SCP-1557-JP
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シリウス・クラビウスを自称するSCP-1557-JP-B

アイテム番号: SCP-1557-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1557-JP-Aは船渠を備えた臨時サイト-81██に収容されます。臨時サイト-81██は海洋調査研究施設に偽装し、警備員の配置によって一般人の接触を阻止します。SCP-1557-JP-Bとの協定のため、協定に従った食料支援物資を定期的にSCP-1557-JP-Aのブリッジに配置します。

説明: SCP-1557-JPはSCP-1557-JP-A及びSCP-1557-JP-Bの総称です。

SCP-1557-JP-Aは蟹漁船、第三北海宝丸です。SCP-1557-JP-A内には、内装として壊れていても操業に影響はないとされ修理されないままの破損がいくつか残されていました。そのように残された亀裂や隙間からSCP-1557-JP-Bが出現、および消失します。

SCP-1557-JP-Bはグレートブッシュドッグ王国流星騎士団の騎士シリウス・クラビウスを自称する外見上はカニクイイヌ(Cerdocyon thous)である実体です。確認されているSCP-1557-JP-Bの異常性は以下の通りです。

・問題なくコミュニケーションが可能な知性を有していること。
・英語と日本語の発話が可能であること。
・こちらからの物理的な接触が不可能であること。

SCP-1557-JP-Bの発言から、これらの異常性はグレートブッシュドッグ王国なる領域内の異常技術や異常物品の影響によってSCP-1557-JP-Bが後天的、及び一時的に得ている可能性が示唆されています。

発見時調査ログ: SCP-1557-JPは収容以前に北海道根室市で運用されていた第三北海宝丸に関する、「狐の悪霊が蟹を盗んでいく」という内容の噂話の調査によって発見されました。以下はその音声記録の書き起こしです。

記録者: 大葉フィールドエージェント(以下、大葉と記述)


<抜粋開始>

大葉: フィールドエージェントの大葉が記録します。根室市内の一部の漁師の間で「狐の悪霊に取り憑かれた船」と噂されていた第三北海宝丸に侵入します。

大葉: 甲板には異常は見られません。漁獲の消失現象があるとの噂ですので、船倉に向かいます。

[大葉の移動音に紛れ、深部からの物音]

大葉: 物音がしました、そちらに向かいます。

[大葉の微かな移動音]

[物音]

大葉: [記録に残らない小声、後に報告から復元]小動物型実体を視認しました。撮影……完了、接触を試みます。

大葉: どうもこんにちは。 Excuse me, sir.

SCP-1557-JP-B: 何!? ……何者だ?

大葉: お忙しいところすみません、私は大葉という者です。実はこの船であなたのような方を見かけたという話を聞いて、調べに来ているのです。

SCP-1557-JP-B: 斥候か。俺は栄誉あるグレートブッシュドッグ王国流星騎士団の騎士、名をシリウス・クラビウス。牙を交える覚悟は出来ているか?

大葉: えーと、申し訳ありません。牙を交えに来たわけではないのです。お話が出来れば、と。

SCP-1557-JP-B: ……ほう? 俺の背後を襲わなかったその高潔さに敬意を払い、話をしてやろう。

大葉: ありがとうございます。そうですね、まずあなたはグレートブッシュドッグ王国という国の方なのですね。

SCP-1557-JP-B: ああ。

大葉: 個人的にブッシュドッグ……つまりヤブイヌを存じているのですが、あなたは……噂の内容も加味すると、カニクイイヌではありませんか?

SCP-1557-JP-B: おお……! おお、おお! そうだ、俺はカニクイイヌだ! よく知っているじゃないか、何たる博識、素晴らしい。我ら騎士団の名がこの地にも伝わっているのか!? カニクイイヌの騎士には大変な歴史があってな、国民は建国の歴史などすっかり忘れているようだが、我が先祖はヤブイヌに近しく、「ニンゲ」1だとかいう邪悪な魔獣から逃れ初代国王ジョージⅠ世が建国を行った時より知識の英雄イングリットから知性を授けられ王国の騎士として忠誠を誓い続けたのだ! 王国流星騎士団の最たる活躍として王国暦32年星空の下の戦いにおける

大葉: あの、すみません。大変失礼ながら、歴史の話よりも先に聞かせていただきたいことがいくつかありまして。

SCP-1557-JP-B: おお、すまん。気持ちが昂ってしまってな。俺も聞きたいんだが、噂というのは?

大葉: この船に狐の悪霊が出るという内容です。実際には狐の悪霊ではなく、王国の栄誉と歴史あるカニクイイヌの騎士だったようですが。

SCP-1557-JP-B: ぬはは! 大葉と言ったな? 気に入ったぞ。俺のことは気軽にサー・シリウス、あるいはシリウス卿と呼んでくれ。

大葉: お褒めにあずかり大変光栄です、シリウス卿。 

SCP-1557-JP-B: それと、お前やこの船で見かけた動物は何なのだ?

