SCP-1550-JP
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アイテム番号: SCP-1550-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-1550-JPの抜本的な収容は現時点では不可能であるため、SCP-1550-JPが出現した後の対応が当該プロトコルにおいて重要視されます。SCP-1550-JPの早期発見のため、大型船舶に搭載されているレーダのデータ監視が行われます。また、可能な限り、大型船舶内には調査員が乗り込み、SCP-1550-JPが出現した後の迅速な対応が執り行われるようにする必要があります。SCP-1550-JPの出現が確認された場合、財団指定の小型船が現地に派遣されます。行動を停止したSCP-1550-JPはそれら小型船により曳航され、最寄りの海上施設まで運ばれます。民間へのSCP-1550-JPの情報漏洩を防止するため、派遣される小型船には必ず2名以上の記憶処理専門の職員が乗り、現地にて適切な記憶処理を施します。

施設内に運ばれたSCP-1550-JP内は隈なく調査されます。殊に、エンジン部分、操舵装置に関しての研究が優先して執り行われます。調査の完了したSCP-1550-JPは解体され、多くの場合は財団内の各種備品の材料に再利用されます。

SCP-1550-JPの存在が報道機関まで漏洩した場合には、SCP-1550-JPの発見された状況に応じたカバーストーリーが作成されます。また、報道に関与した民間人に対する記憶改竄処理が施されます。

説明: SCP-1550-JPは不定期に海底から出現する、建造元不明の三式潜航輸送艇1です。殆どのSCP-1550-JP内部には、食料(精米や乾パンなど)、包袋、衣服が積載されています。これら物品の量は、SCP-1550-JPの諸元より推定される最大積載量の80%以上です。時として、SCP-1550-JPの出現地点は本来の三式潜航輸送艇の潜水限界深度を大幅に超過していますが、それによる影響を受けている様子は確認されていません。

SCP-1550-JPは、日本の大型船舶が存在する海域付近の海底から出現します。SCP-1550-JPを操縦可能な人員が存在しないにも関わらず、出現したSCP-1550-JPは出現地点から海上に向けて垂直に浮上します。海上まで浮上したSCP-1550-JPは、付近の大型船舶の舷側まで移動します。大型船舶に接舷すると、SCP-1550-JPのハッチが開きます。これ以降、SCP-1550-JPは一切の行動を停止します。

1950年に最初の発見報告が挙げられて以降、SCP-1550-JPは日本の艦隊訓練、およびSCPS2の海上任務中の発見報告が多数なされています。1960年から1980年にかけては、SCP-1550-JP出現に伴う財団の対応が間に合わず、艦内外において大規模な混乱が発生する事案が頻出しました。その後、プロトコルの改定や、監視網の拡大、記憶処理の利便性の向上などによって、混乱によって生じるSCP-1550-JPの情報漏洩リスクが年々逓減していると評価されています。しかし、SCP-1550-JPの情報漏洩リスクは依然として高いため、SCP-1550-JPの抜本的な収容に関する研究が進められています。

発見されたSCP-1550-JPは現在までに369隻で、その全てが財団によって回収されました。確認された最新の出現日は2005年8月13日で、それ以降の出現は報告されていません。

補遺-最新のSCP-1550-JP出現記録: 2005年8月13日、SCP-1550-JPは財団が管轄するドック付近の海底から出現しました。SCP-1550-JPは海上まで浮上すると、付近に停泊していた船舶を無視し陸地に向けて移動し、浅瀬に乗り上げ横転、擱座しました。職員たちがSCP-1550-JPに接近したところ、ハッチは自動的に開かれました。今までに報告されていたSCP-1550-JPと異なり、SCP-1550-JP内部に食料等は一切存在しませんでした。

加えて、SCP-1550-JPの調査を担当した職員のうち半数が、聞いたことのない複数人の男性の話し声がハッチ解放と同時に聞こえてきたと証言しています。以下に、証言にあった話し声の内容を一部列挙します。

すまん、腹が減ってて。

任務終了。

吐きそうだ。

これら話し声とSCP-1550-JPの関係性については現在調査中です。

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