SCP-1623-JP
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アイテム番号: SCP-1623-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1623-JPはサイト-81██の標準的生物収容セルにて収容し、一般的なヤギと同様の飼育をしてください。SCP-1623-JPとの接触は担当職員以外は原則禁止され、実験等において接触する場合はサイト管理者の許可が必要です。

説明: SCP-1623-JPは体長約50cmのオスのヤギ(学名:Capra hircus)です。温厚な性格であり、攻撃的になることは確認されていません。老化の進行が一般的なヤギと比べ極めて遅い1こと及び現実改変の痕跡が存在すること以外は外見的、及び身体的異常性はありません。

過去にSCP-1623-JPと接触した経験のある人物(以降、対象)が身体的な危機的状況に陥った時SCP-1623-JPの異常性が発現します。その時、SCP-1623-JPに酷似した実体2(SCP-1623-JP-1と呼称)が出現し、対象に体当たりを行います。SCP-1623-JP-1を制止させることは現在まで成功していません。対象は体当たりされた直後に消失し、瞬時に1時間前に存在していた場所3に再出現します。これと同時にSCP-1623-JP-1も消失します。この異常性は対象がSCP-1623-JPに接触した回数や時間に関わらず1回だけ発生し、2回目以降は発生しません。しかしこの異常性の発生後に対象が再び接触を行うと再びこの異常性の影響を受けます。

SCP-1623-JPは20██/██/██、██県に存在していたマーシャル・カーター&ダーク株式会社の管理する牧場で発見されました。発見地点の牧場にはよく社会的地位の高いと思われる人物が出入りしていた事が周辺住民への聞き込みで判明しています。発見当初は異常性のないヤギだと考えられ財団フロント企業が飼育していましたが、回収を担当したエージェントが要注意団体の襲撃に遭遇した際にSCP-1623-JPの異常性が発現したため異常性が発覚し、収容に至りました。また、出入りしていた人物については押収された資料から身元を特定しています。

補遺1: 20██/█/██、Dクラス職員の人事ファイルの整理の際に、SCP-1623-JPの実験に参加したDクラス職員の犯罪歴の欄が改竄されているのが確認されました。調査等の結果判明した事実から、SCP-1623-JPが犯罪歴5を上記の異常性の発現と同時に抹消、改竄し他者に入れ替える能力を有しているという仮説がたてられています。

補遺2: SCP-1623-JPの回収地点に過去に出入りしていた人物ら6について調査は現在も継続しています。現在のところ容疑者が明確に否認している脱税事件は██件存在し、この内のほとんどがSCP-1623-JPの異常性による入れ替わりの結果である可能性があります。

補遺3: 20██/██/██、██山中の日本生類創研の施設の1つから以下の文書が発見されました。

日付: 20██/██/██7

依頼者: ██ ██8

依頼内容: 逃亡のための肉体改造

対応: 本人の同意の上でヤギに改造。自我の維持には失敗した模様。

追記: 経費削減のため同意の上でMC&Dに売却。

また、上記の文書と同時にSCP-1623-JPに酷似した実体の写真も発見されました。

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