類の物理的接触を回避しているため、追跡の試みは成功していません。SCP-1547-Aはまた、日光を避けるために主に夜間に出現し日中は視界から姿を消すようです。

SCP-1547-Aは軽度の幻覚誘発/強迫作用を与える能力を有します。しかしこの影響は、ワイル等級のスコアが70以上(世界人口の1.6%)の人物やレーガー耐圧訓練を受けた人物であればその効果に十分抵抗することができる程度に弱いものです。

SCP-1547の強制効果に耐えることができない対象は視覚的な幻覚が見えると報告し、常に背の高い木の構造物が見えるようになります。SCP-1547発現の間、現在では1547-プサイと呼称される幻覚および衝動に抵抗することができない対象は構造物を組み立て建造し、それが祭壇の役割を果たすと信じるようになります。2つの構造物が同じであると判明していませんが、SCP-1547発現が中断された場合に反復したモチーフが見られました。

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SCP-1547-014発現中に発見された構造物

構造物が完成すると、1547-プサイ群の大部分はまれな場合を除いて意識不明状態に陥ります2 。通常はSCP-1547-Aを助長しない残りの1547-プサイ構成員は、未知の儀式にこの構造物を使うSCP-1547-Aを支援せず、特にSCP-1547-A、あるいは時として1547-プサイ実体の死によって完結します。詳細については補遺1547-1: 記録済発現を参照してください。

儀式を終了させても直ちに影響はありません。しかし、数時間後に近くに存在するすべての植物、特に被子植物はしおれて枯れ始めます。どの植物種も生存できませんでした。影響はこの時点で不可逆的なものとなり、影響を受けた地域では植物は生育できなくなりましが、この異常性は動物や菌類には影響を与えません-しかし、局所的な植物個体群の完全な破壊は特定地域の生態系に壊滅的な影響を与えるため、当該地域の動物個体群は飢餓によって死滅するか、あるいは影響を受けていない地域に移り住みます。影響を受けた地域は観察によると25kmまでであり、SCP-1547の発生源から離れるにつれて減少します。

SCP-1547に影響され、治療を受けた後に1547-プサイ群に参加した民間人は、SCP-1547の影響下での活動を思い出すことができますが、広範囲な聞き取り調査では結論は出ていません。民間人は一般的に、食生活の著しい変化と農業活動への著しい嫌悪感以外に永続的な影響は見られません。

補遺1547-1: 記録済発現:

発現001

場所: サラワク州ゼルキン、農場労働者として働き、共同生活をしている8人の男性のグループに発現。

期間: 推定7日間

状況: 最初期に認知された発現-SCP-1547がこれまでに何回発現したかは不明だが、3回以下であると考えられている。財団は異常性がある恐れがあった際に警戒していなかった。この記録は、関係する民間人が彼らが建設した構造物の周辺で意識不明であるところを発見された後に入手し、警察の取り調べと証拠に基づいて作成された。

説明: 大きなイチジク(Ficus obliqua)の木は樹皮をはぎ取られ、枝からすべての葉を取り除かれた。円形の溝(半径約5m、深さ約2m)が木の周囲に掘られ、すべての取り除かれた葉は溝の内部に置かれた。8名が溝の周囲に等間隔で立ち、同時に排尿して意識を失った。イベント後の取り調べから作成されたたため、その後に何が起こったかについての記録は入手できていない。

推定影響範囲: 約1.5km圏内

発現002

場所: ミンダナオ島のイピル近辺、人口約30名の村で発現。

期間: 2日間

状況: 村民の1人はワイル・テストのスコアが92であり、SCP-1547の影響に抵抗して関係当局に通報することが可能であった。警察に対する証言の中で、彼女は友人や家族の突然の衝動を恐れ、村の人たちを起こそうと数時間試みた後、車で近くの村までやってきたと説明した。財団は異常性がある可能性があることを通知したが、この説明は民間人の取り調べと警察の報告があった後でのみ、同じく利用可能であった。

