アイテム番号: SCP-1598
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-1598は研究サイト-45のセル-14に収容してください。セルは厚さ30cmの高密度ゴムで裏打ちしてください。床はSCP-1598からの排泄物の処理を容易にするため格子状にしてください。セルには周囲の壁、格子、そしてSCP-1598自体を8時間ごとに洗浄できる自動防腐洗浄機能を配備してください。Dクラス職員のみがセルへの入室が許可されています。
SCP-1598には定期的に隔週でX線検査を受けさせてください。壊死した付属器官は必要に応じて切断する必要があります。癌性腫瘍が確認された場合はいかなる場合でも摘出が必要です。SCP-1598の内臓液のサンプルは週に1回採取し、レベル2スタッフに提出してください。SCP-1598には栄養豊富な混濁液を6時間ごとに強制的に与えてください。SCP-1598の胃栄養チューブは腹腔内から直接胃に挿入する必要があります。新しい胃が現れるたびに、給餌チューブの再配置が必要になります。
SCP-1598は24時間監視が必要です。攻撃的な挑発、食糞、故意の自傷行為、または不審な振舞いを含む行動は電気ショック兵器を使用して阻止してください。SCP-1598がセルの内壁に排泄物を撒き散ら傾向がある場合は、洗浄される前にレベル2スタッフに報告してください。
通常の致死兵器はセル-14では許可されていません。違反が発生した場合、SCP-1598に接近して無力化泡散布機と長距離電気ショック兵器のみを使用して鎮圧してください。
説明: SCP-1598は体長4.5m、体高3.9m、体重約5.2tの生物です。様々な成熟期にあるLymantriids、Apinids、Culicids、Tabanids、Forficulidids、Gryllids、そしてHominidsの身体的および遺伝的特徴を示します。手足の他に、SCP-1598の体表は不規則なキチン質の板状の甲、皮膚、イラクサのような毛、雌雄の生殖器、ひげ、歯、触角と尾角、粗雑な髪、物を掴める舌、時折発達していない翼などで覆われています。SCP-1598は不完全な外骨格と内骨格の両方を持っているようですが、両方を併用することで機能していると思われます。 SCP-1598の頭部は確認できませんが、体全体に大きさの異なる目、口腔、肛門があることが確認されています。
SCP-1598は一貫して様々な付属器官や内臓を急速に発生させます。このような急速かつ制御不能な増殖は、循環器系のアポトーシスによっても調節されており、四肢や内臓が血管壊死に陥るまでの数週間しか持たない場合があります。これらの成長は対称的なパターンを持たず断続的に現れます。 また、内臓に関してはその逆の場合も観察されています。
SCP-1598は武器を装備したスタッフに対して非常に攻撃的であることが観察されています。SCP-1598は自動化された制圧システムに対しても攻撃性を示しています。騒乱の間、SCP-1598は従来の鎮圧の試みに絶対的な拒否反応を示し、自らの命を脅かすまでになりました。精神安定剤、精神薬、記憶喪失薬はSCP-1598には効果がないようです。現在までに、SCP-1598は3回収容違反しています。興奮状態にあるとき、SCP-1598はその防御特性と過大な強度と体の大きさを利用して職員と戦闘を行います。捕獲されてから時間が経つにつれ、SCP-1598は次第に従順になり、何日も静止したままでいることが確認されています。
追加措置: SCP-1598によって作成されたすべてのメッセージは報告され次第記録してください。SCP-1598が特定の職員と意思疎通するために行ったすべての試みは、以前の関係を明らかにするために調査を行ってください。SCP-1598のこれらの行動に曝露した職員は直ちに報告する必要があります。SCP-1598に配属された財団職員に対する記憶処理剤の使用はレベル2スタッフの裁量で行ってください。
SCP-1598に配属する職員は採用日が2009年10月30日以前の者のなかから選択的に審査してください。いかなる場合でも研究室-6の職員(または以前に研究室-6で勤務したことのある人物)をSCP-1598に配属することは認められません。
SCP-1598由来のすべてのサンプルは、外部検査のために財団の遺伝学部長に送付してください。異常な生物学的物質を輸送するための標準プロトコルに従ってください。SCP-1598が示した自殺傾向や要求は記録され、適切な資格を持つ現場の心理学者が検査してください。
備考:
以下はSCP-1598によって作成された文章のサンプルを時系列順に並べたものです。
- ダシテクレ
- [解読不可] -ハウソヲツイテイル
- ソレハワタシノセイデハナイ
- ニガオモスギル
- ワタシノジンセイハオワッタ
- アアカミヨ
- コロシテクレコロシテクレコロシテクレコロシテクレ
- サッサトシテクレ