大葉: えー、何と言えばいいでしょうか。そうですね、貴殿が犬であるのと同じことで、我々は猿です。

SCP-1557-JP-B: ははっ、そうそう俺は犬なのだ。なるほど、猿か、心得た。して、質問があるんだったな?

大葉: はい。この船が漁に出た際に獲った蟹が減っていくという話がありまして、満杯の籠が空になったというケースもあるそうなのです。何かご存じでしょうか?

SCP-1557-JP-B: うむ。騎士たるもの、外地に赴き宝物を見つけたならば当然それを持ち帰るものだ。我が国には蟹を待っている国民が居るしな。

大葉: あー……なるほど。

SCP-1557-JP-B: 何か問題があるのか?

大葉: そうですね、恐らくこの船が漁をすることは無くなります。つまりここから蟹を持ち帰ることは出来なくなるでしょう。

SCP-1557-JP-B: 何!? 貴様何を考えている! 我が騎士道を邪魔立てする気か!

大葉: シリウス卿、私にはそのようなつもりはありません。貴殿にも納得していただける形での解決策を提示しますから、ご協力いただきたいのです。グレートブッシュドッグ王国にとって蟹は重要な食料なのでしょうか?

SCP-1557-JP-B: 納得、か。我々の要求は大きいぞ。蟹は重要な食料だ。嗜好品で贅沢品だからな。

大葉: そうなのですか、普段の食料はどうされているのですか?

SCP-1557-JP-B: 供給源は幾らでもある。「魔法の大釜」、「機械仕掛けの豊穣神」、「藪犬軒」、挙げればキリがないな。

大葉: なるほど、それならば王国内では蟹を得ることが出来るのではないですか?

SCP-1557-JP-B: 昔は獲れたのだ。だが我々の活躍に恐れをなしたのか、姿を見せなくなってしまってな。

大葉: ……なるほど。もしかすると貴殿に恐れをなして、こちらの蟹も姿を消してしまうかも知れません。念のために聞いておきますが、蟹を諦めることは出来ないのでしょうか。嗜好品で贅沢品であるならば必須ではないのでしょう。

SCP-1557-JP-B: 何を言うか! 国民の幸福の維持のために蟹は重要ではないか。そして国民の幸福を支えるのが騎士というものだろう。

大葉: 蟹が幸福の維持のために重要であることは否定できませんね。

SCP-1557-JP-B: そうだろう? そのことを十分に考慮することだな。俺を愚弄するでないぞ。

大葉: しかと心得ました。

<抜粋終了>


後記: この後、SCP-1557-JP-Bとの協議により毎週水曜日に食料の供給に関する交渉、及び供給を行うことが決定されました。

交渉・物資供給記録: 以下はSCP-1557-JP-Bとの交流、及び物資供給の記録です。なおSCP-1557-JP-Bが時刻に正確であることから副次的に時間の概念が基底現実世界における日本と同一であることが確実視されています。

交渉・物資供給ログ001 - 日付2023/6/21

対象: SCP-1557-JP-B

対応者: 大葉フィールドエージェント(SCP-1557-JP-Bの要望により)

付記: 財団は供給する食料をSCP-1557-JP-Bに試食させることを目的としている。


財団はイヌ科の健康への配慮と上質な風味を両立した風味かまぼこ(かに風味)2を作成した。SCP-1557-JP-Bは大葉フィールドエージェントに摂食させた後、自らも摂食し、「これはとても美味いな!」と評価した。SCP-1557-JP-Bは「しかしこれは本当に蟹なのか?」と疑問を呈したが、大葉フィールドエージェントの「貴殿が犬であり、私が猿であるように、カニカマは概念的に蟹です。」との発言に得心した様子を見せた。SCP-1557-JP-Bは100食分の風味かまぼこ(かに風味)を来週までに用意するよう要求した。

交渉・物資供給ログ002 - 日付2023/6/28

対象: SCP-1557-JP-B

対応者: 大葉フィールドエージェント

付記: SCP-1557-JP-Bに100食分の風味かまぼこ(かに風味)を譲渡することを目的としている。


大葉フィールドエージェントから100食分の風味かまぼこ(かに風味)をSCP-1557-JP-Bに譲渡した。SCP-1557-JP-Bに対してグレートブッシュドッグ王国の歴史に関する質問をしたところ、SCP-1557-JP-Bは雄弁に語り出した。この際の特筆すべき内容として言語に関する情報が挙げられる。SCP-1557-JP-Bは「知識の英雄イングリット」なる存在が知性と言語を与えたと主張しており、この言語がグレートブッシュドッグ王国の公用語として用いられていると説明した。また、この言語は基底現実世界における英語と殆ど差異がないことが確認された。SCP-1557-JP-Bが日本語を習得している理由に関しては「現地の社会で用いられている言語を扱えた方が便利であるから、知識の宝殿にて処置を受けた。」と説明された。