説明: 何本かのビンロウ(Areca catechu)の木が掘り起こされ、学校のサッカー場の空き地に各辺が5×5となる正方形が、約5m間隔で整列させるように配置された。各区画の中央にはビンロウの実でできた小さなピラミッドがあり、中央付近には深さ約3mの四角形の穴が掘られ、水で満たされおり村人たちがビンロウの実を噛んで穴に吐き出した汁で赤く染まっていた。SCP-1547-Aはその後穴の中に沈んでいき、それから村人は意識を失った。

推定影響範囲: 約3km圏内

発現005

場所: 海辺の集落、サンキマ村の近くに位置しており、4名に発現。

期間: 3日間

状況: 大きな水辺の近くで観測された初めてのケースだった。

説明: いくつかの流木の枝をつるで縛って即席の筏にし、SCP-1547-Aは海上へと漂流していった。その後、筏は分解して沈没したのが観察された。特筆すべき点として、SCP‐1547は近隣海域の海草に影響を及ぼさないようである。

推定影響範囲: 約20km圏内

発現012

場所: 南スラウェシのスターアップル(Chrysophyllum cainito)果樹園、3名の労働者が影響を受けた。

期間: 6時間後に終了。財団の介入により終了は妨げられた。

状況: 壊滅的な影響が原因で初めて財団がSCP-1547の完成を意図的に止めた。瞬間移動は以前に記録されていたが、この発現はSCP-1547-Aの再発現に関する以前の仮説を覆した。

説明: 果実は採取されて岩で砕かれ、その結果生成された果肉は平らな道路に注意深くジグザグに並べられた。この時点で財団エージェントが介入し、1547-プサイ配下の民間人全員が拘束された。SCP-1547-Aは消失しジャカルタの集合住宅に再発現した。

推定影響範囲: N/A

発現013

場所: ジャカルタ東部のクラマト・ジャティにある集合住宅

期間: 3時間

説明: 財団は儀式の完了を防ぐことに失敗。

説明: N/A

推定影響範囲: 約3km圏内

補遺1547-2: ラザク博士への書簡:

ジェスロ管理官へ

SCP-1547との間に起こる幸運なことにまれにしか起こらない相互作用のせいで、我々は比類なきジレンマに直面していると考えます。

SCP-1547はあまり知的ではないようです-日光や銃火、その他の物理的接触に対して原始的な恐怖を覚えます。私はそいつが避けているのは人間だけでないことに気付きました- 我々が受け取った記録の中では、今のところ3回野ウサギやある種の鳥でさえ肉体的な消失反応を引き起こすことが示されています。

現在、SCP-1547の起源に関する情報は0件です。地元の民話、観察されたイベントの儀式的な性質、行われたインタビューなどから、その起源には超自然的な要素があると私は考えます。しかしながら、SCP-1547には我々がすでに観察してきた以上のものはほとんどないようです。私は弱い心理的影響力と瞬間移動はその力の範囲であり、宗教的あるいは神話的起源を持つ他のSCPのような現実改変能力は持っていないと思うのです。もしこれが神であるならば、かなり弱い神です。

ご存知のように、SCP-1547の最も強い直接的な影響はその地域の植生に対してであり、植生のみなのです。SCP-1547はこれまでのところ、財団の監視下で7年間に16名が死亡したにすぎず、そのうち11名がDクラス職員でした。しかしながら、死亡率が比較的低いことは安全性を示すものではありません。なぜならば「儀式」が一旦執り行われた場合、SCP-1547の影響を元に戻す方法が見つかっていないからです。影響を受けた土壌試料の分析では、化学的および生物学的組成が影響を受けていないため、広範囲の植生破壊の理由は判明していません。

