SCP-1562
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アイテム番号: SCP-1562

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1562は現在サイト-24の試験施設46-Vに隔離されています。施設の扉は常時施錠された状態とします。試験は現在停止されており、カーバー博士から特定クリアランスを与えられない限り使用許可は下りません。

説明: SCP-1562は高さ2.2メートル、長さ3.4メートルの金属製滑り台です。SCP-1562は███████の█████████郊外にある廃公園から、当地域にて複数人の子供が失踪した後に回収されました。当物体の異常効果は、人が頭を下にして両腕を脇に折り畳み腹這いになって滑り下りた時にのみ発生し、身体や手足の向きを変えて滑った場合その効果は現れず、また人間だけが影響を受けます。

前述の体勢でSCP-1562を滑り下りた際、その人物は滑り台の端から約15cm手前で瞬間的かつ完全に消失します。これまでの所SCP-1562をこのように使用し消失した者は一人も回収されていません。被験者に命綱を繋ぎ引き戻す試みは、被験者が消失する瞬間に綱が切れたために失敗に終わっています。被験者との通信は消失後も引き続き可能であり、その詳細を以下の記録に記します。

研究員達が可能な回収方法について議論している間、D-2445との通信は中断されました。別のDクラスに命綱を付け、また映像及び音声記録装置、GPS追跡機、ヘッドランプを身に付けさせた上で新たに送り込む事で意見が纏まりました。この計画をD-2445に知らせるために通信が再度接続されました。

この後すぐにD-8600が前述の装備と共にSCP-1562へ送り込まれました。D-8600は低い身長と細身の体型から、D-2445よりも動きやすいだろうという理由で選ばれました。D-8600を繋ぎ止めるためのロープはD-8600がSCP-1562から消えたと同時に切断され、GPS追跡機の信号は追跡出来なくなりました。以下の音声がD-8600との通信が確立した後に記録されました。

D-8600からのこれ以降の応答は記録されませんでした。D-8600及びD-2445への無線通信を復旧する試みは失敗しました。試験は無期限に停止されています。

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