交渉・物資供給ログ003 - 日付2023/7/5

対象: SCP-1557-JP-B

対応者: 大葉フィールドエージェント

付記: SCP-1557-JP-Bに100食分の風味かまぼこ(かに風味)を譲渡すること、グレートブッシュドッグ王国なる領域、組織についてより詳しい情報を得ることを目的としている。


SCP-1557-JP-Bは風味かまぼこ(かに風味)が王侯貴族に非常に高い評価を受けたことを報告し、10000食分の風味かまぼこ(かに風味)を要求した。大葉フィールドエージェントは「徐々に供給を増やして様子を見るべきでしょう。」と諭し、今回用意していた100食分の風味かまぼこ(かに風味)をSCP-1557-JP-Bに譲渡した。今回SCP-1557-JP-Bから得られたグレートブッシュドッグ王国に関する情報において、特筆すべき内容として移民に関する情報が挙げられる。SCP-1557-JP-Bは「最近は本当に犬なのか疑わしい動物を見かけることがある。」と主張し、入国管理の甘さを嘆いた。大葉フィールドエージェントが「シリウス卿は保守的な考えの持ち主なのですか?」と質問すると、「騎士は伝統と強く結びつくものであるからな。」と苦笑しつつも「しかし騎士として、どんな者でも民を守れねばならぬ。」と続けた。それに対し、「その博愛精神はまさしく騎士の鑑ですね。」と返答すると、SCP-1557-JP-Bは非常に満足した様子を見せた。

交渉・物資供給ログ004 - 日付2023/7/12

対象: SCP-1557-JP-B

対応者: 大葉フィールドエージェント

付記: SCP-1557-JP-Bに1000食分の風味かまぼこ(かに風味)を譲渡すること、グレートブッシュドッグ王国なる領域、組織についてより詳しい情報を得ることを目的としている。


大葉フィールドエージェントから1000食分の風味かまぼこ(かに風味)をSCP-1557-JP-Bに譲渡した。SCP-1557-JP-Bは「これでは足りん、庶民も時々食べれる程度には供給をしなければ。」と不満を表明した。「生産速度やコストの問題もある。」という説明にSCP-1557-JP-Bは一応の納得を見せ「最低でも5000食は毎週供給することを目指して欲しい。」と述べた。今回SCP-1557-JP-Bから得られたグレートブッシュドッグ王国に関する情報において、特筆すべき内容として冒険に関する情報が挙げられる。SCP-1557-JP-Bは「冒険は得る物も多いが、どこに繋がっているのか分からない場所に踏み込むと帰ってこられない者も多く居る。」と述べた。大葉フィールドエージェントが「例えば、シリウス卿が冒険で得たものは何なのでしょう?」と質問すると、「カニカマと、新たな友だ。」と笑った。

以降、現在に至るまで毎週この交渉・物資供給は続いており、財団は毎週6500食分の風味かまぼこ(かに風味)を譲渡しています。大葉フィールドエージェントはSCP-1557-JP-Bから情報を引き出すという点において有効な人員であると考えられるため、フィールドエージェントからの転属を行うことが検討されています。

追記: 2024/2/██ 大葉フィールドエージェントが「深夜に動く蟹の看板」の調査を行っていた際、SCP-1557-JP-Bが出現するという事案が発生しました。以下はその音声記録と、断片的な映像記録の書き起こしです。

記録者: 大葉フィールドエージェント(以下、大葉と記述)


<抜粋開始>

大葉: フィールドエージェントの大葉が記録します。釧路市内の一部地域で噂になっている「深夜に動く蟹の看板」の設置された店舗に到着します。

大葉: ……看板がありません。撮影を……うわ!

[大葉が映像の記録を開始した直後、風を切る音と共に映像が大きく乱れ、落下音と共に周囲の様子を映す]

大葉: 攻撃を受け、負傷しました。クソ。

[甲幅5mほど、直立時の高さが3mほどの蟹型アノマリーが大葉の目前に居る様子が映し出されている。蟹型アノマリーはハサミを大きく広げて威嚇を行う]

大葉: この場から撤退を行います。

[発言しながら大葉が移動を行おうとする]

[突如、蟹型アノマリーがハサミを振り下ろす。大葉は避け切れずに更に足を負傷する]

大葉: 非常に良くない状況です。救援を……。

[大葉は負傷箇所を庇いながら後ずさる]

大葉: シリウス……?(後の聞き取りにより、この際SCP-1557-JP-Bの声が聞こえたと証言)

[上方を見る大葉、蟹型アノマリーも上方に視線を向けているように見える]

[光の筋がスポットライト状に蟹型アノマリーを照らす]

[画面が白飛びすると同時に、轟音が響く。映像記録はここで途絶えている]

[4秒間の無音]

SCP-1557-JP-B: ……助けはもっと早く呼んだ方が良いぞ、大葉。

大葉: シリウス卿、一体どうやってここに……?