雇用者プロフィール: 1057499
氏名: ハーバート・ウィンブル博士
雇用者番号: 1057499
クリアランス: レベル2
現状: 死亡済
職位: N/A
研究依頼先: リンク削除済
現在の配属: N/A
経歴: 削除済
改訂履歴:
日付 |
改訂 |
実行 |
編集者 |
コメント |
1999年8月30日 |
.0001 |
コンテンツアップロード |
IT部 |
プロフィール追加 |
1999年8月30日 |
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ファイル/添付アップロード |
IT部 |
写真追加 |
1999年9月1日 |
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コンテンツソーステキスト変更 |
人事部 |
職位: フィールド分析、初級 |
2003年1月20日 |
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コンテンツソーステキスト変更 |
人事部 |
職位: 研究員、遺伝学者 |
2003年1月20日 |
.0005 |
コンテンツソーステキスト変更 |
人事部 |
現在の配属: 研究室-6、研究サイト-45 |
2006年4月15日 |
.0006 |
コンテンツソーステキスト変更 |
人事部 |
職位: 上級研究員、遺伝学者 |
2007年1月24日 |
.0007 |
ファイル/添付アップロード |
IT部 |
写真更新 |
2007年11月2日 |
.0008 |
コンテンツソーステキスト変更 |
人事部 |
クリアランス: レベル2、昇進 |
2007年11月2日 |
.0009 |
コンテンツソーステキスト変更 |
人事部 |
職位: 主任遺伝学者 |
2008年1月18日 |
.0010 |
コンテンツソーステキスト変更 |
人事部 |
現在の配属: プロジェクト・ザムザ |
2009年8月27日 |
.0011 |
コンテンツソーステキスト変更 |
人事部 |
現状: 背任により降格 |
2009年8月30日 |
.0012 |
ファイル/添付アップロード |
IT部 |
コンテンツを高セキュリティ記録文書サーバーに移動 |
2009年8月30日 |
.0013 |
コンテンツソーステキスト変更 |
LV.4オーバーライド |
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補遺-001: ウィンブル博士の研究に関連するすべての私物とファイルは研究サイト-45の研究室-6の保管室に保管してください。プロジェクト・ザムザはウィンブル博士に起因する予期せぬ挫折にもかかわらず、レベル3の管理下で継続することが承認されました。 SCP-1598のサンプリングは欠落している結果が発見されるまで継続されます。SCP-1598がかつての同僚に関連して書いたメッセージや、プロジェクト・ザムザの関連目的や欠落している研究について考えられる限りの証拠はさらに調査を行ってください。その後、SCP-1598は自然なペースで価値を下げることもあります。
補遺-002: SCP-1598による2度の収容違反を考慮して、ウィンブル博士の持ち物とファイルは研究サイト-45のアーカイブ倉庫内にある安全性の高い保管室に移送してください。プロジェクト・ザムザに関連する可能性のあるアイテムやファイルは、財団の遺伝学部門の責任者がオフサイトで調査することになっています。SCP-1598による研究室-6および隣接するオフィスへの大規模な損傷により、調査員がSCP-1598の明確に重要なアイテムを発見するまで、一時的に研究室-5および研究室-7に職員と機器を配置する必要があります。
補遺-002-1: SCP-1598の最新の収容違反により、アーカイブ倉庫と高セキュリティ金庫室に構造的な損傷が生じました。SCP-1598は金庫室への入室に成功しましたが、後に非常に挫折感を覚え非協力的になったことが判明しました。このような騒乱以来、SCP-1598の健康状態は著しく悪化しており、サンプリングの質を著しく低下させています。SCP-1598には積極的に抗生物質を投与し、必要に応じてアドレナリンを与えてください。この時点からサンプルの品質が改善されるまで、生命監視システムが必要となります。
備考:
以下は、SCP-1598によって作成された文章のうち、機密情報と考えられるものを時系列順に並べたものです。
- アノハカセ
- アイツガワタシヲコウシタ
- ソレヲマモリヌクタメニ
- ワタシハソウシタクナカッタ
- ダカラアイツハシヌベキダッタ
- ワタシハソレヲナオセル
- アイツハナオスホウホウヲモッテイタ
- ソレハドコダ
- オマエハソレヲドコニヤッタ
- ナゼオマエハウゴカシタ- [解読不能]
- オマエハオロカダ
ページリビジョン: 5, 最終更新: 15 Feb 2022 01:47