SCP-1628-JP
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アイテム番号: SCP-1628-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1628-JPの群れの生息域の周囲を巡回し、一般人の立ち入りを禁止して下さい。担当職員は定期的にSCP-1628-JPの群れの観察を行ってください。

説明: SCP-1628-JPはアフリカゾウ(Loxodonta africana)の近縁種とみられる異常性を持つ生物種です。SCP-1628-JPの平常時の生態には一般的なアフリカゾウとの大きな差異は確認されていません。SCP-1628-JPの異常性はストレスを受けた際に発現し、周囲に有害な物質を散布します。(以下、この物質を物質-1628と呼称)物質-1628は透明なエアロゾルであることが判明していますが、組成は不明であり、異常な過程を経て防護服やガスマスク等の接触を防ぐ装備を貫通します。物質-1628がSCP-1628-JP以外の哺乳類の呼吸器に侵入した際、対象は「その場から退避したい」という強迫観念を抱くことが確認されています。この影響は非常に強力で記憶処理剤で除去することが不可能であるものの、物質-1628が浮遊していない場所に移動することで無効化されます。また、物質-1628が電子機器の内部に侵入した際には異常な回路のショートを引き起こします。

SCP-1628-JPはコンゴ民主共和国アンボワ・マランガの約110平方キロメートルの狭い行動圏内で群れで生活しています。平常時、SCP-1628-JPは基本的には物質-1628を散布することはありません。しかしながら、群れに別の動物が接近した際や、SCP-1628-JPが外傷を負った際等、ストレスを受けた状態では発光し物質-1628を散布します。以上から、物質-1628の散布はSCP-1628-JPが外敵から身を守るための反応であると考えられています。SCP-1628-JPの群れの生態の研究が2023年1月現在進行中です。

補遺: 2022年12月まで研究チームはSCP-1628-JPの個体の飼育、研究を行っていました。SCP-1628-JPの個体の飼育記録は旧版の報告書を参照してください。










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