アイテム番号: SCP-1636
オブジェクトクラス: Euclid Safe
特別収容プロトコル: SCP-1636は標準生物学的収容ユニットに保管されるものとします。SCP-1636の実験を希望する場合は監督研究者に依頼されるものとし、試験目的以外でユニットから移動させないでください。SCP-1636を保管していた収容チャンバーは外部から密閉されており、いかなる理由でも職員の立入りは許可されません。SCP-1636由来の微粒子の回収物は、サイト-89の異常オブジェクト保管庫で確認可能です。
説明: SCP-1636は人間の表皮であり、破壊不可能であることが判明しています。SCP-1636の形態については広範囲にわたる実験が行われており、現在のところ財団によるいかなる手段でも損傷を受けないことが確認されています1。当該オブジェクトは操作、伸展、および異常性のない皮膚と同様に、一般的な可動が可能です。しかし、SCP-1636に損傷を与えようとする試行は失敗することになります。SCP-1636の起源はヒト対象の表皮であり、死後もその異常な特性を保持しています。初期収容時、対象およびSCP-1636は単一の実体であると考えられていました。しかし被験者の死亡した後も、SCP-1636の効果は持続しています。
SCP-1636は1934/9/18に、イタリアのローマにおいて貫通不可能な皮膚を有する人間の子供に関する噂が報告されたことを受け、初めて発見されました。財団職員はこの噂を虚報として隠蔽し、SCP-1636を収容しました。その後、SCP-1636はサイト-89に収容され、Euclidに分類されました。
補遺-01: ファイル1636-01 — 収容沿革
1935-10-07 - SCP-1636の皮膚は身体とともに伸長しているように見受けられつつも、すべての点において通常の皮膚として機能しています。しかし、いかなる方法を用いてもそれを損傷させることは依然として不可能です。実験の結果、対象を負傷させることは可能ですが、これらの負傷が表皮に損傷を与えることはなく、代わりに身体の内部に損傷を与えることが発覚しました。
1936-07-20 - ██████博士は中皮腫を理由とする医療休暇が承認されました。後任の███博士には、██████博士の元居室および執務室が割り当てられました。
1936-05-20 - SCP-1636に配属された職員11名が中皮腫と診断されました。SCP-1636の影響に関する追加調査が開始され、全職員に対して強制的な健康診断の受診が命じられました。
1936-06-11 - SCP-1636の皮膚片も同様の異常な特性を有していることが発覚したため、SCP-1636は常に収容チャンバー内に留置するものとします。室内に通じる換気装置は、SCP-1636から生成される微粒子をすべて特殊収容ユニットに流入させるよう改修されました。
1941-02-07 - サイト-77における収容違反により、SCP-1636はサイト-77からサイト-89へと移送されました。
1942-11-13 - SCP-1636は現在思春期間近です。財団では静脈内治療を実施することができないため、SCP-1636はフィルター付きの大気ユニットが設置されている収容チャンバーに再収容されるものとします。SCP-1636の収容チャンバーに入室する全職員は、感染および曝露を防ぐために全身HAZMAT服を着用してください。SCP-1636の情動状態が発達中であるため、知的な刺激を供与するために名目上の服飾品が提供されます。
1945-01-12 - SCP-1636は軽度の痤瘡に罹患しているように見受けられます。 当該事象は週次の健康診断で発覚し、その際顎の下部に小規模の物質の蓄積が確認されました。SCP-1636は自身の顔面に触れてはならないという警告を繰り返し無視しているため、室内にいる際は拘束されています。さらなる状況の観察が進行中です。
1945-05-02 - すべての職員はSCP-1636の新しい収容チャンバーに入室する際は細心の注意を払うものとされます。当該オブジェクトには強力な鎮痛剤が投与され、職員が対象の頭蓋骨、胸、背中、喉に対する強烈な圧迫感の緩和を試行してますが、それは現在皮膚の下に存在する塊状の痤瘡胞によって引き起こされています。
1946-10-20 - 午後12時22分、SCP-1636の体部から突然痤瘡に関連するすべての身体の不純物が排出されました。検査の結果、SCP-1636の身体は新たな痤瘡に対して抵抗力を有していることが発覚しました。この新しい現象についての検査手順への自発的な協力と引き換えに、収容エリアに更なるアメニティーが追加されました。現在のところ、SCP-1636の要求は主に書籍および玩具です。SCP-1636には屋外の様子を描写したメディアを与えることがないよう配慮がなされるものとします。
1952-12-11 - 埋没毛2が要因となる重大かつ治療が困難な感染症を引き起こす可能性があるため、全身電気分解処理を施されました。
1963-05-16 - 広範試験により、SCP-1636が未知のメカニズムによって本体から大気中の不純物を排斥するように見受けられることが発覚しました。これは軽微な感染症にのみ適用されるため、SCP-1636の健康状態を維持するための現状の対策は変更されないものとします。
1970-05-20 - 定期検査は当日をもって終了されます。追加の検査を要望する場合は███博士に申請してください。
1993-07-20 - SCP-1636に加齢に伴う肝斑およびほくろが形成され始めています。対象はこれらが非常に痛みを伴うものであると報告しているものの、それらを除去することは不可能なため、より強力な鎮痛剤が投与されています。その年齢により拒絶的な副作用がより顕著に引き起こされる可能性があるため、対象への処方には細心の注意を払うものとします。注目すべき点として、加齢にもかかわらずSCP-1636の外見は1965年以来変化していない点が挙げられます。
2001-12-01 - SCP-1636は皮膚に関して"逼迫感"を訴えています。この趣旨については現在研究中です。
2002-01-07 - 14時22分、SCP-1636は突然激しい痛みの兆候を呈し3、床に倒れ込みました。職員が蘇生を試行したところ、SCP-1636内の体部が収容チャンバー内に放出されました。SCP-1636の遺体はカツオブシムシによって分解され、一時的に収容庫に保管されました。死後検査の結果、SCP-1636の表皮はその異常な特性を保持していることが発覚しました。収容プロトコルの改訂は現在検討中です。
2004-04-16 - 実験の結果、SCP-1636は未だに生命を有する皮膚に見受けられることが特定されるとともに、定期的に皮膚片が剥離し、体温が37℃であることが判明しました。SCP-1636が皮膚細胞から失われた質量をどのようにして回復させるのかは、摂食などにより質量を取り込む様子が確認されていないため、その方法は不明です。さらに、SCP-1636対象の死後、移動する様子も確認されていません。SCP-1636はSafeに再分類されました。