この場合の解決策は非常に明白です-儀式が完了するのを防ぐことで、SCP-1547が実施可能な唯一の影響を打ち消すことができるのです。

ここからが厄介なところです-先に述べたように、SCP-1547はあまり賢くはないようです。もしかしたらそれは知覚力があり、恐らくある程度知恵があるかもしれませんが、正確には最も賢いわけではありません-そして私がすでに指摘したように、ひどく手に負えません。当初、SCP-1547は致死力を行使すると消失するので、おそらく致死力を行使した場合に行動を停止するのではないかと考えてられていましたが、そのようなことはありませんでした。

このことから1つの大きな問題が発生します-SCP-1547がどこに行くのかわからないことです。現在のところ追跡装置を取り付ける方法は発見されておらず、これまでのところ規則性は全く判明しておりません。最初の収容の試みにおいて、SCP-1547は主にボルネオ島を中心とする人里離れた小さな村を動き回っていただけで、影響を受けたのは多くても10名でした。しかしながら、SCP-1547に対する敵対的な反応が、それを少し大きな集落や町、そしてより都市部へと追いやり、最初に観測を始めた場所からますます離れた場所に現れ始めました。ある目撃情報をきっかけにジャカルタの集合住宅にたどり着いたとき、私たちに問題があったことがわかりました。

人口密度の高い都市部では、目撃情報を隠蔽することがますます困難になり-「儀式」に必要な構造物の建設速度は、より多くの人々が曝露して1547-プサイ群に加わるという単純な理由で速くなります。最初に観察されたSCP‐1547発現は1547-プサイを構成していたのは10名であり、障害がなかったので完了するのに約6日かかりました。。ジャカルタのインシデントでは約300名が被害を受け、財団の職員がSCP-1547を見つけたのは最初の目撃からわずか2時間ほどしか経っていなかったにもかかわらず、手遅れでした。建設プロセスを妨害し、民間人を拘束して構造物を破壊しましたが-その消失および人口密集地での再発現のすべてが、結果的に建設プロセスを加速することにつながりました。同時に、構造物の完成を許すことは私たちが避けたい不可逆的荒廃につながります。

我々が繰り返し示してきたように、SCP-1547は妖精の壺の中で最も輝いている精霊では全くありません。プロトコル・ペトルーシュカはこれを利用しています-SCP-1547は日中に発現するので、建設を妨害するような方法で構造物を破壊しても安全です。

プロトコル・ペトルーシュカは慎重に編集されています-構造物の完全な破壊と明確な損傷は避けられています。1547-プサイ集団がむき出しのバンドだけを使っているように、道具を使わずに達成できる妨害行為は、検出を避ける唯一のものなのです。最も単純な人工工具を必要とする人為的損傷-単純な刃、木槌、さらには炎でさえ-重大な破壊行為となるのです。ここでは複雑さは我々の味方ではないのです。

もちろん、大いに非効率的です。ただ、本当に効果的な唯一の方法でもあるのです。

書かれていることに従えば-私たちは安全です。書かれていることを破って観察すれば-私たちは曝露か環境破壊のいずれかのリスクを負うのです。

ある意味で、プロトコル・ペトルーシュカはただの時間稼ぎなやり方です。通常ではSCP-1547-Aが完了するのに1週間ほどかかりますが、今や数ヵ月も続いており、現在の発現は最大で1年間続く可能性があると我々は予測しています。もちろん、これは恒久的な解決策ではありません。しかし、これはSCP-1547を収容する最も安全かつ最もコストのかからない方法であり、そのひどく基礎的な気まぐれを満たしています。

ある意味で我々は自らの手で準宗教的な儀式を作り、小さな神をなだめると同時に悪い結果を回避しようとしているのです。私はこのようにして昔の先祖は儀式を作ったのだと思うのです。結局、神を鎮めるだけではないとしたら儀式とは何なんでしょうか?確かに小さな神ですが、それでも鎮まりました。

プロトコル・ペトルーシュカはその名の通り科学的かつ謎めいたものですが、単なる儀式に過ぎません。これが私の考案した収容プロトコルにさらなる光を当てることを私は望みます。

幸運を祈って

ラザク博士

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