SCP-1557-JP-B: 俺を知りたがるのも大概にしろ。まずお前の仲間の救援を呼ぶべきだろう、そしたら横になれ。

大葉: 蟹は……?

SCP-1557-JP-B: 殺した。安心しろ。

大葉: ……感謝します、シリウス卿。

[近隣サイトに救援を要請する音声]

大葉: それで、一体どうやってここに。

SCP-1557-JP-B: そんな怪我でまだ聞くか、大した奴だな大葉。[咳払い]俺は栄誉あるグレートブッシュドッグ王国流星騎士団の騎士、名をシリウス・クラビウス。この空に犬の星座を作る、全天で一番輝く星の名を持つ男だぞ。今日のような星空に、友のために来れないとでも思ったのか?

大葉: 何ですかそれは、誰かに作って貰ったんですか?

SCP-1557-JP-B: おい! 俺を馬鹿にすると怪我してようと容赦しないぞ!

大葉: だって理屈が通らないでしょう。おおいぬ座もシリウスもこっちの世界の話ですし、こっちが星空でもそっちは最悪の天気かもしれないでしょう。

SCP-1557-JP-B: はっ、理屈か。友を助けるのに理屈が要るというのか?

大葉: 論点がすり替わってますよ。友を助けるという行動そのものに理屈は要らないかも知れませんが、あなたが出現できた理屈があるのではないですか。

SCP-1557-JP-B: まったく……いくらお前にでも軍事技術は漏らすことは出来んということだ、国家機密だからな。

大葉: ああ、なるほど。

SCP-1557-JP-B: しかし強情な奴だな。人間ってのはみんなお前みたいなのか?

大葉: いえ、そういう訳では……気付いてたんですか、人間だと。

SCP-1557-JP-B: 途中からな。カニカマの件の褒章で新たな知識を得ることが出来た時に。

大葉: 騙すことになって申し訳ありません。

SCP-1557-JP-B: 不誠実は許しがたき罪だが、まあ俺が最初に人間を邪悪な魔獣呼ばわりしたというのもあるからな。それにお前は俺をカニクイイヌだと言ってくれたからな、おあいこだろう。

大葉: カニクイイヌではないんですか?

SCP-1557-JP-B: カニクイイヌではないことはないがな、王国の言葉じゃ"Crab-eating fox"カニクイキツネなのだ。

大葉: 犬か狐かの違いはそんなに重要なんですか。

SCP-1557-JP-B: そうだな。グレートブッシュドッグ王国は「ヤブイヌによる全てのイヌのための王国」だ、狐も範疇に入ってるとは言え、「犬」ではないからな。……それに狐はなんというか、王国じゃ評判が悪くてな。だから犬のほうがいい。

大葉: 確かにずる賢そうなイメージはありますね。

SCP-1557-JP-B: だろう、そういうことだ。……お前が俺をカニクイイヌだと言った時、本当に心底嬉しかったよ。

大葉: ありがとうございます。でも私達の間では、もうそういうのは良いでしょう、シリウス。俺が猿なのか人間なのか、君が犬なのか狐なのか、カニカマが蟹なのか違うのか。そうでしょう?

SCP-1557-JP-B: ああ、確かにそうかも知れん。俺たちの間にはそういう細かいことを……。いやちょっと待て、カニカマは蟹じゃないのか!?

大葉: ああ、なるほど……。

<抜粋終了>


後記: 数分後、近隣サイトの救助チームにより大葉フィールドエージェントは回収されました。また、SCP-1557-JP-Bの出現地点は帰還することの出来ない場所であったためSCP-1557-JP-Aまで輸送され、そこからグレートブッシュドッグ王国へと帰還しました。

今回の事案によって、SCP-1557-JP-BはSCP-1557-JP-A以外の場所からも出現可能であることが明らかになり、また基底現実世界の地球上の標的への攻撃能力が示唆されました。このことから、SCP-1557-JP-Bを独立したオブジェクトとしてKeterクラスに割り当てる、あるいはグレートブッシュドッグ王国の軍事能力をKeterクラスに割り当てる案が議論されています。また、財団は大葉フィールドエージェントが実質的にSCP-1557-JP-Bを呼び出すことが可能であると考えており、追加の調査、及び試験が予定されています。

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